腰部脊柱管狭窄症の入院と手術にあたって。

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腰部脊柱管狭窄症の入院と手術にあたって

初めての入院、初めての手術、1か月の入院で、困ったこと、入院前にやっておいた方がいいこと、また入院中での出来事、退院後にやらなければいけないこと、入院前から退院後までの流れなどを簡単にまとめてみました。
同じ境遇の方がいらっしゃいましたら、参考にしていただけたらと思っています。
後で気がついたことがありましたら、随時追加していきたいと思います。

 お読みになる前の注意事項

以下の文章は、私の入院と手術に基づいて記載していますので、年齢、性別、生活環境、自身の体力などで違ってきます。

また他の疾患をお持ちの場合でも違ってきます。

それに伴い、手術名、術後経過、入院期間、リハビリ内容なども大幅に違います。

各個人個人で違いますし、また入院や手術をされる病院によって違ってくると思います。

あくまでも参考までにお読みください。

詳しいことは、専門家のある病院にかかり、担当医や専門医にお尋ねください。

 入院前の症状

20代の頃からぎっくり腰のなどの腰痛を起こし、その度に病院にかかったり、整骨院で治療する。

30代になっても、1年に一度ほどぎっくり腰などの腰痛を起こす。

しかし、病院にかかっても、それほど効くような特効薬がなく、湿布や塗り薬をもらうぐらいで、あとは「安静」と言い渡され、段々と腰痛を起こしても、1週間ほど自宅で安静にするだけで病院にはかからなくなる。

40代を越える頃から、腰痛を起こすことが頻繁になり、またその腰痛も治りが悪く、痛みが持続することが多くなってきた。

そして、痛みも、若い頃と比べて激しく、立てない、寝てても寝返りができない、息をするのも激痛が走るほどの痛みになる。

病院にかかる1週間前のこと。

パソコンの椅子に座り、パソコンを1時間ほどやっていた。

休憩しようと立ち上がった瞬間、腰が激しい激痛に襲われ、その場にそのまま倒れ込む。

今回の腰痛は、今まで経験したことのない痛みだった。

息もできないぐらいの激しい痛みが腰に走る。

1週間ほど家で安静にしていたが、今回の腰痛は今までのものとはまったく違っていた。

痛みが全然引かないし、激しい痛みがあった。

立てない、動けない、歩けない。

これはおかしいと思い、1月の中旬に整形外科のある病院にかかる。

診断された結果は、「腰部脊柱管狭窄症」

「手術するか、これからこの痛みと付き合っていくか、どっちかしかない」ってことを告げられ、手術を決断。

入院患者が多くて、整形外科の手術も順番待ち状態だったので、すぐには入院できなかった。

また、手術で自分の血液を使うことになるため、貯血入院を3回に分けて、手術前に行わないといけない。

しかも、貯血と貯血の日程は最低1週間開けなければいけないみたいで、本入院は1か月先になる。

1月下旬に1回目の貯血入院(1泊2日入院)、2月上旬に2回目の貯血入院(1泊2日)を行う。

※ 貯血入院は、病院によって行ったり行わなかったりするみたいですし、手術の内容によっても違ってくるので、病院に確認してください。
また、貯血入院も1泊の病院もあれば、日帰りで帰れる病院もありますので、こちらも病院に確認をお願いします。

 入院から手術までの流れ

2月13日に入院。

入院当日に、いろいろと書類の記入があります。

病院の説明もあります。

また事前に保証人など記入して持参するものもあります。

手術は高額医療になるため、事前に、国保の方は各市町村の国保課に、社会保険の方は協会けんぽに、「限度額適用認定証」をもらってた方がいいです。

入院翌日に3回目の貯血入院をする。

入院中、血液検査、レントゲン、MRIといろんな検査や診断をし、最終的な診断は、「腰部脊柱管狭窄症」

手術名は、「腰椎固定術」ということを告げられる。

腰部脊柱管狭窄症の固定術の手術は、コルセットが必須になり、自分の体にフィットした完全オーダーメイドのコルセットを作るようになります。
(絶対かはわかりませんが、私の病院では先生からの作ることになりました)

※手術前にコルセットを販売してる事業所から採寸あり。

市販のコルセットより頑丈で丈夫な造りです。

オーダーメイドで丈夫なために高額になりますが、保険適用になりますので、私は申請手続きをして購入しました。(自己負担3割)

※一度、全額を支払い、後日7割分が戻ってきました。

それでも、自己負担額は1万円弱かかったように記憶しています。

手術前日に、麻酔医などからの説明があり、たくさんの書類に記入があります。

手術前日の夜から絶食です。

当日の午前中までは水分の補給できますが、私の場合は午後1時からの手術でしたので、午前10時には完全水分補給もストップしました。

 腰部脊柱管狭窄症の手術(腰椎固定術)

腰部脊柱管手術の手術時間は、2時間強だと思います。(私の場合)

全身麻酔でしたので、眠りから覚めた時は夜になっておりました。

 手術後の経過

手術翌日は、絶対安静です。

体にいろんなチューブが繋がれてます。

翌日からチューブは徐々に外され、なるべく早くベッドから起き上がり、早く歩く練習をするよう指導を受けます。

手術後2日から歩く練習。(まだ術後間もないのに?って思うかもしれませんが、私の場合は、静脈血栓塞栓症(エコノミー症候群)の予防と、足の筋力が衰えて歩けなくなるのを防ぐためと聞きました)

まずは、ベットから起き上がり、立つことからの練習。

そして、立つことができるようになったら、病院に設置されてる4輪歩行器を使って、歩く練習。

それに慣れてきたら、杖を使って歩く練習。

最後は杖なしで歩く練習を行いました。

杖なしで歩くまでになるまでに、個人差があると思いますが、私の場合は、1週間程度で歩けるようになりました。 (但し、すぐにはまともに歩けるほど回復しません。痛みがある、腰が不安定などで、まともに歩けないと思います。手術前の元気に歩く姿とは程遠いです)

脊柱管狭窄症のリハビリは、歩行器→杖→杖なしの流れですが、この流れが正解ではないです。

自分の体のことは、自分しかわかりませんので、杖を使ってリハビリをしてても、まだ無理だと思ったら、歩行器に戻ってリハビリを再開してもいいし、歩くのにまだ杖が手放せないのでしたら、1週間以上かけて杖を使って歩く練習をしても問題ないと思います。

こちらも、理学療法士の先生と相談しながら、やっていくといいと思います。

私から言えることは、「先は長いですから、焦らずに!」ですね。

腰部脊柱管狭窄症の手術後のリハビリは、とにかく歩くこと。

私はそう聞いて、ほとんど歩くことしかやっておりません。

入院中、歩く練習は病院のリハビリ室ではなく、病棟の階段と廊下を何往復もしておりました。

病院によって違うと思いますが、入院してた病院は、リハビリ目的で少々ウォーキングしてても、何も言われなかったし、問題なかったです。

  • 入院中は、コルセットを外すことは厳禁でした。
  • 術後の入浴は、立てない、傷口がふさがってないなどで1週間ほど入れませんでした。
  • 手術痕の傷口は縫ってはいなくて、皮膚用ボンドで塞ぎましたので、抜糸はありませんでした。
  • 腰椎を固定したボルトとプレート、あと人工の椎間板は、一生体内に入ったままで、数年後とかに取り出すようなことありません。(私の場合)

 退院後の注意

  • 生命保険会社の入院医療付きの生命保険に加入されている方は、退院時に入院、手術証明書をもらう。 (入院中に、担当医や担当看護師に報告していたら、スムーズにもらえます。ただし、証明書の費用が掛かります。金額は、病院によって違ってきます)
  • 3か月ほど、コルセットが必要だと聞いています。
  • 絶対安静ではないですが、重たいものを持つことは禁止されています。
  • 歩くことは率先してやって良いといわれましたが、自転車を乗ることは、やめるように言われています。
  • 退院後は、1週間に一度のレントゲン検査や血液検査があります。

※ これはあくまでも私の体験談をまとめただけですので、詳しい内容は、担当医や専門医、かかりつけの病院へお尋ねください。

入院手術の詳しい流れなどは、「入院生活のブログ」をお読みください。

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