今日は、住んでる地区の清掃活動の日です。
清掃活動と言えば、きれいに聞こえますが、この辺では通称・どぶ掃除。
一般的には、「自治会の一斉清掃」とか言ったり、「町内の側溝清掃」とか言ったり、「お役目」とか言ったりしますが、ここはストレートに「どぶ掃除」なんです。
またの名を「溝掃除」とも言ってます。
1年に一度、5月のこの時期にあるんですよ。
これまで父親が年に一度の清掃に出てましたが、今年2月に他界したんで、仕方なくoyageeが出る羽目に…
oyageeは腰を手術してて、腰を曲げての作業は非常にツライんだけど、近所付き合いもあるし、もし出なかったら何を言われるかわかんないから、出ることにしました。
麦わら帽子と厚手の手袋、長袖に長靴というどぶ掃除では当たり前っちゃあ当たり前の正装に着替え、工事現場のようなスコップを持って参加。
うちと隣の家の間に深い溝があるんで、そこの掃除の担当になり、まずはゴミやら泥やら木の枝やらを拾上げました。
そして、石垣に生えてる雑草取り。
タンポポとか、ツユクサ系の植物とか、苔とかを根こそぎ取っていたら、ここに植わってるはずのない植物を発見。
見たことのあるような葉姿…
これ、プテリスじゃあない?
E.T.の長い指のような葉姿は、プテリスじゃん!
何で、ここにプテリス?
それも、1つじゃあない。 石垣のあちこちに生えてる…
うちのプテリスの種子が飛んできて、根付いたんだろうか?
うちのプテリスはまだ2年目だよ?
しかも、種子が出るほど育ってないし、こんなに多くの種子を飛ばすほど大きな株でもないし…
これ、野生化してるプテリスじゃあないの?
市場に出回って販売されてる観賞用プテリスとは、微妙に葉姿が違うような気がする。
ここ、田舎だから、ちょっと行けばすぐに山がある。
その山に自生してるプテリス似のシダ類の種子が、大雨や台風などの洪水で流れ流れて、この溝に流れ着き、ここで芽吹いたんではないんだろうか?
どっちにせよ、これ、観賞用の植物として全然いけるじゃん!
これ、育ててみよ!ってことで、歩いて10歩の自宅に戻り、工事用の大きなスコップから園芸用の小さなスコップに持ち替え、野生化プテリスを採取。
大きい株から小さい株まで10株ほどいただきました。
他にも、シダ類の植物があったんです。
これ、シノブか?
これは、うちのシノブの枝がちぎれて飛んで行って、自生したんだと思う…
でも、よくこんな絶壁のような石垣にしがみついて自生できたもんだ。
普通は雨とか風とかで溝に落ちて、そのまま流れてしまうのに…
そして、なんとブライダルベールの苗までも自生して、生き延びてるじゃん…
どこまでもひたむきで健気なヤツ……
これは紛れもなく、oyageeのブライダルベールです…(笑)
溝掃除でプテリス発見? シダ類も? ブライダルベールまで…
どぶ掃除で見つかった他の植物
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これはマメヅタなのかな?
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これもプテリスに似てますね…
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これはちょっとわかりません。石の苔もいい感じに生えてますね。
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これはコケシノブ?
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これは新たな植物ではありません。うちが地植えしてるワイヤープランツをどぶから見上げた写真です。
Sample Content
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地区の溝掃除に初めて参加したけど、思わぬ収穫、予想を反して楽しかったです。
パチンコ屋よりも、雀荘よりも、競馬場よりも楽しい場所。
パチンコもマージャンも競馬もしないんで、面白さがわからない。
どぶ掃除の方がよっぽど楽しいじゃん!
どぶ掃除は、植物の宝庫、そしてoyageeの遊び場だな。
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とりあえず、鉢に植えるまではバケツに水を入れて水揚げです。
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こちらは小さめの植物ですので、バケツに入れたら、プカプカ泳いでました。いつものように、コンビニコーヒーの空きカップに入れて水揚げです。
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夕方、鉢への植替え作業が終わりました。全部で7鉢できました。
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小さめの植物は、ミニビニールポットに入れてミニ観葉植物として育てます。