ここは、外の軒下部分です。
いろんな品種がごちゃごちゃあるんですが、その中に「ヤンロ錦」という品種があります。
3年前に葉挿しから育てたんですけど、成長が悪く、弱っては、辛うじて生き残り、何とか復活。
すると、また弱っては復活を繰り返して、やっとここまで育ちました。
このヤンロ錦、「錦」とつくぐらいだから「斑入り」と思いきや、斑はあまり出ていません。
大和錦のように、特別珍しい斑入りではない品種も「錦」がついたりするので、もしかしてこれも特別珍しい斑入りではない「錦」の「ヤンロ錦」なのかもしれません。
さて、このヤンロ錦…
実は、2つの顔を持ってるんです!
2つの顔が、背中合わせなんです。
これ、胴切りした後、こうなったのではないんです。
1本立ちしてきた多肉を、茎の途中から切ると、脇芽がいくつか出てきて、その脇芽がほぼ同じ大きさに育つことがよくありますが、このヤンロ錦はそうではないんです。
胴切りは一切してないんですよ。
葉挿しから育てた苗が、いつの間にかこういう風に背中合わせになっちゃった…ってわけなんです。
多分、弱っては復活を繰り返したんで、いつの間にか同じ時期に2つの脇芽が出てきて、同じような大きさに育ったのかもしれません。
こういう姿の多肉苗を見ると、ついつい思い出してしまうのが、「ヤヌスの鏡」の裕美とユミ!
昔、大映ドラマと言う、セリフや言い回しや動きやシチュエーションにすごくくさくて大袈裟なドラマがあって、その1つに「ヤヌスの鏡」っていうドラマがあったんです。
普段はおとなしくて優等生の女子高生が、躾の厳しいおばあさまに折檻された時に、見た目、人格、口調が180度豹変した不良女子高生に変身するんです。
ドラマ「ヤヌスの鏡」に登場する裕美とユミは、どっちが本物とか、本人とかではなく、2つの顔を持つ女子高生だったんです。
優等生が「裕美」で、不良が「ユミ」
要は、ただの二重人格のドラマなんですよね。
ドラマ「ヤヌスの鏡」のオープニングテーマが流れるときに、ローマ神話に出てくる守護神の彫刻像が出てくるんですよね。
顔が前と後ろ、反対向きになってる彫刻が…
前後2つの顔を持つ守護神は、同じ顔ではありません。
違うようです。
我が家のヤンロ錦は、まるであの彫刻のようなんです。
どっちが前で、どっちが後ろなのかはわかりませんが、2つの苗、違うんですよ。
こちらは、青白い葉を持つヤンロ錦。
後ろは、やや紫色がかった赤みを帯びたヤンロ錦。
こっちが前?
こっちが前?
同じ茎から出てる同じ苗なのに、こんなに違います???
普通は、置き場所や肥料や日光時間や水やりなどで、同じ品種でも色や形や大きさが違ってくるものです。
しかし、このヤンロ錦は、同じ鉢に植わってる同じ茎から出た2つの苗なんですよ??
言い換えれば、一心同体の双子ちゃん苗のはずなのに…
こっちが後ろで、あっちが前?
いや、こっちがやはり前で、あっちが後ろ?
ヤヌスの鏡的に言えば、あっちが裕美で、こっちがユミ?
こっちが裕美で、あっちがユミ?
これぞ、「ヤヌスの鏡」ではなく、「ヤンロの鏡」!
どっちが裕美で、どっちがユミでも、どうでもいいですよね…
「ヤヌスの鏡なんて、知らない!」なんて言わないでください…
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みなさーん、昭和の懐古ブログについてきてらっしゃってます?
あまりにもマニアックすぎて、ついてこれなくなってきてるんでは???