存在感がなかった、カランコエの胡蝶の舞錦… 気づけば、一番の存在感に! 「いやいや、君! でかくなりすぎです!!」【oyageeの植物観察日記】

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「燃える男の~ 赤いトラクタ~ それがお前だぜ~~♪」

これ、トラック型の鉢プランターにいろんな品種の多肉苗を植え込んだ寄せ植えです。

夕日に背を向け走るトラック…

これ見てたら、ついつい「燃える男の~ 赤いトラクタ~♪」って口ずさみません?

緑色ですけど… トラクターでもないですけど…

この歌、知りませんか?

小林旭さんですよ!

知らない?

あららら…

寄せ植えを作ったのは、一番寒い時期の2月の頃でした。

なんでこんな時期に外で寄せ植えなんて作るの?ってぐらいの寒い季節でしたね…

その日は、比較的暖かかったんですけど。

5月ぐらいまで、色づきは植えた当初のままで順調だったんです。

その後、梅雨入りし、雨が当たらない場所に避難させ、梅雨明け後の真夏は真夏で、直射日光が当たらない場所へ。

しかし、あまりに日差しが足りないと冬時期の色づきがよくないって聞いてたから、たまには日差しを浴びさせたりして。

そして、台風が来ると言えば、一抱えもあるこのトラックを、高台へと避難…

これ、結構重いんですよ。

トラックのボンネットの部分まで土が入ってるんで、土とトラック型の鉢、そして苗まで合わせると、10kg以上は確実にあると思います。

結構世話の焼ける寄せ植えなんです。

どういう苗を植えてるかと言うと…

わかってるのでは、レディジア、エボニー、エメラルドリップ、銀武源、バイオレットクイーン、パンジー、ハムシー、乙女心、黄麗、虹の玉…

そして、ゴーラム(宇宙の木)の変種で、ゴーラムよりも大きいサイズのビッグホーン。

ビッグホーンは、元々はゴーラムだから、クラッスラ属になりますね。

コチレドン属からは、葉が丸い「だるま福娘」ではなく、葉が細長いただの「福娘」の方を植え込んでます。

後は、ピンクプリティ? クリスマス? ローラか、こころ?…も植わってたような…

この辺は名札がついてなかったので不確定… 微妙です…

そして、翌日、隙間を埋めるためにモフモフ系のカランコエなどを植え込んだんです。

やや黒っぽいモフモフ系カランコエは、黒兎耳だったと思います。

モフモフ系カランコエの代表格の月兎耳よりも、黒っぽいのが特徴です。

そして、カランコエからもう1つ、胡蝶の舞錦も植えたんです。

後は、ふちや角っこにタイトゴメ、ゴールドビューティー、レフレクサムかシルバーペットの脇役的存在のセダムやリトルミッシーなどを植えて…

何度も言いますが、リトルミッシーはセダムではなく、クラッスラ属になります。

結構バラエティー豊かな寄せ植えを作ってみました。

今は、こんな風になってます。

ほとんどの苗が夏を越してくれ、再び成長が始まり、徐々にですが色づきも始まったったようです。

一つだけ飛び抜けて、目立つ苗がありません?

これですよ、これ!

これは、胡蝶の舞の斑入り品種で、「胡蝶の舞錦」です。

胡蝶の舞錦は、目立たない場所に植えてたんです。

青い丸印のところ。

【2020年2月の植え込んだ当日】

植えた当日は、ビッグホーンと乙女心の間の植え込んだんです。

ほとんど影も形もないような存在でした。

そしたら、いつの間にかこうなっちゃって…

胡蝶の舞錦は、隙間を埋める要員のような苗でした…

野球で言えば、補欠だし、ダンスグループオーディションで言えば、次点の扱い。

欠員や辞退者が出れば合格だけど、現時点では不合格と言う立場だったんです。

隙間ができてしまったから、仕方なく植え込んだ…みたいなものです。

最終的には寄せ植えにしっかり使われてるんだから、結果的には合格なんですけどね。

ただ植え込んだ当初は目立たない子で、いるのかいないのかわかんない、影の薄い、存在感のない子だったんです。

苗は小さく、ビッグホーンと乙女心の苗に挟まれ、ほとんど隠れて見えてない状態でした。

先日、多肉の寄せ植えに胡蝶の舞を植えて、いい感じに色づいてるとご紹介しました。

あの胡蝶の舞は、斑入りではない胡蝶の舞。

こちらは、斑入りの胡蝶の舞で、「胡蝶の舞錦」なんです。

斑入りの部分が太陽光線の加減や寒暖差、また季節的なものが重なり、現在は斑部分がピンク色に色づいてきてるんです。

まだまだ色づくと思いますよ。

きれいなんですけど、でかいんですよ、これが!

存在感、あり過ぎです!

この寄せ植えのタイトルをつけるとすると、「胡蝶の舞錦とその仲間たち!」みたいになってません?

だから、他の苗が影響を受けてますね…

胡蝶の舞錦の真下の苗は、色が悪くて、成長も悪いです。

同じように、胡蝶の舞錦の大きな葉っぱに隠れてしまってた乙女心や黄麗は、紅葉すらしていない。

見るからに弱々しく、本来の緑色の葉はなく、白っぽくなってますね。

これが暑い時期なら、蒸れちゃって、葉がポロポロ落ちる「葉ポロ現象」になってたでしょう。

これは、胡蝶の舞錦の手前に植わってるレディジア。

これ、1つの苗なんです… 群生化してます。

そして、いい色に仕上がってきてますよ。

しかし、外向きのレディジアはいい色に色づいてるんですが、内向きのレディジアは、胡蝶の舞錦の葉に邪魔されて日が当たらなかったのか、色が赤く色づいてません。

胡蝶の舞錦って、この寄せ植えを作った当初、そして夏前ぐらいまではそんなに大きくなかったんですよ。

影の薄い、目立たない子だったのに、いつの間にかクラスイチの目立ちたがり屋さんみたいにばかでかくなっちゃって…

クラスで存在感がなくて、おとなしくて、卒業アルバムを見ても、同じクラスに、こんな子いたっけ?って子が、大人になって、NiziUのオーディションを受けて、合格して、テレビで縄跳びダンスを元気よく踊ってる…

胡蝶の舞錦って、そんな子のようですよね。

目立たなかった胡蝶の舞錦を、こんなに目立たせる存在にしたのは、oyageeの植え方と育て方がよかったからでしょうか?

毎日、胡蝶の舞錦に向かって、「君は気づいてないだろうけど、君にはエケベリアにはない素晴らしい輝きを持ってる! そして、斑入り品種と言う、他の苗にはない長所もあるんだから!」と褒めてあげたから?

oyageeのこと、これからは「多肉界のJ.Y.Park」と呼んでください。

しかし、グループでも、ここまで目立ってしまってはいけません。

調和がとれてないし、自己主張しすぎ!

1苗だけが存在感あり過ぎです!

多肉の寄せ植えって、いろんな苗の集まりで、いわば集合体…1つのグループです。

いろんな品種が植わって、いろんな品種の個性を出し合いながらも、1つにまとまってるのが多肉植物の寄せ植えです。

だから、1つの苗の個性が飛び抜けて強すぎのはダメ!

「寄せ植えは、それぞれの苗が個性を出し、競いながらも、互いの苗を邪魔しない協調性が大事なんです!」

oyageeのフィードバック? 名言ですね…

どうするかは、多肉寄せ植えのプロデューサーの手腕の見せ所です!

なんてったって、多肉界のJ.Y.Parkですから!

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さて、胡蝶の舞錦だけ抜きます?

それとも、この寄せ植えは、解体して個々に分解?

はたまた、長く伸びた部分だけ胴切り?

どうしましょ?

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