最近は、去年のクリスマスに作ったタニックカーのブログが続いてますが、タニックカーばかりだとつまらないでしょうから、本日は別の話題を…
と言いながらも、タニックカーのブログの話なのですが、先日、タニックカーの中央に植え込んだ多肉は、大きくてきれいに色づいた多肉なのに、名前がほとんど分からな子たちばかりでした。
それは… 葉挿しをやってたトレイの段階で、トレイごと落としてしまい、名札と苗がバラバラになり、札落ちさん…品種名が不明の子たちばかりだったんです。
トレイを落としたり、ひっくり返したり、結構やってるんですよ。
で、落ちた苗を拾い、再度育苗箱に植え直して…と。
名札は、いずれ分かった時にでも…と、育苗箱の端に1列に並べて…
【21.12.14のブログより】
こういうトレイが、まだ5~6枚あります。
そのうちの1枚がこれ…
この苗たちは、めっちゃきれいですよ。
秋ぐらいからは直射日光をガンガンに当て、寒くなった今の時期は水やりを全然してないし、雨にも当ててません。
水分を補給することで、くたびれてた葉は元気になるんだけど、紅葉した色が若干褪めたようになるような……?
気のせいでしょうか?
数日前に、少量の雨が降ったのですが、この育苗箱は家の前において、軒下まではいかなくても、家のちょっとした出っ張り部分の下なので、小雨程度なら全然濡れないんですよ。
完全に水断ちしてる状態なので、外葉はほとんどの苗がシワシワ…
南側の軒下ではなく、東側の家の前だから、風が吹き抜ける結構寒い場所なんですよね。
この育苗箱は、凍る直前まで行ったことがあると思います。
色づいてるのはただ単に紅葉してるのではなく、寒さが極限まで達したしもやけ状態では?なんて思ったりもしてますが…
水切れなのか、寒さなのかはわかりませんが、後ろの紅稚児はほとんど萎えて、葉の損傷が激しく、下葉は枯れてるんですよ。
この紅稚児、水切れのようでもあり、寒さのようでもあり…
こうなっちゃってるのは、どちらの原因かはわかりません。
ただ、このトレイの中で紅稚児の状態だけが明らかに違います。
どうも枯れる一歩手前のような気がしてならないんです。
何が違うのかと言うと…
それは、紅稚児はクラッスラ属で、他の苗はエケベリアだから。
クラッスラとエケベリアは、寒さに耐えられる気温が違うから、同じトレイに植えたらいけませんよね。
エケベリアは、凍る直前まで大丈夫、もしくは少々凍っても結構復活したりするんです(経験談)
しかし、クラッスラは結構寒さに弱い属性のようで、エケベリアは大丈夫でも、星系多肉や金のなる木などのクラッスラが、あちこちでダメになってる確率が高いんです。
この紅稚児は、寒さで傷んできてるんだと思います。
さて、本題に戻ります。
このトレイの苗も、今のところ品種名が不明なのです。
ただ、葉挿しの段階でトレイを落とした時に、名札が偶然にも苗のそばに留まってたり、かろうじて名札が根に絡まってたりした苗がいくつかありました。
名前は多分合ってるだろう…って言うのが、育苗箱の左側に植え込んでます。
太陽光線が反射して見づらいので、日陰に移動してみます。
ほら、「もしかして、何回か凍ったんじゃあない?」って言うぐらいのしもやけ色をしてますでしょ?
育苗箱の左半分が、とりあえず名前がわかる苗。
もしくは多分この名前で合ってるでしょう…って苗です。
名札は付いてるんだけど、その名札の文字が消えかかってます。
これは、ストロベリーアイス。
ベビーピンク色がめちゃかわいくないですか?
消える前に、新しい名札を付けておきました。
3つあるストロベリーアイスのそばにある紫色の苗が…
これは?
文字がほとんど消えてる…
これはなんて書いてるんでしょうか?
これは、2つの名前があるようだから、交配種ですね…
下は、「ケッセルリンギアナ」と読めますが、上は?
上が全く分からない…
一番上の文字が「ヒ」に見えるんですけど?
その下は、小文字?
「ッ」?「ャ」?「ュ」?「ョ」?
「ヒ」… 「ヒ」… 「ヒ、ャ」… 「ヒ、ュ」…
ヒューミリス????
ヒューミリス×ケッセルリンギアナ???
だけど、ヒューミリスもケッセルリンギアナも、1年中緑っぽい色で、どっちもほとんど紅葉しない品種です。
なっても、オレンジ色とか、薄いピンク色…
なのに、なぜ紫色になるんでしょ?
なんだろ? なんだろ?って目を凝らして、名札の角度を変えてみてたんですよ。
すると、見えました!!!
ルンデリーですね、これは!
光の加減で、消えてた文字の部分がはっきり浮き出てきたんです。
まるで、あぶり出しの絵のように…
マジックインクで書かれてた文字、消えたんですけど、名札が汚れや日焼けで黄ばんでて、マジックの部分だけが黄ばんでおらずに、文字が浮き出たように見えたんです!
この子、「ルンデリー×ケッセルリンギアナ」
危うく「名無し」になるところでした。
新しい名札を付けてと…
問題は、育苗箱の右半分です。
名札は隅っこに1列に整列しており、品種名は完全にわかりません。
名前はないけど、この子たちを「品種名不明」とか、「札落ち」とか言わせませんよ。
ましてや、「SP」なんて呼ぶのはもってのほか。
名札はないけど、ちゃんと名前があるんですから…
ところで、「SP」って?
たまに見かけますよね、多肉の名前が「SP」ってなってるのが…
しかし、「SP」は名前ではありません。
SPっていうのは、交配させて誕生した苗なんだけど、元の品種がわからないときに使うらしいんですね。
「スペシャル」という意味の「SP」ではなく、「Species(種)」の略号。
親や生まれがわからなくなってしまった子に、「SP」と付けるそうです。
たまに販売されてる苗を見てたら、「SP」という名で売ってる人がいるんですけど、あれってどうなんでしょ?
たまぁーにですけど、いるんですよ、「エケベリア・SP」で売ってる人が。
いつも、「名前がわからないのは、生産者? それとも、販売してるあなた?」って思ってみてるんですけどね。
SPって言うのは、品種名ではないので、形や色が違う苗でも、「SP」と書かれた品種がいくつも存在してもいいと思うんです。
だけど、これは生まれがわからなくなったときに付けられるだけ。
自分がわからないからって、「SP」を付けるのはいけないと思うんです… 違いますかねぇ?
SPで売られてる苗が、本当に生産者や交配した人が、元の品種名がわからなくてSPとし、その苗を入手した人がSPで売るのなら全然問題ないと思います。
だけど、見るからに「これ、ローラかココロかわかんなくなって、勝手に自分がSPって付けて売ってるんじゃあないの?」とか、「これ、育ててるうちに名札がなくなったんじゃあない? これ、明らかに〇〇でしょ?」って言うのを「SP」で売ってたりするのが…
確かに、「不明種」とか「札落ち」とかで売るよりは、「こちら、エケベリアのSPです」っで売ったほうがなんだかかっこいいし、「わたしに多肉のことは任せて!ちょっとばかり詳しいの!」アピールできるというのもあるんでしょうけど…
だけど、「これ、本当にSPなの?あんたが札をなくして品種名が不明になっただけじゃあないの?」って言うのをたまに見かけるんですよ、たまぁーにですが。
これがありなら、何でもありで、「ブロンズ姫」や「朧月」も、SPって付けて売ってもいいってことになりません?
そうなれば、100年後の多肉業界は、SPだらけの苗になってそうですけど?
ま、生まれがわからない正真正銘の「SP」を売ってるなら、別にそれでいいんですけど…
話が脱線しましたが、oyageeは、この子達を「不明種」や「札落ち」とは呼ばせません。
ましてや、SPなんて絶対につけません。
元の名前があるんですから…
「私は誰?」「あなたは…」の捜査開始です!!!
落とした時は、すべてが緑色で、小さくて、どの苗も個性がなく、ほとんど同じ苗の形だったんです。
しかし、ここまで大きくなって紅葉してくると、個性が出てきてますね。
名前がほぼわかる左半分は、同じ品種だから縦1列に植えてました。
しかし、右半分はどの品種が同じかわからず、適当にランダムに植えてたんです。
ここまで大きくなると、同じ品種の苗があちこちに散らばって植わってるのが確認できます。
ここで、「多肉deひとり神経衰弱!」
これは同じ品種だ!って言うのを、同じ色のマーカーで囲ったり、繋いでみました。
点線のラインは、合ってるのかどうかわからず、微妙で半信半疑です…
まずは、黄色のマーカーから…
これは、あれです! ラブファイヤーです、多分…
ほら、名札もしっかりありました。
紅稚児に隠れかかってますが、これが「ラブファイヤー」の名札。
ラブファイヤーって、大苗になって紅葉すると、葉にそばかすのような斑点が出現するんです。
購入時に他の苗とは違って、このそばかす斑点が特殊で特徴があったんで、覚えてるんですよ。
これは、「ラブファイヤー」で間違えないでしょう…
忘れないうちに、そばに挿しておきますね。
次は、オレンジのマーカーを神経衰弱してみましょう。
この時期に、青白い色をして、全く紅葉しない品種のようです。
名札から推測したら、そばにある「スノーバニー」じゃあないですか?
「スノー」とか「アイス」とかつく品種って、激的に紅葉しない品種が多いんです。
一部例外がありますけどね…
さっきの「ストロベリーアイス」のように、ほんのりピンク色に紅葉したりもしますが、目を奪われるぐらいの激しい紅葉はしないと思っています。
名札がそばにあるってことは、落とした時に、「多分、これはスノーバニーでは?」ってわかってたんだと思います。
ほぼ確実だから、名札はもっと近くに差し替えておきましょう。
さて、3つ目の苗は…
爪がツンツン尖って、ロゼット状のきれいな苗は?
これ、さっき、朝の多肉パトロールの時にちょうど見たんですよ、こういう苗を…
持ってきますよ、これ…
この苗に似てません???
これは、「プリズム」という品種。
桃太郎よりは葉が薄めだけど、桃太郎のように爪が印象的な品種です。
そばに寄せて、比べてみましょう…
ほら、これと同じ品種でしょ?
名札を探してみると…
名前が消えかかってるけど、プリズム、ありました!
これも、名無しにならないように、名札をすぐにそばに差しておきます。
さて…
ブルーのマーカーと、赤い点線のマーカーの苗がわかりません。
親苗が2階のベランダにあるかもしれないので、この2品種の神経衰弱は、また後日にでも…
さて、この逆さまに差してる名札は?
抜いてみたら…
マニアック???
マニアックという品種もあるんです。
これは、1階の軒下にありましたので、見てみましょう。
こういう苗なんです。
なんともマニアックな色…
だから、マニアックって命名されたんでしょうか?
んなことはないですよね…
この育苗箱には「マニアック」は植わってませんね。
多分、葉挿しの段階で枯れちゃってたんでしょう。
ないから、多分名札を逆さまにして、「一応マニアックも一緒に植わってたんだけど、もしかしてあるかもしれないし、ないかもしれない」って意味で、この育苗箱に差してたんだと思います。
もう1つ忘れてました。
プリズムのそばにあった濃い目の緑色で、葉のふちが赤くなってる、あの苗は?
この苗、左の苗から来てますね…
この苗は、トレイを落とした段階で名札がついてた、モーサンという品種。
何故か、名無しのエリアに紛れ込んでたみたいです。
危うく、名無しの札落ちさんになるところでした。
これが、多肉deひとり神経衰弱?
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人類初の多肉を使った一人神経衰弱なのです!?
誰もやらない?
やろうとも思わない?
それも、くっそ寒い早朝に????