クッカバラの株分け作業
急に「クッカバラ」の株分けをするようになったワケ
今、oyageeのブログは、googleやyahooの検索エンジンからいらっしゃる方がほとんどなんですが、その中でも検索ワードで「クッカバラ」で検索してoyageeのブログに辿り着く人が結構多いみたいなんですよね。
予想外の反響…
すごく嬉しいことです! 「ありがとうございますッ!」
そして、クッカバラの検索順位が、シンゴニウムに次いでメチャ高い。
シンゴニウムとクッカバラだけが異様に高いんですよ。
他の観葉植物は、40位台とか50位台なのに…
シンゴニウムとクッカバラ、あとセローム関連の搭載順位が1ケタになってるんです。
1ページ目ですよ、1ページ目…
ブログを始めてまだ2ヶ月ほどで、検索して最初の検索ページに自分のブログが表示されるなんて夢みたいで、メチャ嬉しいですよ。
これは大変喜ばしいことです!!
喜ばしいことなんですが、検索エンジンに表示されるページは、「クッカバラの管理|育て方や増やし方、失敗しないコツをご紹介」なんですね。
このページ、増やし方とか株分けとか簡単なことを書いてるだけで、詳しくは書いてないんですよ。
クッカバラの詳しい増やし方とか株分けの詳細を記載したページは、まだ1ページも作ってないんで、せっかく来てくれても速攻退室されてるんではないか…(汗)
お越しになったユーザーさんが、クッカバラの何を調べたくてここに来てくれたのかが、oyageeは全然把握できてない状態なんです…
クッカバラの特徴を調べてくれてるのか、増やし方を調べてるのか、子株のことを知りたいのか、クッカバラという名の由来は鳥からきてることを調べてるのか、まったくわかりません…
数秒しかアクセスしてくれなくて速攻退散されてるのが、なんだか申し訳ない気分と寂しい気分に襲われ、急きょ、今日、クッカバラの植え替え、子株の株分けを行いました。
独断と偏見で「クッカバラの増やし方を調べたくてここに来てくれたんだ…」と勝手に判断して、今日、植え替えました(笑)
そして、このクッカバラの株分け専用のブログを更新した次第です。
以下が、植え替え作業の手順ですので、どうぞご覧ください。
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クッカバラの植え替え作業の手順
親株にくっついている子株を切り離します。
実はこの親株、大きくなりすぎて、2~3年前に主軸の根元部分をカッターナイフですぱっと切ったんですよ。
すると、このように脇から子株が出てきてるんですね。
去年、5株出てましたが、2株だけは去年のうちに別の鉢に植えましたので、残り3株がまだ残ってる状態です。
今日のように子株を取り除くと、親株からどんどん子株が出てきます。
しかし、もう限界でしょうか…
親株自体が、見た目くたびれてる感じがしますので、もう子株は出そうにないですねぇ…
次に、
剪定ハサミやカッターナイフで接続部を切り離す前に、クッカバラの親株と子株の接続部分をどんな状態で繋がってるか確認します。
どこが繋がってるかをしっかり確認しておかないと、間違ったところを切ってしまった場合、子株を無駄にしてしまいますので。
すでに子株からは根も出てますし、それも1本ではなくていくつも根が出てますので、接続部分は見づらく、根が邪魔してるし、いろいろ入り組んでて確認が大変だと思いますが、しっかり確認しましょう。
子株は親株と接続してるところの、親株になるべく近い部分をハサミなどで切ります。
すでに気根が出てるものが多いので、その気根を子株の方に残してあげることで、新しく植える鉢では根が出てる状態からスタートですから、生長が早いです。
子株の気根は1本ではないです、数本出てるものもあり、中には気根が地中に伸びてるものもあります。
土に埋まってる根を切らさずに取り出すのがちょっと一苦労しましたね。
気根を出すぐらいだから、根の発達がいいんですよ。
すでに鉢底まで伸びてる根もありました。
子株の株の下をしっかり持って、引き抜きます。
「引き抜きます」と簡単に言いましたが、簡単には抜けません…
どこまで伸びてるかわからない根は、無理に引き抜くと切れてしまいます。
細くて長いスコップを使って、株の回りの土からそっとそっと土を耕すように緩めながら、株も軽くユラユラと揺らし、そっと抜くようにしましょう。
子供の頃、虫歯になった時の抜歯のことを思い出してください。
いきなり抜こうとしても抜けないし、痛いですよね。
ユラユラ揺らしてると、根元の歯茎が段々と緩んできます。
そうすることで痛みも軽減しますし、歯もきれいに抜けます。
あの要領です!(笑)
クッカバラも、回りの土を細長いスコップで緩めてあげて、抜けやすくしてくださいね。
もし掘り出してる途中で根を切らしても、落ち込むことはありません。
新しい土に植えたら、他の根がしっかり伸びてくれますから。
あとは新しい鉢に植えるだけです。
今回も、オリジナルで作った配合土を使います。
大体の目安ですが、赤玉土50%、腐葉土30~40%、観葉植物専用の土5~10%、ココヤシピートが入ってる「軽い観葉植物の土」5~10%です。
鉢に鉢底用の土を入れます。
土というか、石ですね。
ただし、その辺の道端に転がってる普通の石を入れると鉢が重くなりますので、軽石などの鉢底専用の石を入れてください。(鉢底の穴が大きな場合は、鉢底ネットで鉢底の土が流れ出すのを防ぐようにしてください)
次に、
配合した土を鉢の半分程度入れます。
3つの子株があるんですが、根の長さがそれぞれ違うんですね。
長い根を折り畳んだり、折り曲げて植えますと、ストレスがかかり、この株だけうまく育ってくれないと思うんですよ。
なるべく根をまっすぐ伸ばした状態で植えたいんで、長い根の子株だけを先に植え、土を被せます。
7割程度まで土を入れたら、今度は短い根の子株を入れ、鉢の9割程度まで土を入れます。
ここで土を目いっぱい入れないでくださいね。
土は、鉢の縁より2~3cmほど土を低くしてください。
土の方を低くしてないと、水やり時に鉢の際から水が溢れ出すだけで、水が土に全然染み込んでくれませんし、土も一緒に流れ出します。
まだこの時点では水やりはしません。
水やりをする前に、植え替えをした時の最後にもう一つやってほしいことがあるんです。
これ、結構重要なんですよね。
土を下の方に沈めてあげる作業をしなくてはいけません。
何故か?
土をただザーっと流し入れてるだけなんで、土の中で空間ができてるんですよ。
よくケーキなどのお菓子を作る時、空気抜きというかガス抜きしますよね。
型に生地を流し入れて、高い位置から型ごとテーブルにパーンと数回落とし、中の空気を抜くやり方をします…
ハンバーグを作る時とかも、両手でパンパンとキャッチボールして空気抜きしますよね。
ハンバーグのタネに空洞があると、おいしく焼き上がりません。
ケーキも、空気抜きをしないと、出来上がりがしょぼいですし、おいしく見えませんよね。
土に空洞があると、植物がうまく育ってくれませんので、箸などの棒で突き、鉢の中の空洞を土で埋め込みます。
その時は、ゆっくりと軽くやってくださいね。
せっかくの根を傷つけたり、切ったりしますので。
親の仇のように何度も何度もしなくても大丈夫ですから…(苦笑)
間違っても、ハンバーグ作りやケーキ作りのようにあそこまで激しくしなくていいですよ(笑)
それこそ、大事な大事な根を傷めますので…
植えた時に根がどの辺に植わってるかある程度把握してると思いますので、根を避けるようにして棒で突いてあげてください。
株分けを写真で解説
01. | はさみで切る前に、子株の位置や根の張り方などを目視で確認しましょう。(思わぬところに根があったりして、誤って切ってしまわないように) |
02. | 切りやすい株から切っていきましょう。 |
03. | 根が短かったので、簡単に取れました。 |
04. | 2つ目の子株はちょっと難関です。ゆっくりと切りましょう。 |
05. | 根が深そうなので、細長いスコップを使って掘り出します。 |
06. | 何とか無事に掘り出せました。根も切れてません。結構長かったですね。 |
07. | 3つ目の子株です。これ、根がいろんなところから出ています。根がどことどこの間を抜けて、どう這っているのか、しっかり確認しましょう。(3つ目の子株の根は、中心より右側にあるんですが、株の下を通り左へ這ってるんで、すごくややこしいんです) |
08. | 地上に出てる根を切らないように十分確認して、ハサミを入れましょう。 |
09. | 結構根が頑丈に張っていますので、手を使って揺すってみます。 |
10. | 竹串で不要な皮や枯れた根などを取り除いて、根がしっかり見えるようにします。 |
11. | こちらも根が深そうなので、細長いスコップを使い、掘り出します。(根の近辺にスコップを入れますと、曲がってる根だと切れる場合がありますので、少し離れたところにスコップの先を差してください) |
12. | 3株ともほぼ無傷で掘り出すことに成功しました。 |
13. | 鉢に鉢底石を入れます。 |
14. | 今回の土は、「赤玉土」「腐葉土」「観葉植物の土」「軽い観葉植物の土」を使い、この4つのオリジナル混合土を作ります。 |
15. | 100均の「軽い観葉植物の土」って、最近お気に入りですね。ココヤシピートってのが入ってるからか、水はけがいいし、土が硬くなりにくいので、結構重宝してます。 |
16. | 配合比率は、「赤玉土」5:「腐葉土」3:「観葉植物の土」1.5:「軽い観葉植物の土」1.5ぐらいだと思います。正確には計っていません。土の配合比率の正解はないので、何度か試されて、ご自分の黄金比率を探し当ててくださいね。 |
17. | 土を鉢の半分ぐらいまで入れて、まずは根の長い2株を先に入れます。(根の長さが違いますので、土の表面にちょうど同じ高さになるように、土の中で調整してあげます) |
18. | 土を少しだけ入れ、今度は根の短かった株を入れます。 |
19. | 土で埋めます。土は鉢際より2~3センチ低めまでにしてください。水やりをする時にある程度の余裕がないと、水がしみ込んでいきません。 |
20. | 株の間にゴミとか土が入っていたら、竹串を使って優しく取り除きましょう。 |
21. | 土がしっかり詰まるように割り箸などの棒を使って土を突きましょう。根がありますので、優しくやってくださいね。(鉢を持って軽くトントンしても、土は下に落ちていきます) |
22. | 枯れかけた葉や不要な葉は、この時にカットしましょう。手で簡単に千切れますし、心配ならハサミでカットしてください。 |
23. | たっぷり水やりして完成です。 お疲れさまでした… |
植え替え作業後の水やりは? 置き場所は?
水をたっぷり与えたら、子株の株分け作業は完了です。
今回のクッカバラは、3株ともすでに根が出てる状態ですので、たっぷり与えても全然問題ありません。
あと、水やりしたら、土が沈み込み、株が予想以上に浮き出た状態になることがあります。
空洞の部分があると、土が沈み込んだりしますし、軽い土を使っていたなら、水を含ませることで土が凝縮され、土自体が下がります。
水やり後、あまりにも土が減ってるような印象でしたら、土を足してあげて、もう一度水をかけ、すべての土が濡れてる状態にしてください。
置き場所は、これぐらいの時期ですと、涼しい日陰でいいと思います。
直射日光は葉焼けしますし、あまりにも日陰だと生育が悪いです。
また真夏の暑い時期ですと、風がないところだと蒸れてしまいます。
鉢の中の土も猛暑により熱くなります。
この後の水は、土が乾いてから与えるようにしてください。
根はまだ完全に発育してないですし、吸い上げる力がありませんので、常に土が水浸しだと、根腐れを起こす心配があります。
だけど、水切れを起こさないようにも気にかけてあげてください。
「土の水分は、今、どうなのか?」
植替え後から少しの間は、このことが気になりながら過ごすことになると思います。
土の水分状態を毎日チェックしてあげることをオススメしますが、忙しい人はなかなかそこまで管理できませんよね。
これが根付くまでの一番の取り越し苦労だと思います。
しかし、根付いて、新芽を吹き始めたら、もうこっちのもんですから(笑)
ある程度放っておいても大丈夫です。
まずは、
が、第一であり、生長への第一歩ですから……
以上、「クッカバラの株分け・子株編」でした。