「根が出るまで決して覗かないでください」…これって『 ゴールドクレスト版・鶴の恩返し』!?【 oyageeの植物観察日記】

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ゴールドクレスト挿し木をこれまで何回かに分けて行ってきました。

実は、これまでゴールドクレストの挿し木をやったことがなく、初めての経験でして、ゴールドクレストの挿し木は一般的には成功率も高くないみたいなこと言われてますので、毎日ドキドキ、ヒヤヒヤもんで観察しております。

 

「oyageeの知らない『ゴールドクレスト』の世界」(17.05.27更新)

「発根促進剤はoyageeの救世主になりゆるのか、それともただの白い粉で終わるのか?」(17.06.20更新)

他の植物の挿し木でしたら、数日もすれば根や葉に動きがあるんですが、ゴールドクレストの挿し木って、すぐに根が出るとか、葉がもさもさと茂ってくるとかの動きがほとんどなく、毎日観察してても、あまり楽しみがないんですよね。

だから、ブログで報告もなかったんですが、挿し木してから約1ヶ月半…

ちょっとばかり変化がございましたから、ご報告いたします。

ちょっとどころではないですが…(笑)

枯れた枝が徐々に出てきています…

最初はゴールドクレストの枝を剪定して、普通に挿し床を用意して挿す挿し木をし[A]余った小さい枝でもう1鉢作りました。[B]

同じ日に、水苔で切り口を巻いて根を出させる水苔栽培もスタートさせたんです。[C]

6月に入り、「土に直接挿しても育つんじゃ、ね?」なんて考えから、ミニポットにいつも植物を植えてる土を入れて、枝を土に直接挿したミニポットを3鉢作りました。[D]

最初に挿し木した枝があまりにも変化がないんで、失敗したかと思い、発根促進剤を購入し、別の容器に挿し木を作り、こちらも並行してスタート。[E]

後日、ゴールドクレストの挿し木には「赤玉土が最適」との情報を得て、確実に増やすことができそうな発根促進剤+赤玉土の最強コンビでもう1鉢作ったんです。[F]

いろんなパターンを試し過ぎて、ごちゃごちゃになってきました。

ここで一度、どういう状況なのか、現在の姿と植替え当初の写真を照らし合わせながら振り返ってみましょう。

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 [A]バーミキュライトへ挿し木(ノーマル) 

Aは、5月27日に枝をカットして、数時間水にさらして水揚げした後に、バーミキュライトに挿しました分ですね。

ノーマルパターンです。

言わば、これがoyageeの中では「基準」or「基本」と言っていいでしょう。

容器は2Lのペットボトルの底をカッターナイフでカットし、底には穴を開けて水はけをよくして使用しています。

現在、こちらは枯れた枝はあまり見られません。

目視で数えてみましたが、10本挿して、枯れてるのは1本のみ

残りの9本は今のところ生きてるみたいです。

生存率は90%と、非常に高い確率ですよ。

発根促進剤もつけてないのに、本当に育っているんでしょうか?

そして、これから育っていくんでしょうか?

ゴールドクレストの挿し木は失敗する確率が高いって聞きますから、本当に育ってるのか疑ってしまいます…

枯れてないってことは、安心していいのかな?

残ってる9本のうち、全部とは言いません、半分ぐらいの4~5本は根を出して、大きくなり、鉢植えしても見劣りしない立派なゴールドクレストもなってほしいですね。

 [B]余った小枝でバーミキュライトへ挿し木(ノーマル) 

Bは、5月27日に挿した分で、下葉をカットしないとバーミキュライトに挿せないんで、下葉をハサミで切り落としたんですね。

勿体ないと思い、これも別の容器に挿してたんです。

だから、すごく小さい枝ばかりです。

全長1センチ程度のものばかりなんですよ。

ほとんどの挿し木がマッチ棒の先ぐらいしかないんですけど、育つもんなん?…とか思いながらも、挿して育てているところです。

こちらも、それほど枯れていません。

小さい枝を33本ほど挿し木してますが、枯れてるのは5本ほどです。

残りの28本は生存中です。

今のところ、生存率は約84%

小さい枝なのに、非常に優秀じゃあないですか?

しかし、小さい小さい枝なのに、まだ枯れてないのが意外ですよ

小さい枝って、一番最初に枯れそうじゃあないです?

写真だと大きさがわかりづらいと思いますが、ホント小さいんですよ。

「マッチ棒の先」以外で例えるなら…

例えるものが思い浮かびませんが、しいて言うなら、消しゴムのカスぐらいですよ。

ホント、小さいんですから。

緑の部分を葉と呼んでいいのかわかりませんが、葉の量が少ないので、水分もそれほど必要しないから、枯れないんでしょうかねぇ?

これで、本当に根が出るんでしょうか?

根が出ても、うまく育ってくれるんでしょうか?

一人前のゴールドクレストになるんでしょうか?

……と心配しながらも枯れないんで、そのまま置いときますけど。

 [C]湿らせた水苔で水栽培風に挿し木(水苔) 

Cは、バーミキュライトに挿すところを、水苔に変えてるだけです。

こちらも、上記の[A][B]と同じ5月27日にやり、スタートさせました。

ゴールドクレストの挿し木を水苔で栽培できるって話を聞いたことがないんで、本数を少なくして3本だけ試しにやっています。

水苔には3本挿してますが、2本は葉が青々してますので、まだ大丈夫そうです。

しかし、1本は完全に枯れてます

生存率は2/3… 66%になりますね。

ま、成功してる方ではないですか?

このままうまく育ってくれれば…の話ですが。

 [D]土に直接枝を挿す直挿しの挿し木(観葉植物専用土のミニポット) 

Dは、最初に挿し木をスタートさせてから10日ぐらい過ぎてからでした。

「土に直接挿しても根付くでしょ? 根付かないことなんてないでしょ?」って思いから、やり始めたんです。

どの植物もそうですが、増やすのに挿し床を使って挿し木をやる意味がいまだに分かってなくて、「根が出るんだったら、最初から直接育てる土に挿してもいいじゃん!」って思ってるんですよ。

だけど、自信がないので、本数を減らして3本でスタートさせました。

土に直接挿したのは3本で、今、生きてるのは0本

全滅じゃあ、ないですか!!!

ゴールドクレストは、まずは挿し木で根を出させないとダメだってことがわかりました…

実は、土に挿して1週間したぐらいから、緑の葉の部分に艶や潤いがなくなってきたような感じがしてましたし、ダメかな?って予感はしてたんですよ。

普通の土では水を保つ能力がなくて、水分不足になったのか、最初は殺菌処理した土で根を出させないとだめなのか、その辺のところはわかりませんが、ゴールドクレストだけはいきなり土に植えるのはNGってことがよくわかりました…

 [E]バーミキュライトへ挿し木(発根促進剤あり) 

Eは、最強助っ人の発根促進剤を使っての挿し木です。

6月20日に、より確実に根を出させて挿し木を成功させようと「発根促進剤」を購入たんです。

こちらも、ペットボトルの底の部分をカットして使い、挿しております。

あれ? 調子が悪い…

12本植わってますが、緑色のきれいな形で生存してるのは3本のみ

2本は緑色の部分もありますが、枯れかかってます

残りの7本は茶色になっており、完全に枯れてます

生存率は25%… 低いですね…

発根促進剤をつけて植えたはずなのに、こんなことってあります?

どうしてなんでしょ?

 [F]赤玉土へ挿し木(発根促進剤あり) 

Eは、発根促進剤を使って植えたその2~3日後に、ネットでゴールドクレストの挿し木は赤玉土がいいって記事を読みましたんで、発根促進剤をつけて、赤玉土に挿してるんですね。

確実に根を出させたいんで、最強コンビの助けを借りて挿し木をしました。

こちらも… あれれ?

発根促進剤を使って、さらに「発根に適してる土」と書かれていた赤玉土に挿して、最強タッグで臨んだ挿し木が、ほとんど枯れてる…

6本挿して、一応きれいなまま残ってる挿し木は、たった1本のみです。

半分枯れかけてるのは2本。 でも、この2本は枯れるでしょうね…

すべて枯れて枝は3本です。

確率的にはたった16%ぐらいしか成功しないんですか、ねぇ…

だ、だ、大丈夫なんでしょうか? 発根促進剤を付けたのに…

きっと、発根促進剤のせいではありません。

枯れたのは、oyageeのせいですよ。

多分、薬剤をつけすぎたんだと思います。

取扱説明書に「つけすぎに注意!」って書いてましたから…

きっと、白い粉をつけた後、あまり払わなくて土に挿したような記憶があります。

これが、失敗の原因だったのかもしれません。

それか、5月中にスタートしとけば、まだ朝晩も肌寒く、日中もそれほど暑くはならなかったんですが、6月に挿し木をしたんですよ。

6月は暑い日は暑いし、さらに蒸し暑い。

ゴールドクレストって、寒い国の植物ですから…

きっと日本の暑さに参ってしまい、枯れたんだと思います。

それにしても、発根促進剤をわざわざ買って始めたのに、発根促進剤を使ってない方が枯れてないっていうのが不思議で、腑に落ちないですが…

以上が、個々の経過観察でした。

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枯れた枝は、もうどうしようもありませんので諦めます…

枯れてない枝は、すでにバーミキュライトの中で根が出ている、もしくはまだ出てないけど、出かかっているって思って、そのまま経過観察してていいんですよね?

これからも愛情持って管理していけばいいんでしょ?

あー! 土の中がどうなってるのか、掘り起こして根を確認したい!

根フェチのoyageeとしては、根が出てるのか出てないのか、気になるんです!

もう1か月以上、枯れてないってことは、まだ生きてる証拠ですよね?

1つの器の中に「枯れてる枝」と「枯れてない枝」があるってことは、枯れてない枝は枯れてないって思っていいんですよね?

あとから植えてる挿し木が枯れてて、先に植えてる挿し木がまだ枯れてないってことは、枯れてない方はまだ望みがあるって思っていいんですよね?

このまま順調に根を出してくれると思っていいんですよね?

「根、もう出てるんでしょうか?」  「まだなんでしょうか?」

ゴールドクレストの根って、いつ発根するんでしょ?

誰か知ってたら、教えてください…

あまりにも動きがないんで、気づかないように、根を傷めないように、土の中をそっと覗いてみたいんですけど…

「根が出かかってる間は、決して土の中は覗かないでください。

ゴールドクレストがこのように言ってるような気がします…

まるで日本昔話「鶴の恩返し」ゴールドクレストのようです。

だけど、好奇心に勝てずに鶴の機織り姿を覗いてしまったおじいさんおばあさんの気持ちが非常にわかるんです。

見ちゃあいけないって言われてるのに、ついつい見ちゃうのが人間のズルイ部分なんです…

しかし、たった一度の過ちが、取り返しのつかないことになるし…

今、ゴールドクレストの挿し木たちは、一生懸命水分を吸い上げて、頑張って根を出そう、出そうとしてるんです。

それなのに、根フェチのoyageeが根を見るためだけに持ち上げて、それがストレスになったり、水分の供給をストップさせてしまい、これまで順調よく育ってたのに、たった一度の根の確認で持ち上げ上げたせいで、枯らしてしまった…ってことにならないとも限らないし…

バーミキュライトの中って、一体どうなってるんでしょ?

覗いてみたいです…

だけど、やめときます…

もうちょっと、もうちょっとの辛抱です…

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