リアルお宝探検隊は今日も行く! ─甥っ子と1泊2日で山奥の秘境へ!─ 今回はどんな珍しい植物と出逢えたのか?【oyageeの植物観察日記】

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水曜日の23日はお宝発掘隊は今日も行く!でした。

昨日と今日は、リアル探検隊です。

ゆけゆけ! 川口浩! も真っ青です。

マジに山奥の秘境を探検してきました…

oyageeと甥っ子の二人旅… まさに大冒険です。

甥っ子が、こっちに来てる間に一度は行ってみたい場所があるみたいで、最初は、昨日と今日を利用して一人で行く予定にしてたらしいんです。

それが、何がどう間違ったのか、甥っ子の旅行にoyageeも付いていくことになりました。

保護者同伴状態です…

今回行く場所は、甥っ子にとっては初めての場所で、一人で見知らぬ土地を車で運転させるのが不安でしたし、まだ不慣れな運転で、しかもクネクネの山道、そのうえoyageeのボロ車に一人で乗せるのも不安でしたから、行こうかと迷ってたんですが、結局、この旅だけは一人で行かせようと考えてました…

すると、甥っ子の「行くところに、お宝あるかもよ?の言葉に、急にスイッチがON!

「じゃ、行くよ!」の返事をし、速攻準備して出発。

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目的地は、出発前にネットの地図で一応は確認できたんですが、すごい場所にありました。

まだか? まだ着かないか? え?まだなん?っていう場所にあったんです。

日本でもまだこういう場所があるんだ?ってぐらいの秘境中の秘境

途中から完全に民家がなくなります

道路は、車1台通るのがいっぱいいっぱいです。

途中で対向車がきたら、ぎりぎりまで避けて、無事にすれ違うのをじっと待機してる状態です。

ボロ車では登れないぐらいの急こう配の坂がいくつもいくつも続いています。

アクセル全開でも登れなくて、途中でマフラーからはボッボッボッボッ…っと変な音が出始めるし、マジにエンストしそうになっちゃいました…

途中から、スマホの電波届きません

完全エリア圏外です。

スマホをどこに向けてかざしても、アンテナ1本も立ちません…

もし、車が脱輪やパンクしたら、JAF呼ぼうにも呼べません

「日本でもまだこんな場所があるんだ?」と軽いショックを受けました…

携帯電話会社のよく使う売り込みキャッチフレーズで「日本国内、受信電波カバー率99.9%!」のうちの残りの0.1%にこの周辺は必ず入ってます、絶対に…

宿泊施設では、さすがにWi-Fi完備はしてましたが、宿泊部屋では電波弱いです。

少し動いただけで、受信不可になります。

直立不動でフリーズしたままスマホをいじるか、ベッドに横になって微動だにしなければ、かろうじてアンテナ1本立ちますが、少しでも動くと一発OUT! 「圏外」です…。

1階の受付カウンター周辺で使えるぐらいで、部屋ではスマホほとんど使えません…

もちろん、Wi-Fiの届かない場所では、スマホ画面はずっと「圏外」マークです。

だって、山奥ですから… ここは秘境中の秘境なんですから…

ここに来たら、「携帯機器は使えない」と考えてた方がいいかもしれません。

まあ、2~3日ぐらいはスマホを一切持たない生活も、それはそれでいいかもしれませんが。

行先途中の道路にヘリコプターの発着場マークが、何故か道路上のど真ん中に描かれてます。

大雨などでがけ崩れが起きた場合、道路が寸断されて孤立地帯になる地区がありそうな雰囲気でして、緊急災害時のヘリコプター発着地が道路の上にあるんですよ、ビックリです…

道路上にあるってことはここが唯一の平らな場所で、他に平らな地面がまったくないってことでしょうね?

確かに、見渡す限り、山の斜面のみです。

しかし、ヘリコプターの発着場がある道路は激狭です。

こんなところでヘリコプターが降り立てるんでしょうか?

古い民家が点在してますが、どの民家も屋根ごと崩れ落ちた廃屋です。

カーブを曲がると、そんな民家が突然目の前に現れるんです。

あまりの廃墟さに、正直ビビります…

もちろん、誰も住んでません。

すでに無人廃屋で、何十年間も人が住んでたような気配がなく、昭和初期に建てられたような旧日本式のボロボロの家屋です。

夏に肝試しをやったら、マジ怖い場所です…

宿泊施設スタッフによると、一番近いコンビニまで車で40分ほどと言ってましたが、そんなことはありません。

スタッフはいつも通い慣れてるから、そう思うだけでしょうけど、慣れてない人間だと最低1時間は確実にかかります。

それに、夜だと廃屋前の道路を運転しないといけないんで、買いに行こうにも怖くて行く勇気が出ません。

もし、食べ物の持ち合わせがなく、夜、おなかが減ったら、空腹にただただ耐え忍ぶのみです。

だから、食料と飲み物は、各自絶対持参です。

もちろん、宿泊施設は素泊まりのみですので、施設側からの食事の提供はございません。

今回oyagee達は、行きにスーパーへ寄り、ある程度の食料は調達してましたが…

ただその食料も、まったく手を付けてません。

この夜は施設スタッフとご友人たちのみでやるはずだったバーベキューパーティーに、何故か全く無関係のoyagee達に声をかけてくれて、参加させていただいたんです。

地元の料理やレフトラン経営してるオーナー手作りのイタリア料理をいただきましたので、買ってた弁当やカップ麺は食べてないんです。

そうなんです、本日の宿泊客はoyageeと甥っ子のたった2人のみでしたので、ご厚意で声をかけてくれたんです。

秘境でも、いいことがたくさんあるんです。

車の音工場の音人の声、全く聞こえてきません…

聞こえるのはセミの声

そして、近くを流れる川のせせらぎの音のみ。

あとは、無音状態です…

あっ!、宿泊施設が流してる心地よい音楽が遠くから聞こえてきます…

音楽に詳しいoyageeでも、どういうジャンルかわからない無国籍風の音楽で、この風景とは完全ミスマッチですが、逆に異国に来たような雰囲気になり、何故か心地いいんです

大きな杉の木やモミの木が植わってて、たまに風が吹くたびにざわわわわ…と葉や枝がこすれあう音がするんです。

騒音がまったくない無音状態から、突然何かが現れるかのように、ざわわわわ…の音が急に聞こえ始めるんです。

まるで、「となりのトトロ」猫バスが到着するような音です。

「トッ、トロ、トトロ~♪」ってついつい口ずさみたくなってきます…

山から吹き降りてくる風がメチャ気持ちいいんです。

人が住んでる下界とは、気温差10度違うかもしれません…

さっきまで汗ダラダラで運転してたのに、ここに来たら一切汗なんてかきません。

まるでヨーロッパのアルプス地方に来てるようです。

行ったこと、ありませんが…

建物も、洋風造りで素敵です。

ここにいると、いつしか「アルプスの少女」になったような気分です。

oyageeはオヤジですが、気分だけはハイジになれます。

老若男女、誰でも「ハイジ」になれるんです!

なれる場所なんです、ここは…

だから、「ハイジ」になっていいんですッ!

心がハイジになるのは個人の自由ですから…

体がハイジになるのは、回りが引きますので、ご遠慮ください。

夜は、回りに全く明かりがないから、もメチャクチャきれいなんです。

うちの自宅も田舎でそれなり星がきれいなんですが、街灯があったり、コンビニの明かりがあったりするんで、真っ暗ではないんですね。

ここは、バーベキュー用のLEDランプや建物の外灯を消したら、真っ暗闇です。

見上げれば、満天の星空です。

夜空には無数の星がキラキラチカチカ輝いてます。

普段、光が強い大きな星は見えるんですが、銀河系彼方の小さい星は見えないんです。

しかし、ここは違います。

小さい星までしっかり見えます。

まるで、「星屑の宝石箱や~」状態です。

完全に「星降る街角」です。

街角ではないですが…

しかも、この場所でムード歌謡を歌うのはやめてください…

合いの手入れるなんて、もってのほかです。

ここは、カラオケBOXではないんですから…

イメージ崩れます… ここでは相応しくないです。

ハイ、反省します…

田舎者で星空を見慣れてるoyageeが感動するぐらいですから、めっちゃきれいです。

だから、都会で生まれて育った甥っ子は、なおさらでしょう…

なみだ涙の感動もんだったと思います。

ホント、ここはoyageeの隠れ家にしたい場所です。

道のりさえよければ…

この2日間は、別に何するわけでもなく、ここへただ泊まりに行っただけなんです。

甥っ子が、将来の勉強のためにこういうところも行ってみたい、見てみたい、未知の世界を経験したいっていう、プチ旅行のさらに簡素なプチプチ旅行にoyageeは同行しただけなんですよ。

甥っ子の「将来やりたいこと探し」に、ただ付いていっただけです。

だから、何もしていません。

その土地のうまいもんを食って、自然の風景を眺めて、夜は施設スタッフや友人たちが開いたバーベキューにお呼ばれして混ぜてもらい、星空を眺めながら地元の人と話して、酔っぱらって寝て、朝、支配人が入れてくれたコーヒーを飲んで、外をブラブラしながら近辺に植わってたお宝的植物の撮影をして、チェックアウトしてそのまま帰宅

別に観光をするわけでもなく、わざわざ山奥に行ったのに、渓流で釣りをするわけでもなく、登山をするわけでもなく、ホント、これだけなんです。

短い時間でしたが、oyageeは新しい発見、いくつもできました。

もちろん、お宝植物も… おいしいものも… そして、初めて会った人とのふれあいも…

なんだか内容が濃い2日間で、充実した2日間でした。

甥っ子は、新しい発見はできたかな?

何か得るものがあったのかな?

  oyageeお宝植物PHOTO  

01.-04. 葉の形状が違うシダ系植物。こういうのを育ててみたいですね。今回はほとんど採取してませんが…

05. イノモトソウとシダの競演。

06. すごくきれいな苔を見つけました。一瞬「苔玉の周りに巻く苔に使えない?」って思ってしまいましたが、採取してないんですよ。このままにしておくのが一番きれいなんだろうな…と。

07. プテリスと同種である野生イノモトソウがこんなに生えてます。しかも、汚れや傷が一切なくてきれいです。

08. これはカズラの仲間ですね。

09. 透き通る清流と、土に含まれる成分のせいでオレンジ色した岩肌、緑の葉がなんとも涼しげです。

10. モミジの葉。紅葉時期にはきれいに色づくんでしょうね…

11. ウンベラータの葉にそっくりだと思いません?(笑)

12. 日陰にあった大きな岩の上に育ってた苔と、丸いのはマメツダ? そこに木の実が落ちてました…

13. 原生林があちこちで見られます。これは、ツタの仲間。アイビーの先祖かもしれません。

14. なぜか南国系植物が育ってました。バナナの葉ですか?

15. 夏の木漏れ日に癒されます。道幅狭くて、夏風景観賞にあまり浸ってられませんが…

16. 道端に落っこちてたいが栗。山里は秋に向かってます…

17. 物産所では、この土地で採取した植物を使った「苔玉」を販売中。これからチャレンジしようと思ってる「苔玉」をここでちとお勉強…

18. 物産所近くで見つけたピンクの花。

19. 今回採取したのはこの2株のみ。

20. 物産所で甥っ子が買ってくれた多肉植物。「多肉植物」としか記載がなかったので、oyageeが勝手に「多肉植物・Me」と名付けます。そもそも、これ、多肉?

  プチプチ旅行PHOTO  

01. 夏空と夏山

02. 大きな木と建物がハイジの家のようです。誰でも、「アルプスの少女ハイジ」になれます。なるのは自由ですから…(笑)

03. 真ん中に急な階段がある、この石垣、見たことがある…と思ったら、そうです、中一の時の林間学校でこの場所に来たことがあったんです。四半世紀以上前の記憶ですが…。

04. ここは小学校跡地で、現在も正門らしき名残がまだ存在しております。廃校後にキャンプ場になってたんです。そこにoyageeが中一の時の夏休み2泊3日学年キャンプで来ました。忘れていた当時の記憶が蘇ってきますね…。当時は昭和レトロを感じる古い校舎の佇まいでしたが、こんなオシャレに様変わりして…。

05.06. 施設内はシックでモダンな造り。妙に落ち着きます。

07. 2階浴室の窓が広くて開放的です。お風呂に入りながら、山の樹木が眺められます。仁王立ちしても、誰からも覗かれません。見るのは、鹿と猪のみ? 温泉でないのが残念… しかも、翌朝にはお湯が抜かれており、シャワーだけ浴びました。給湯なんで、翌朝まで置けばお湯は冷めるし、仕方はないんですが。

08. 2階の窓からはシンボル的存在のツリーが見れます。

09. スタッフのご厚意でバーベキューパーティーに参加させていただきました。

10. 明かりはLEDランプと施設の外灯のみ。あとは満天の星空です。

11. 翌朝、2階廊下のテーブルカウンターには、昨夜の飲みかけのワインが残ってました。誰か、遅くまで飲んだんでしょうね?(笑)

12. シックな階段と真っ白なコーヒーカップ。支配人からコーヒーを入れていただきました。

13. 浸食されたのか隆起されたのかわかりませんが、棒状に切り立った崖。手つかずの状態であり、秘境を感じます。

14. 険しい渓谷沿いを進んでいったり、橋を渡ったりして、段々と上流へ進んでいきます。

15. どこまで行ってもゴツゴツした渓谷、大きな石、緑深い樹木、澄んだ水……こんな状態の場所です。

16. 2日目も夏空

  うまいもんPHOTO  

01. 1日目は遅い昼食。地元のラーメン。

02. 行きの途中、地元物産所で休憩し、ご当地ソフトを堪能。

03. 夜はバーベキューにお呼ばれしました。イタリアンレストランオーナー手作りの、イワシと青じそとみかんのオーブン焼き。イタリア語の料理名を教えてくれましたが、忘れました… それと、手作りのポテトサラダ。

04. こちらは、直の炭火で焼いたかつおのたたき。

05。 ジビエ料理の鹿肉のステーキ。

06. 鹿肉を炒めた後に出た脂で作った焼きそば。

07. 2日目の帰り道、途中でジェラート屋に寄ってみた。原材料は、主に地元で採れたフルーツや野菜です。

08. ラズベリー&ピーチとかぼちゃのジェラートのダブルという異色の組み合わせを注文。甥っ子は、ミルクとチョコレートのダブルと至ってノーマル。

09. 山奥のパン屋さんにも寄ってみました。都会から移住し、夫婦でやっているパン屋さんらしいです。陳列されてるパンはシャッターチャンスを逃してしまい、最後に入り口付近の壁だけ撮影。

10. 最後に、近くの物産所で某雑誌で1位を獲得したことのある鳥の唐揚げを購入。

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