8月の後半に遊びに来た大学生の甥っ子なんですが、最近、なんか植物に興味を持ち始めたような話を聞いたんです。
遊びに来た時は、植物なんてまったく興味を示してなかったんですよ。
それが、滞在最終日にoyageeが育ててる観葉植物のことをいろいろ聞いてきたんで、何となくだけど、植物に興味を持ってくれたのかな?ってぐらいにしか思ってなかったんですが…
そしたら、自分の家に戻ったら、いきなりアボカドの水栽培を始めたって言うんですよ?
アボカド栽培を種から育てているらしいんです…
マジですかぁ?
植物に興味を持ってくれることはうれしいですけどね。
でも、そのアボカドの種を乾かしてたらしいんです。
それも、ドライヤーで…
どーした? 何故、乾かす?
水に浸けて栽培するアボカドの種を、なんでわざわざ乾かした?
しかも、ドライヤーで???
謎だ…
温めると早く育つと思ったのかな?
それとも、濡れてる種は、一度乾燥させてからではないと、水に浸けてはいけないと思ったのか?
ま、ドライヤーで乾かしてみようって、思ったことをすぐに実践する甥っ子、なんにでも、とりあえずやってみようと思った精神は、小さい頃の甥っ子を見てるようでかわいいじゃないですか…
うまく育つといいね…
でも、初めてのアボカド栽培、あまり上手に育てないでくれる?
oyageeの立場、なくなっちゃうから…
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すると、昨日、「苔玉作ってみた」ってLINEが来たんです。
えーーーーーーー! 苔玉?
いきなり苔玉? 何故、苔玉?
どーして、初っ端が苔玉なんだ? なんで、苔玉から手を出した?
謎、謎、謎だらけです…
甥っ子、植物に完全にハマったか?
確かに、oyageeは見てわかる通り、観葉植物&多肉植物大好き!だし、母親は蘭や花が好きだし、父親も菊や盆栽を育ててたし、入院してるおいちゃんも病室に山野草を置いておくほどの野草好きなんで、甥っ子の体内のどこかにも植物好きのDNAが流れてるでしょう…
植物好きの血筋を引き継いでくれてるのはうれしいですが、物事って順序があるっしょ?
いきなり苔玉は、上級者コースでしょ?
チャレンジャーだなぁ…
ここは、血筋を引いてないな…
うちの血筋は、ここまでチャレンジャーじゃあないですから…(笑)
うちの家系は、石橋を叩いて、叩いて、叩いて、壊れるまで叩いて、壊れたら渡らないという、超慎重派のビビリ家系ですから…
まず手始めに、100均で買ったミニ観葉を育ててみる、とか、簡単な寄せ植えをやってみよ、とか、水栽培できる植物をコップに挿して、様子を見てみたい、とか初心者向きから入るんじゃあないんです。
いきなり、苔玉ですよ。 ハードル高くない?
たまに、突拍子もないことを急に始める甥っ子… かなりのつわものです。
土は? 苔は? 縄は? 苔玉って、どうやって作るのか知ってるの?
植えた植物はシダ類に似てるけど、都会でよくもこんな植物があったね?
苔玉で一番重要なのがやはり回りに巻く苔なんだけど、苔、何を使った?
苔玉専用の苔を買ったのか?
まさか、側溝とかその辺に生えてる苔?
田舎暮らしのoyageeでさえ、側溝やその辺に生えてる得体のしれない苔を使うのは抵抗があって、わざわざホームセンターで苔玉専用の苔を注文して買ったのに、まさかリアル側溝苔を使った?
苔かと思って採取したもの、実は苔じゃあなくて、まさかただの藻とか、湿地帯に生えてる青海苔とか、でっかいカビの一種とかじゃあないよね?
どういう風に作ったのか、参考にさせてもらおうと思って、LINEで聞いたんです。
すると、作り方はネットで調べて、土は赤玉土がなかったから、とりあえず土を丸めたって返事が来ました。
どこの土よ? その辺の土?
土に巻く苔も、家の横に生えてた苔だっていうし、相当なチャレンジャーです、うちの甥っ子は…
ま、何事も、とっかかりは形から入っちゃあダメ。 アバウトでいいんです。
適当がいいんです。
そうです、植物を育るのに決まりごとやルールなんて、あってないようなもんです。
園芸やガーデニングに、難しい決まりは必要ないんです。
決まりに惑わされたり、とらわれたりしたら、余計に難しくなって、やるのが嫌になるだけ。
楽しめません…
自分の好きなようにやったり、好きなように育てればいいんだから。
で、枯らした時は枯らした時…。
次は失敗しないように育てればいいわけだし…
これ、見てください。
甥っ子の作った、初めての苔玉。
植物にこれまで興味もなく、多分観葉植物などまとも育てたこともないはずなのに、いきなりこれですよ?
「おぬし、なかなかやるなぁ」
なかなかいい感じじゃん。
普通は、巻いてる糸が見えないように細い木綿糸を使うみたいだけど、わざと太い縄で巻いて、「縄巻いてます!」アピールが、なかなかセンスあるわ…
巻いてる縄も、無造作、かつ、テキトーに巻いてるところも、いい味出してるよ。
テキトーに巻いてる風に見せてるけど、実は何時間もあーだこーだって巻いてはほどいて…の試行錯誤を繰り返してたのかもしれませんが…
それか、綿密に計算づくのうえで、最終的に無造作風巻き方を狙ったのかもしれないな…
だけど、その裏返しで、ほんと何も考えなくて、ただ単にグルグルグル~ってテキトーに巻いて、無邪気に「ほら、できた~」だけだったりして、ネ…(笑)
ところどころ、小粒のアクアボールっぽいものを飾って、オリジナリティも出してるし、白い化粧石、和テイストのお皿、苔玉、小ぶりのシダ植物のバランスもいい感じじゃん。
初めてにしては上出来なんじゃあない?
まだ一度も苔玉を作ったことのないoyageeが偉そうなことを言える立場じゃあないんだけど…(苦笑)
ヤバイ、先越された…。
苔玉の先輩じゃん。 師匠じゃん…
いきなりこういうのを作られたら、oyageeの立場がなくなるんだけど…
これで問題なく育って、一人前の苔玉に仕上がったら、弟子入りしなきゃいけないな…
大学生の甥っ子は、そろそろ将来進む道を考え始めてるみたいだけど、「俺の進む道が決まった! 苔玉、極める! 苔玉職人になる!」とか言い出さないでしょうね?
そうなったら、弟夫婦から「兄貴が変なことを教えたんだろ?」って大目玉食らいます…
甥っ子は、苔玉作り以外にもまだまだ他にも手を出してるみたいで、機会があればここのブログで紹介させていただきます。
どんな風に完成するのか、oyageeも今から楽しみだけど、あまりにも出来が良かったら、それはそれで悔しいかも?
負けてられませぬ…
これ、冗談抜きでマジに悔しいんですよ…
甥っ子の何でもやってみる精神に触発され、oyageeの苔玉作りと、植物のいろんな植え方を試したい!っていうチャレンジ精神が、いま、メラメラと燃えてきています…
完全に火をつけやがったな!(笑)