定価の割引後の半額のさらに割引で購入した得体のしれない植物は、指先が紫色に! 服にシミが! これってデンジャラス植物?【oyageeの植物観察日記】

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多肉植物の寄せ植えと一緒に、観葉植物らしき植物を購入しました。

一緒に購入した多肉植物のブログはこちらへ…

得体の知れない植物です…

これ、処分コーナーにあったんです。

結構前からあって、ずっと売れ残ったままだったんです。

正規の値段で売られてた時は一度も見たことがなく、処分コーナーで初めて知った植物なんです。

処分コーナーの鉢は、買い求めやすいように一律1,000円とか500円とか切りの良い金額になってるんですが、この時は1,000円に値下げしてました。

定価は1,500円ほどしてたようです…

古い値札シールがまだ貼ったままでしたから。

1,000円でもまだ高い気がするし、枯れかけの葉がすごく印象悪かったんで、購入を見送ってました。

第一印象って、人間でもそうですが、植物も結構大事じゃあないですか…

一目見た時、「きったなっ!」って思いましたから(笑)

この店に行くたびにこの得体の知れない植物は売れ残ってて、いつしか1,000円の半額の500円まで値下げされてたんです。

しかし、さらに枯れ具合が激しく、ほとんどの葉は茶色く枯れ、萎れてる…

そして株はくたびれてる、土はカラカラに干上がってる、色が全体的にくすんでる…と購入意欲が全くそそらない植物だったんです。

値下げしてもまだ売れ残ってるのがその証拠ですよね…

oyageeの観葉植物の即買い金額は500円

しかも、持ってない植物であること。

この植物だと、2つの条件が当てはまってるんで500円の時に買おうと思えば買える許容範囲でしたが、やはり、植物名がわからないからどんな植物か不気味である葉が枯れすぎてる株が乱れすぎてるでかすぎる…などの理由で500円の値段でも見送ってたんですよ。

処分コーナーには4鉢残ってましたが、1鉢も売れてません…

行くたびに4鉢が残ってます。

その後、さらに割り引かれて300円の値段がつけられてました。

300円のシールが500円のシールの上に張られたんです…

この植物、どこかで見たことあるようだけど、ないような…

そんな植物です。

この前買った斑入りのスパティフィラムに似てるように見えるけど、違う。

葉の付き方や葉柄の部分は、どちらかというとドラセナコルジリネに似てます。

  斑入りスパティフィラム  

  ドラセナ(もしくはコルジリネ)  

葉の質感や葉脈は、まるで笹の葉です。

葉の模様や形状は、斑入りの笹の葉のような「クマザサ」にそっくりです。

他に何かに似てる…と言えば、そうなんです、育ててるアマゾンリリーにもどことなく似てるんです…

  笹の葉  

  アマゾンリリー  

葉の大きさ、株の大きさは全く違いますが、濃緑色と光沢加減はアローカシア・アマゾニカにも似てますね…

  アローカシア・アマゾニカ  

最近、得体の知れない植物の名前が判明したんです。

名前のよくわからない植物をインスタから知ることが多いんですが、この植物の名前もインスタからの情報でした。

お邪魔してるインスタさんの投稿写真にこの葉と似た植物を育てられてる方がいらっしゃいまして、ここでこのインスタ写真売れ残ってる植物の葉が一緒だ!ってリンクしたんです。

繋がったんですよ。

で、ハッシュタグでこの植物の名前っぽいものを検索したら、笹の葉のように細長く、濃緑色の斑入りの葉の画像がたくさん出てきたんです。

名前は、ストロマンテです。

名前がわかれば一気に購入意欲が高まります。

名前さえわかれば、どういう育て方をすればいいかとか、冬越しの管理方法などがすぐに調べられるじゃあないですか…

何もわからないまま買ってしまうのは、やっぱり勇気がいりますよ。

それで、今日、多肉の寄せ植え3鉢と一緒に買ったわけなんです。

300円で…(笑)

今すぐにでも枯れそうなんで、早速、植え替えです。

土が砂漠地帯のようにカラッカラに乾燥してます。

ここまで鉢土がカラッカラに乾いてると、かわいそうになってきますよ…

店員は、どうして水やりしないんでしょうか?

捨てるようなぐらいの植物を破格の値段で売ってて、それでも売れ残ったら完全処分する方針だから、あえて水やりしないとか?

水道代ももったいないから、水やりを控えてるんでしょうか?

葉の枯れようは半端ないです。

以前、斑入りのスパティフィラムも枯れかけてる状態で購入してきたんですが、あれ以上です。

斑入りスパティフィラムより悲惨な状態です。

茶色く枯れてる葉を摘み取ったら、葉が一枚も残らずに丸坊主になってしまいます。

株元までカラッカラに干乾びてます。( 01.

新芽でさえ、葉が茶色に変色してるんですよ。

乳白色の葉も台無しです。( 02.

水切れというよりは病気のようにも見えます…( 03.

葉の裏は黒いすすのようなものがついてますけど、黒すす病じゃあないですよね?( 04.

まともな葉が一枚もなく、すべての葉が何らかの問題があり!で、最悪です…

だけど、復活させますよ!

ただ、今の時期に植え替えていいものかどうか…

この植物が熱帯地方などの暑い地域の植物だったり、発育が遅い植物、根が出にくい植物だったら、今の時期に植え替えても、復活は無理かもしれませんが、とりあえずやってみますね。

普通の植替えとさほど変わりませんが、一つだけ気になることがあるんです。

植え替え後に水やりしました。( 01.

すると、葉柄に赤ワインのような雫がついてるんです。( 02.-03.

最初、自分の指を何かの拍子で切ってしまい、出血したのかと思ってました。

だけど、違うようです…

最初は、「土の成分が流れ出して飛び跳ねたのかも?…」とか考え、あまり気にしてませんでしたが、ありとあらゆるところに紫色の水滴が…( 04.-05.

あちこちがワイン色に染まってくるんです。

まるでブドウの絞り果汁のようです…

ちょっとだけ気になりながらも、ホコリまみれで汚れた葉をきれいに洗い流してました。

すると、今度は服に赤ワインを零したようなシミが…( 06.

そして手を見ると、指先が紫色に染まってる…( 07.

この植物はデンジャラスな植物?

紫の樹液でも出すのか?と思いましたが、さっき枯れた葉を摘み取った葉柄の部分からは紫色した樹液は一滴も出てません…

この植物、紫色の色素を葉から出してません?( 08.

葉の表はそうではないですが、裏側が紫色なんです。( 09.

この紫色の色素が水に溶け出してるんではないかと…

これはちょっとばかり危険です!

「危険」と言いましても、体には害はないと思います。

体に害があるような植物だったら、即刻、販売禁止になるでしょ?(苦笑)

体が害がある!とかのキケンではなくて、植物の色素でその辺一帯が赤く染まります!

油断すると、手に紫色が着色します。

服に紫のシミがつきます…

石鹸で洗い、時間が経てば、指先の色はほとんど落ちましたが、服に付いたシミは落ちるかどうかわかりません。

今の段階では、まだ洗濯してませんので…

もし、この植物の植替えをする方は、手袋着用、そして汚れてもいい服を着てから行った方がいいかもしれません。

間違っても、真っ白のシャツやスーツ、ドレスなどで植え替え作業をなさらぬように…(汗)

それでは、ストロマンテの植え替え方法です。

枯れかけたストロマンテの植替え
━ 赤ワインのような樹液にだけは気を付けて… ━ 

01. ストロマンテは結構大きな株ですので、一回り大きめの鉢を用意します。
02. 赤玉土、腐葉土、ココヤシピート、観葉植物専用の土をブレンドしたいつもの配合土なんですが、今日は根の張りをよくするために「苦土石灰」も入れました。植替えが時期的に遅くて、根が出てもうまく張ってくれないかもしれませんので、根をしっかり張るよう、丈夫に育ってもらうように苦土石灰を入れました。量は適当です(笑)
(※使用される方は、袋に記載されてある分量通りのご使用ください)
03. 結構、根が張ってました… 根詰まりです。
04. ほとんどが古くて枯れてそうな根ですが、何本か白くて新しい根も出てますね。ちょっと期待ができそうです。

05. 新芽も発見! これ、ストロマンテの新芽ですよね?
06. 根がガチガチに絡まってたのでほどきましたが、根がすごく強くて硬い植物です。
07. これだけの根をそのまま植え替えても根の発育が悪くなり、株の生長も見込めませんので、2/3ほど切り落とします。
08. これぐらいまで切り落としましたが、正直心配になってきました… この時期、こんなに切り込んで発根してくれるんでしょうか?

09. 枯れた葉、茶色の葉柄など、残してても見た目がよくないだけですので取り除きます。
10. 枯れ葉、枯れかけの葉は全部取り除きたかったんですが、そうすると全部の葉がなくなり、丸坊主になってしまいますので、枯れてる部分が小さいものだけ残してます。
11. 鉢に鉢底石を敷きます。
12. その上に土を入れていきます。

13. ストロマンテの株を入れます。
14. そこに土を流し込んでいきます。
15. 土を入れあげましたら、棒などを使ってツンツンしましょう。ストロマンテの根は切ってもまだ根がたくさん残ってましたので、残ってる根の隙間にも土を入れ込んでください。
16. 鉢を持って軽く地面にトントンするのも効果的です。

17. 完成です。
18. あとは水やりをします。 ここでこの植物だけの注意点です。水に濡らすと葉の色素が溶け出すみたいです。どういうことが原因で紫色の色素が出るのかわかりませんが、手や服に着色しますので注意しましょう。
19. 完成です。
20. 葉が傷んでない部分を見つけて撮影してみました。この葉のこの部分だけでした(笑)

ストロマンテの生育の早さは、どうなんでしょうか?

うまく根を張って、生長してくれるんでしょうか?

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まだ名前しか知らなくて、寒さに強い植物なのか、弱いのか水やりは多めか、控えめか日光に当ててもいいのか、日陰を好むのかなど、まだ全然把握してないんですよ。

生長が確認できたら、すぐでも調べることにします。

以上、ストロマンテの植替えでした。

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