20年越しの真実がついに明らかに! 枯れたサボテンの土は、想像もしてないモノだった !? 「こんなのに植えていいんですか?」【oyageeの植物観察日記】

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今日、サボテンの植え替えをしようと思っています。

サボテンの一つ、「セレウスベルヴィアヌス」がちょっとやばいんです。

植え替える鉢はすでにあります。

サボテンのイラストが描かれたかわいい鉢を持ってるんです。

これ、以前も縦長の棘がいっぱいあるサボテンが植わってました。

実はこれ、20年ほど前に同僚から誕生日プレゼントでもらったサボテンの鉢なんです。

…だったんです!…かな。

その頃は全くサボテンに興味がなかったんですが、いただき物だから一応はちゃんと飾っておきましたよ。

あの頃は、今みたいにスマホやデジタルオーディオプレイヤーで音楽を聴く時代ではなく、家庭にはコンポがあり、コンポでCDを聴くのが主流でした。

ケンウッドやONKYO、パイオニア、ビクターなどのオーディオ機器メーカーがまだ元気だった頃です(笑)

サボテンはこのコンポのスピーカーの上に置いてました。

一番目立つ真ん前に…

もらった時は一番手前の前面に置いて飾ってたのに、月日が経つにつれて段々と奥まったところに入っていき、いつの間にか存在すら忘れ、数年後に部屋の片づけで出てきた時には、見事にサボテンの残骸となり枯れておりました…

この時、「え? サボテンって何もしなくても育つんじゃあないの? 枯れるの?」って思ったことがあります。

枯れたのがわかってからは、このまま置いてても復活するはずもないし、処分しようと思い、サボテンの残骸を素手で持ち上げようとしたんです。

そしたら、指の腹をブスッ!と思いっきり挿してしまって、その後は当たらず触らず状態に。

そのまま、またお蔵入りに…

育てたことを記憶から抹消?

…このサボテンの存在をなかったことにしたんです。

しかし、ある日、存在を失くしてた鉢を、大掃除の時にたまたま見つけてしまったんですよ。

でも、またどうすることもできずに、そのまま放置してたんです。

始末しようか、何か植えようかと思ってた矢先でした…

どうすることもできなかったサボテンの鉢、やっと日の目を見る日が来たんです。

今日植え替える「セレウスベルヴィアヌス」というサボテンを、この鉢に植えてあげようと思います。

20年近くこのままだったサボテンの残骸を取り除いて、一度土を全部出します。( 01.

茶色のイガイガは、いが栗ではありません。

ウニでもありませんよ。

サボテンの枯れ果てた姿です… 酷い…

土を掘り起こしてみようと、鉢の表面を硬い鉄の棒で砕いてみたんです。

これ、一見サラサラの土のように見えますが、表面はカッチカチに硬いです。

糊か接着液のようなスプレーを吹きかけていたんだと思います…頑丈に固めてます。

何度も突いてるうちに粉々になってきました。( 02.

そして、鉄の棒を奥底まで突いていくと…

中は思いっきり空洞でした…( 03.

土らしきものは一切ありません…

そして、中からは白いものがワッサワッサ沸いて出てきます。( 04.

何ですか、これは?

白いカビですか?

石鹸の泡ですか?

綿ですか?

なんなんですか、これは?

発泡スチロールじゃあないですかぁーーー!( 05.

ほぼ発砲スチロール!って中にサボテンが植わってたってことです…か?

ありえない…

発泡スチロールにサボテンなんて植えていいんですか?

土壌関係のものは一切なし…

上に赤く色づいた砂があり、それから下は細かく砕かれた発泡スチロールのみです。

発泡スチロールだけの土じゃあ、うまく育たないでしょ?

サボテンに発泡スチロールアリなんですか? ナシなんですか?

どう考えても、「ナシ!」でしょ?

こんなフカフカの空洞だらけの発泡スチロール土で、サボテンはどうやって根を張るんですか?

今の時代に、砕いた発砲スチロールにサボテンをテキトーに植えて、あとは表面を化粧石で見えないように隠して販売してたりとしたなら、一大事じゃあないです?

すぐにワイドショーや週刊誌で偽装だ、ねつ造だと騒がれません?

そこまではないですか…

だけど、今だと消費者や購入者の方が強いから、販売店か生産元に即刻抗議の電話ですよ。

今は、原材料とか生産地とか消費期限とかうるさいじゃあないですか…

何かあれば即座にクレームの嵐だから、作る側は管理や生産、品質とか厳重に厳重を重ねてるじゃあないですか…

モラルとか、コンプライアンスとかうるさい時代なのに、20年前のこのサボテン鉢のいい加減さときたら、開いた口が塞がりません…

20年前のなんだかゆる~くて、テキトーで、いい加減で、何でもあり!な時代を象徴するような鉢で、当時の世相や風潮が垣間見える感じです…

まあ、当時のそんなテキトーな時代がoyageeは好きでしたし、なあなあの時代、なんくるないさーのような… いい意味で、いい時代だったのかもしれませんけどね…

この鉢に植わってたサボテンが枯れたのは、oyageeの管理不行き届きではなく、空洞発泡スチロールのせいってことにしておいていいですか?

これで20年越しの懺悔と言いますか、罪がやっと消えたようです…(笑)

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枯れたもんは仕方ないから、次に植えるサボテンはしっかり管理していきますよ。

もちろん発泡スチロールなんてものには植えませんから、ご安心を…

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