今年の1月に、同じ場所で、同じ色の、ほぼ同じ大きさのピンクプリティを2鉢購入しました。
2つとも大きい株ではなかったですね。
直径3センチの超ミニサイズのプラスチック1号鉢に1株ずつ植わってるピンクプリティでした。
ただ、「ピンク」と言う名がついてるわりには、全然ピンク色になってない…
これは、これまで育ってきた環境が悪いんだと思い、実験をスタートさせたんです。
どういう実験かと言うと、簡単です。
1月30日の頃って、そろそろ春の足音が聞こえてくるような時期でしたが、まだまだ寒い日もあり、朝晩が急激に冷え込む時期でもありました。
ですので、1つは外に置き、朝晩の冷え込みに耐えてもらい、たまに襲来する寒波にも必死に耐えてもらうスパルタコース…
もう1つは室内に置き、日中は太陽光線が当たって部屋でポカポカ、夜も暖房の効いてる部屋でヌクヌク過ごしてもらう過保護ちゃんコース。
どっちが、よりピンク色になるか?の実験でした。
この2鉢のピンクプリティは、同じ大きさ、同じ色でしたので、見分けるためにお弁当ピックを立てておきました。
「Happy」の文字が入ってる水色ピックは、室内で管理する過保護ちゃんコースに差し、「HAVE FUN」の文字が入ってる黄色ピックは、屋外のスパルタコースに差して、「よーいスタート!」で始まったんです。
ただ、スパルタコースは、いきなり極寒の外へは出していません。
この実験が始まるまでは、暖房のあるoyageeの部屋に置いてたんです。
それをいきなり外へ出すのはあまりにも酷です。
寒さに比較的強い多肉でも、急激な環境の変化には耐えられないでしょ?
無理だと思います。
1月下旬というのは1年で一番寒い時期でしたので、寒さに慣らすために、暖房の部屋からまずは暖房のない玄関に1週間ほど置き、それから完全屋外へ出してみました。
外での置き場所は、軒下です。
霜は降りない場所ですね。
ただ、日中の晴れた日には、太陽がガンガン照り付けておりましたので、日照不足ではなかったです。
部屋に置いてた過保護ちゃんコースも、窓際の太陽光線が差し込む場所に置いてましたので、日中は日差しをたっぷり浴びてました。
水やりの回数は、同じではありません。
気づけば、どっちかに水やりしてた…という程度です。
だから、水やりだけは均等ではないです。
ただ、冬場ですので、水やりは何十回もやってません。
2週間に一度、もしくは1か月に1回~2回程度ですので、どちらかが極端に多い、少ない…はないと思います。
さて、スタートから2か月が経過しました。
本題の「ピンクプリティがよりプリティーなピンク色になったのは、果たしてどっち?」
スタート時点の1/30日の画像を比べてみましょう。
1/30 実験スタート当日
3/31 現在
確かに、2株とも色づいてはいるんですが、んんん、微妙です…
グラプトベリア属「ピンクプリティ」のピンク色って、これが限界なんですか?
これ以上、ピンク色に染まらないんでしょうか?
それでは1鉢ずつ見ていきましょう。
まずは、外で育てたスパルタコースのピンクプリティは?
葉が以前より肉厚になって、ピンク色になってます。( 01.)
爪の先(葉先)まできれいにピンク色です。( 02.)
ピンクと言うよりは、赤紫色っぽいですが…
だけど、この色は想像してたプリティーなピンクじゃあないですよね…
室内でぬくぬくと育った過保護ちゃんピンクプリティーは?というと…
色はほとんど変わってません。
部屋の中で寒さを感じることがなかったから、色づきが悪いんでしょうか?
色はともかく、葉が外で育ったピンクプリティと比べれば非常に薄く、しかも脆いです。( 03.)
葉にちょっと触れてしまったんですけど、付け根部分が緩んでしまいました。
これはボンドで引っ付けるわけにもいかないし、もぎるしかないですね…
それよりなにより、問題が発生してます!
害虫がついてますね…( 04.)
今、部屋で葉挿しを大量にやってるんですけど、別の葉挿しの分で黒い害虫を部屋へ連れて入ってるみたいで、この前、一晩中害虫退治に追われたんですよ。
あの虫が、このピンクプリティにも蔓延してます…
最悪です…
外に置いておけば、寒さや風などで害虫がつきにくいんですが、無風で環境の良い場所だと、植物は環境にいいんですけど、害虫にも環境にいいってことになり、気が付けば害虫が大量発生することが多いんです。
「室内だから、大丈夫」ってことはありませんので、お気をつけてください。
さて、色に戻りますが、どっちも多少ピンク色には染まってるけど、プリティーなピンクではないですね…
「Pretty」って、「かわいい」って意味じゃあないですか…
これは、どう見ても「かわいいピンク色」とは言い難いです。
Prettyって、「まあまあ」という意味にも使われるみたいなんで、「まあまあピンク」ってことです?
だったら、どっちの株もそこそこピンク色になってるんで、当たってるかもしれませんね…(笑)
結果、プリティーなピンク色になったのは、どちらでもなかったですが、よりピンク色に近づくのは、断然に屋外で育てた方!
多肉を色づかせるのは…
・日光をよく当てる。
・風通しのいい場所で育てる。
・昼夜の寒暖差。
この3つの条件が揃えば、ピンク色に近づきます。
多肉は、この3つの条件が揃って、初めて色づきます。
こういことが証明できたってことで、いいでしょうか?
実験検証のあとは、この2株は1つの鉢に植えて育てていきます。
同じ環境下で育てれば、同じような株に近づいていくでしょう…
プリティーなピンクになるか?…は別にして。
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もっとピンク色になる条件は…?
それはわかりません…
これからさらに研究です!