アイビーを増やそうと思ってつるを切ったが、そのまま数日放置してしまい、クタッとなってしまった…
アイビーの切り苗をもらったが、時間が過ぎたので葉がクタッとなった…
アイビーを茎挿ししたけれど、葉が萎れてクタッとなったまま…
こういう時、あなたならどうします?
1.捨てる?
2.とりあえず、もう少し様子を見る?
3.放置する?
4.見なかったことにする?
アイビーは、見た目のかわいらしさとは裏腹に強靭な植物です。
そう簡単には枯れません。
時と場合…あと若干の運にもよりますが、少々萎れててもアイビーは復活できます!
春は、アイビーを増やす季節でもあります。
さあ、アイビーを増やしましょう!
oyageeも、新入りアイビーを入手しました。
アイビーばかり増えてます…(笑)
これ、ミントコリブリと言う品種らしいです。
去年の8月に、テニス仲間のヨネ子ちゃん(仮名・年齢非公開)から復活を依頼されたアイビーと色や模様が似てますが、見比べると違いますね…
去年8月に預かったヨネ子ちゃんのアイビー
今回入手した新作アイビー
去年8月に預かったヨネ子ちゃんのアイビーは、見事に復活しております!
このアイビーも、ヨネ子ちゃんが持参した鉢に植え替えて、そろそろ持ち主のヨネ子ちゃんに戻さないといけませんね…
見事な復活劇と植替え作業は、また後日作業をしてブログで報告するとして…
ヨネ子ちゃんのアイビーの斑は、葉のふちに沿って入ってます。
このアイビーは、全体的に斑が入っていて、しかもきれいなマーブル模様になってる部分もあるんです。
葉の形も、ヨネ子ちゃんアイビーは尖った星型で、今日のアイビーは丸葉でふちがフリルポイレース状…と違いますよね。
新入りアイビーは、葉に張りがなく、さらに天芽部分の新芽がクタッとなってるんですね…
復活がダメそうに見えますが、諦めてはダメです!
こういう場合はまだ間に合います。
復活できます!
復活させましょうよ!
まずは、最初にやることは…
1 水揚げ(水切り)をしましょう。
よく切った花を花瓶に挿す時、ひと手間を行うと切り花が長持ちしたりします。
水を張ったバケツを用意し、水の中で茎の切り口をハサミで切ったりしませんか?
ああいう作業です。
切り口がどうしても水分を吸い上げる力が弱ってたり、吸わなくなってる可能性があります。
切り口をもう一度切り直すことで、新鮮な切り口から水分を吸い上げようとアイビーも頑張ってくれるんです。
アイビーのつるを切ってそのまま放置し、時間が経ってしまい、「しまったぁ!」って場合でも、もう一度水の中で切ってみることをオススメします。
意外と復活したりするんです。
本当は、水の中で切った方がより効果的ですが、今回は空気中でカットにします。
こういう時、カットしたらその場に放置せず、すぐに水の中に浸けてください。
この日はこの作業だけで終了です。
で、1日経過したアイビーを見てみましょう。
元気になってますよね。
だけど、まだ若干弱々しい姿です。
何故か?
それは、葉の数が多すぎるからです、多分…
葉の数が多いと、たくさんの水分を吸い上げようとします。
しかし、カットした苗やつるは、根がないので、切り口からしか水分を吸い上げられませんし、たくさんの水分を吸い上げるだけのパワーがまだございません。
こういう場合も起こりえます
復活方法の次の作業は…
2 葉の数を減らしてみましょう。
見た目が寂しくなりますが、アイビーの生育は非常に早いので、活動期に入りますと、すぐに葉をたくさん茂らせてくれます。
少しの間は葉の数が少ない、寂しい状態のまま辛抱してもらいましょう。
あとは、復活を待つだけです。
管理していくうえでの注意ポイントとして…
3 置き場所は、直射日光の当たらない日陰で管理してください。
なるべく日に当ててあげたい気持ちもわかりますが、根が出てなくて体力のない弱い苗です。
直射日光が当たると、それだけ葉がダメージを受け、またアイビーの体力も消耗してしまうので、根が出るのに時間がかかったり、根が出ないままさらに弱り、最悪の場合枯れてしまうかもしれません。
根が出るまでは、風通しの良い日陰で管理してください。
もし、この作業を行った日が朝晩が冷え込む時期だったり、寒冷の地域にお住まいの方なら、室内で管理した方がいいかもしれません。
寒さに強いアイビーでも、やはり寒い時期では活動が鈍ります。
寒いと、なかなか根も出てくれません。
1日でも早く根を出させ、早く土へ植え替えてあげたいなら、気温が最も重要になってきます。
4 気温15度がキーポイントです。
気温が15度以上なら、屋外の日陰の風通しの良い場所で管理し、15度以下になるようなら、室内へ取り込むことをおススメします。
すると、1週間ほどで発根の兆候が見られます。
水に浸かってる茎の節部分(葉がついてる、もしくはついてた部分)からポツポツと白いものが伸びてきます。
ここまでくれば、アイビーの復活は100%成功でございます!
もう心配はないでしょう。
さあ、春はアイビーを増やす季節です!
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アイビーは観葉植物の中でも非常に育てやすい観葉植物です。
アイビーを手に入れて、増やしてみてはいかがですか?