今、多肉の葉挿しに熱中時代!なんです。
「熱中時代」という学園ドラマがありました、懐かしいですよね…
そういう時代には生まれてないから、知らない?
あらら、そうですか…
暖かくなった今の時期は、葉挿しの季節でもありますし、葉挿しをするなら、今!でしょ?
そう! 「今!」…なんです。
葉挿しも、品種によって、時期によって、天候によって、気温によって、置き場所によって…など様々なんですね。
葉挿しは、一種の賭けです! 博打です!
百発百中!…じゃあないんです。
出るのも八卦、出ないのも八卦…
葉を土の上に置いたら、あとは「時の流れに~葉を任せ~♪」のみ…なんです。
葉挿しをする時は、一度に数枚から十枚程度同時にやることが多いんです。
数的にはそれほど多くはありませんが、全枚数がほぼ確実に根や芽が出るのもあれば、成功率50/50の時もありますし、10枚程度の葉挿しをしても、「えー?全然出ないで、全部枯れちゃった…」という全滅の時もあるんです。
例え、根が出ても、その後は芽が一向に出なかったり、芽が先に出たけど、根がなかなか出てこなかったり、根も芽も出たけど、途中で生長の勢力をすべて使い果たしたのか、枯れてしまった…っていうのもあります。
いろんな葉挿しがあって面白い部分もあり、悔しい部分でもあります…
だけど、葉挿しをやるなら、確実に成功させたい!!
特に、たった1つだけしか持ってない品種や希少な品種は、少ない葉からなんとか株を増やそうと思って葉挿ししたのに、待てど暮らせど一向に芽が出なくて、徐々に茶色くなり、最後はカピカピになって枯れてしまった…となると、悔しいけど、泣くに泣けないじゃあないですか…
何が悪かったんだろう?っていつも考えるんです。
土? 湿度? 光線? 風? この葉の運命だった?…と。
成功率を上げるには、どうすればいいのか?
たまに、多肉の葉挿しをやってる人の場面を見る機会があります。
その人の葉挿しは、根や芽が出てくる部分に白い粉をつけてるんです。
そうです!
発芽根する切り口に、発根促進剤を塗ってるらしんです。
発根促進剤って… んんん、どうなんでしょ?
多肉の葉挿しにも効果ありなんでしょうか?
去年、ゴールドクレストの挿し木に初挑戦したんですね。
「出来れば、成功させたい… いや、絶対に成功させたい!」って気持ちがあり、何度かに分けて挿し木に挑戦しました。
どうしても発根させたい気持ちが強くて、ついに発根促進剤のルートンを購入し、数回に分けた2回ほどに、切り口に付けてバーミキュライトの挿し床に挿しておいたんです。
夏前にスタートしたんですが、真夏は一向に動きはありませんでした。
しかし、秋になる頃に変化が出てきたんです。
挿し木は、透明のペットボトルの簡易挿し床に差してたもんですから、底から覗いてみることができたんです。
根が出てるようなんですね…
挿し木にしたゴールドクレストの苗を引き抜いて確認しましたら、根が出てるんですよ。
だけど、根が出てるのは、何もつけなくて、ただ普通に土へ挿した挿し木の方…
発根促進剤をつけた挿し木の方は、ほぼ全滅だったんです…
どうして、発根を促進させる薬剤をつけた方に根が出なくて、付けてない方に根が出るんですか?
発根を促進させる薬をつけてるのに、発根しないって、どーゆーことですか?
白い粉の付け方とか、使用量を間違えたりはしてないですよね?
oyageeと発根促進剤「ルートン」の相性があまりよくないと思うんです。
正直に言います…
発根促進剤の効果がまだよくわからないんで、あの薬剤の効果ってまだ半信半疑なんです。
本当に、ルートンを付けないよりは付けてる方が、より確実に発根はされるんでしょうか?
どうも疑い深くって、信じられないんですよ…
しかし、もう一度、試してみます、今回の葉挿しで!
数日前、サブセシリスの株から数枚の葉を拝借して、葉挿しをスタートしました。
茎の途中の葉が取れやすい部分を10枚程度もいだんで、今はとってもブサイクなサブセシリスになってます。
このサブセシリスの株を、本日全壊します… 解体するんです。
頭の部分はハサミでカットして茎挿しに…
生長部分の天芽は、数日間乾かしてから土へ植え込みます。
切った茎からは脇芽が出るでしょうから、このまま置いといて…
余計な葉は不要なのでもぎ取って、今日の葉挿しに使おうと思います。
で、半分はルートンをつけて、もう半分はルートンをつけないで、土の上に置いておこうと思うんです。
「発根促進剤をつけた方が葉挿し成功率が高いのか? そうではないのか? 発根促進剤って、実はあまり意味ないのか?」の検証スタートです。
7枚の葉が取れましたので、4枚にはルートンを、残りの3枚にはルートンをつけないで、葉挿し用容器の上にそれぞれ1列に並べてみます。
2列に並べてますが、各列は真っ直ぐではなく、あみだくじのように段違いにしています。
並べ方が下手なわけじゃあないんですよ…
ある程度成長した時に隣同士の芽や根とぶつからないように、なるべく距離を開けて障害物にならないようにと、チグハグにしてるだけです。
あと、葉を立てて並べてますが、これは特に意味がありません。
葉が縦でも横でも、芽が出る時は出る、出ない時は出ないんです。
立ててる理由は、1枚でも多くの葉を置きたいがために、立ててるだけなんです。
葉は横にベタって寝かせる方が安定するんですけど、葉挿し用容器がすぐにいっぱいになっちゃうんで、oyageeの葉挿しはドミノ倒しのようにすべて立てております。
今は葉の先に粉がついててわかりますが、時間が経てば風や水分の影響で落ちてしまうかもしれません。
どっちがどっちの葉挿しかわからなくなりそうなので、カラフルな食品用お弁当ピックを差しておきますね。
「Happy」の文字が入ってるブルーのピックの方は、「ルートンを付けてハッピー!」と覚えておいてください。
「Nice day」の文字が入ってる赤いピックの方は、「ルートン付けないでナイスデー!」と覚えておくと間違えないかもしれません。
余計にわからないです……か?
じゃ、「ブルーは付けてる!」「赤は付けてない!」ってシンプルに覚えておきます…
他にも増やしたい品種がありますので、アガボイデスとピーチパーフェクトの葉を数枚取り、サブセシリスと同じように、枚数の半分だけルートンをつける、もう半分はつけないってことにし、同じ列に並べてみました。
アガボイデスのエリアの手前の茶色い葉4枚は、多分、4枚とも根も芽も出ないでしょう。
すでに葉がふにゃふにゃで、枯れかけてる一歩手前なんですけど、なんだか捨てるのもったいない精神と、可能性が0.001%でもあるんだったら…という思いで、置いておきます。
これで芽が出たら奇跡でしょうけど…(笑)
さて、この結果はどうなるでしょうか?
発根促進剤をつけた方よりつけてない方が、発根率、発芽率が高かったら?
スポンサーリンク
その時は、いくらなんでも報告できません…
「発根促進剤をつけてない方が、根がたくさん出たんですよーー!
葉挿し成功率が高いのは、発根促進剤をつけてない方です!
多肉の葉挿しに、発根促進剤なんて、意味ないんです!」なんて、いくらなんでも言えません…
その時は完全スルーしちゃうかもしれませんので…