本日も、多肉の葉挿し情報です。
こう頻繁に葉挿しのことをブログに綴ってしまうと、いつか葉挿し専門家になってしまいそうです…
前回、葉挿しの「あんな子、こんな子、どんな子?ヘンな子…」をお伝えしました。
今日はその第2弾です。
今日は「葉挿しの中にも、怪物君ファミリーがいた!?」をお伝えします。
「怪物くん・第15話/「ブラックナイト…暗黒の世界へようこそ!の巻」
まず、この半透明の葉…
真ん中のオレンジ色になってる葉挿しは、前回ご紹介しました「織姫」の葉ですが、前よりもさらに透明度が増してます。
こりゃあもう復活は完全に無理です… 駄目ですね…
葉の表面も、異様にテカテカしてるんです。
これは、葉の内側の水分が外へ漏れ出してる風に見えます。
親葉が生命力を失って、葉の表面のどこか破れたんでしょう…
この後は、葉の内部の水がすべて蒸発して、あと2~3日で一気に萎んで黒く枯れてしまうと思います…
今、じわじわと水が漏れてる状態なんですが、隣の葉の元気な根っこがこの葉の方に伸びていってます。
これは、水分を求めて伸びていってるんじゃあないです?
植物の「根」って、株を安定させる為に土にしっかり根付く為でもありますが、基本は水分を吸う目的もあるでしょうし、その為に水分を求めて伸びるわけですよね?
それなのに、土に潜らなくて、より湿度の高い隣の葉の方に伸びていってるってことは、この葉の水分を求めて伸びていってるんでしょ?
この根は水を求めて伸びていってる!…としか思えません。
これが、本当に葉の表面ににじみ出てる水分を吸う為に伸びていってるとしたら…
まさに吸血鬼!
ドラキュラじゃあないですか…
血は吸ってないから、吸水鬼?
隣の葉は、ピーチプリデの葉挿しです。
次は、この葉!
ひと際目立つ葉挿しがあります。
大きさが半端ないです。
他の葉挿しの葉の2倍以上! …奥の葉と比べると、4倍以上もある葉です。
この葉は根がすでに出てるんですが、この根っこが、なんと石っころを持ち上げてるんです!
こんなことって、あります?
根って、こんなに力持ちなんですか?
まさに、怪力フランケンシュタインじゃあないですか!
怪力な根を持つこの多肉は、「パラグアイアイエンセ」という葉挿しです。
「フランケンシュタイン」と「パラグアイアイエンセ」、名前も何となく似てます…? 似てない…?
横文字に弱い昭和生まれの人間にとって、カタカナや横文字が5文字以上並んだら、すべて同じに聞こえちゃうんです…
図体だけがでかいパラグアイアイエンセの葉ですが、同じく図体だけでかいフランケンシュタインと同じで、見かけによらず、実は物静かでおとなしい性格の多肉!なんでは?と勝手に想像しておりますが…
次は、この葉挿し…
この葉挿しは、外で育ててます。
外の葉挿しは、初めてから2週間ほどですが、すでに根が出てきております。
外で葉挿しをした方が、発根・発芽する確率も高いし、動きも早いのは気のせいですか?
ただ、太陽の直射日光を浴びてる場所に置いてしまい、その後もそのままの状態だったので、上っ面が黒く変色してしまいました。
この葉挿しは、どこから来たかというと、徒長して葉と葉の間がスカスカになり、さらに花が咲いてさらに間延びしてしまった、あのブルーウルフ…
ブルー… ウルフ… ですよね?
オオカミ男じゃあないですか!
え? エルフ?
これ、ブルーエルフでした…
じゃあ、これ!
室内の葉挿しに戻って…
ここのエリアは、主にモケモケ系・モフモフ系の葉挿しゾーンになります。
右側が「月の光」という品種の多肉です。
今夜は満月…?
この月の光の影響か、左の葉挿しがすでに全身がもじゃもじゃの毛だらけで、オオカミ男に変身しかけてます。
明日には、完全に変身するかもしれません。
んなわけない?
隣の葉は、テディベアです。
月の光も、テディベアも、同じカランコエ属の多肉です。
この2つは、葉を半分にカットして葉挿ししております。
モケモケ系のカランコエ品種は、半分に切っても、切り口から芽が出てくれるんです。
だから、他のエケベリアやセダムよりも、何倍も増やせる能力が備わってます。
グリコのキャラメルは、「1粒で二度おいしい!」ですが、カランコエの葉は、二度だけとは言いません。
「1枚の葉で二度も三度も、はたまた四度だって、さらにそれ以上においしい!」んです。
半分の葉でも新芽を出してくるところなんて、まさに怪物じゃあないです?
ただし、あまり増やしても、夏の暑さに耐えられるかどうか心配なんですよね。
モケモケ系カランコエは、どうも蒸れに弱い習性がありますので…
実際、以前ブログで紹介した「チョコレートソルジャー」と「シナモン」がありました。
これもモケモケ系のカランコエ属の品種ですが、すでにやばいんです。
下葉の付け根が軟らかくなって、ポロポロ落ちてます。
この時期に、もう蒸れですか?
だとしたら、真夏の7月、8月はどうなるんでしょ?
先が思いやられます…
最後は、この葉挿し。
この芽、針で突いた跡よりも小さい芽なんです。
葉挿し用挿し床の土は、葉を立てやすいように土の上っ面に若干量の砂を撒いてます。
その砂の粒よりも小さい芽なんです。
この2つの芽、ただいま、生きるか枯れるかの瀬戸際です。
この2つは、モノケロティス錦とイブ錦の葉挿し。
どちらも、斑入り品種で、若干のレアものなんです。
そして、どちらも非常に小さい芽です。
だから、oyageeにとっては、特別扱いの主役級の葉挿しなんです。
まさにこの2つは、アニメ「怪物くん」の主役である怪物くんクラスじゃあないですか!
「葉挿しランドの王子だぞ~♪」なんです。
王子様なんだから、この2つの芽は枯らすわけにはいきません。
だけど、どうすることもできません。
触ったり、掘り起こしたり、移動させたりなんてしたら、一発で枯れてしまいます…
日々、見守るしかないですな…
スポンサーリンク
イブ錦の方は、親葉もすでに枯れてしまい、結構やばい状態です。
明日には消えて姿かたちがなくなってそうなぐらいんですが、モノケロティス錦の方は、親葉は一応はしっかりしております。
そのせいか、芽も若干大きくなってるような、ないような…?
願望入ってます? 気のせいですか?