サンセベリアのシルバーキングの葉挿しは、5月末にご紹介しましたよね。
前回はこのような状態でした。
【19.05.30のブログより】
そして、今はこんな状態です。
【19.06.22 現在】
鉢の奥側に葉挿ししてるのがシルバーキングです。
5/30日の「Before」と、現在の「After」、どこが違うのか?
「間違いは、3つ?」
新聞や雑誌とかに載ってる暇つぶし用の「間違い探し」のようになってます?
前回と比べて、明らかに違いがありますよね?
子供たち、タケノコのように出現してません?
鉢の真ん中付近の葉挿し、前回は顔を覗かせてなかったのに、今は葉挿しの向こうからちょこんと顔を出してくれてます。
ここにきてグングン成長してます!
これ、見てください。
上から見ると、こんな風です。
葉挿しの葉から、なんと、5つのかわいい新芽が登場してるじゃあないですか!
サンセベリアの葉挿しもそうですが、サンセベリアの株本体も、暑くなると成長が一気に加速しますね。
他の品種のサンセベリアも、どれも動きがあるんです。
頼もしい限りです。
夏になった途端、一気に元気になる植物は、今のところ、モンステラ、クワズイモ、そしてサンセベリアと言っていいでしょう。
この3植物は、気温が25度を境に成長が一気に加速とすると考えていいと思います。
しかし、残念なお知らせです…
何が残念かというと、色ですよ、色…
シルバーキングって、アイスグリーンと言いますか、ミントグリーンとでも言いますか、すごく白っぽい緑色をしてるんです。
こちらもシルバーキングです。
このシルバーキング、親株は緑色が濃くなってますが、子株はこんな感じです。
子はしっかり白っぽい色をしてますよね。
この色が少々希少価値があり、人気なのです。
しかし!
シルバーキングの葉挿しから出てくる子株は、全然白っぽくありません。
この色、この模様、どこかで見たような?
隣に植わってる子株と、葉の色も模様も一緒じゃあないです?
隣の子、これ、ローレンティの子株なんです。
ローレンティっていうのは、これです。
一昨年、この鉢にローレンティの葉挿しをし、1つだけ生き残ってる子株なんですよ、これ…
両サイドに黄色に斑が入って、葉が細長い品種がローレンティ。
葉に斑が入るローレンティを葉挿しすると、葉から出てくる子株は斑や模様がないままです。
このローレンティの子株とシルバーキングの子株は、葉の色も模様もほとんど一緒なんですよ。
こんなことって、あります?
斑がなくてただの緑色の葉の品種を「トリファスキアータ」と言うらしいですが、これはサンセベリアの基本…
「トリファスキアータ」は、「原種」ということになるんです。
となると、斑入りのローレンティが原種に戻るってことは、「先祖返り」ってことですよね?
斑入りの多肉植物が、葉挿しなどで斑がなくなることを「先祖返り」と言ったりもしますが、サンセベリアにも先祖返りってあるんですね…
だけど、シルバーキングは模様ではなく、色なんですよ。
白っぽい色が最大の特徴で魅力的なのに、葉挿しで出てきた子は、あの白っぽい色が消えて、ありふれた色になってしまうでしょうか?
これはショックです…
かなりショックです…
楽しみにしてたんですけど…
親から地下茎で繋がった子株を大事に大事に育てるしかないんでしょうね…
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とりあえず、上の写真の親株から出てる白いシルバーキングBabyをしっかり見守り続けます。