増やす目的で、夏前に植えたいくつかの観葉植物があるんですが、どれも調子が悪いんです。
そのうちの一つがポトス…
クリーム色が強いマーブル模様のポトスです。
これ、詳しい品種名は「グローバル」か「ステータス」だと思います。
どちらか、忘れてしまいました。
グローバルとステータス、どちらも似てるんですよ。
見分けがつきません。
しいて言えば、グローバルの葉は面長な葉で、ステータスの葉は丸葉…
そう思ってるんですけど、違います?
名札をすぐにつけておかないとだめですね…
多分、このポトスはステータスだと思います。
そのステータス、夏前に茎をカットして土に挿しておいたんです。
気根が伸びてる茎でしたので、すぐに根付くと思ってました。
ポトスは、いきなり土に植え込む「いきなりポトス」をやっても、増やす季節を間違わなければ、ほぼ成功します。
増やす季節というのは、5月~9月ぐらいまでだと、水やりさえ忘れなければ、根が出てうまく育ってくれます。
しかし、うまく育ってくれてません。
その原因を探るために鉢ごとひっくり返して、土を一気に出したんです。
そしたら、何ですか、これは…
まず、根がまるっきり伸びてません。
何故、根がうまく伸びてくれないのか?
「土」なんです…
土が悪いんでしょう…
土がポトスと合ってないんです。
土の中でうまく発根しても、土が合わなければ、うまく根付かないんです。
うまく育つ条件として、植物と土との相性もあるんですよね…
相性が良かったら、すぐに発根して、土をしっかりつかんでくれて、グングン生長するし、相性が悪かったら、発根してもなかなか根付かないんです。
植物によっては、成長が遅いのもあれば、枯れてしまうのもあります。
クロトンやゴムの木、ドラセナなんかの樹木系観葉植物は、根が太いから、うまく根付かないと枯れてしまうんです。
土があってるかあってないかは、植物の成長を見ればわかりますけど、他にもわかる方法があります。
それは、「水やり時の水はけ」ですよね。
水をしっかりやっても、鉢底からきれいに流れ出てくれたら、土がいい証拠ですし、根もしっかり張ってくれてます。
しかし、いつまでも水が鉢に溜まったままだと、土が悪いってことになります。
また反対に、水やりした途端、一気に水が底から流れ出てしまい、水はけがよすぎるのも、土が悪いってことになります。
このポトスが植わってた土は、こんな状態でした。
これも、何ですか、これは?
固まってるんですよ。
しかも、きれいな3層に分かれてるじゃあないですか!
まるで、3層仕立ての贅沢プリン状態。
1層目がカラメルで、2層目がチーズ風味のなめらかプリンで、3層目が昔ながらの定番カスタードプリン?
これじゃあ、水はけがよくないですよね…
ちょっと見てみますよ。
1層目が鉢底部分になります。
そこには、粗目の石を敷き詰めてました。
この時は、やや大きめのボラ土を使用してたんです。
2層目は、目の細かい赤玉土や腐葉土です。
ほとんど粉のような泥が、ここに集まってます。
で、3層目が、比較的粒の大きな赤玉土や鹿沼土、あと腐葉土の中に含まれてた小枝や木くずになってます。
植え込む前、土はしっかり配合したんです。
…つもりです。
しっかり混ぜたつもりなんですけど、混ざってなかったんでしょうか?
土は赤玉土、腐葉土などをメインに、あとはその時にその場にあるパーライト、バーミキュライト、市販の観葉植物の土…などを使ってます。
比率は適当ですが、赤玉土が3~4、腐葉土が3~4、その他が2~3ぐらいだったと思います。
植物を植え込む時に土の種類が偏ってたらいけないんで、植え込む前に大きめの器やたらいに移し、しっかり混ぜたことは混ぜたんですよ。
しっかり混ぜたのに、なぜ、分離し、それぞれが偏ってしまったのか?
それは、水やりに原因があると思ってます。
水やりは、ホースやじょうろです。
結構な水量でドバドバやるんですが、その時に鉢の中の土が一気に浮き上がります。
そして、粉のような目の細かい土は水と一緒に下へ流れ、大粒の石や木くずは上部へ浮いたまままに…
水が捌けてしまったら、きちんと配合した土がそのまま分離してしまった。
そのせいで、細かい土が2層目に、粗目の土が3層目に…と、完全分離されてしまったのかもしれません。
そして、目の細かい粉のような土は水やりするたびに下へ下へと流れ落ち、鉢底石の隙間に入り、底で詰まってしまい、水やりしてもうまく排水できなかった…
下の写真だと、一目瞭然だと思います。
土は逆さまになってますので、上が鉢底になります。
鉢底に粗めの石を詰めてるんですが、微粒の赤玉土や腐葉土が石と石の間に詰まってるせいで、水の通り道を塞ぎ、水はけがよくなかったんです。
赤い〇印部分が、特に詰まってるますね。
市販の赤玉土も、良品と不良品があります。
不良品と言ったら失礼かもしれませんが、あまりよくない土が売られてるんですね。
例えば、コレ…
今、中粒の赤玉土が未開封状態であるんですが、砕けたのか削れたのかわかりませんけど、粉状態の微粒土が一緒に混ざってます。
これをそのまま使うと、今回のようなことになります。
粉が混じってない赤玉土を買うか、もしくはふるってから使うべきでしたが、粉が混じってない赤玉土って、値段が高めなんです。
ステンレス製の網のような道具を使って土をふるうのは、正直面倒くさいんです。
だから、そのまま使ってしまったんですが、植え替える二度手間のことを考えたら、少々面倒くさくても、土はしっかりふるわないといけないですね。
今回の土は、粉状の赤玉土は使っておりません。
腐葉土、鹿沼土、小粒のボラ土と、それに花と野菜の培養土を入れ、しっかりと混ぜております。
鉢はこれまで植わってたスクエアの鉢を使い、もう一度植え込んでみました。
あとは、しっかり水やりを…
水はけはよいようです。
鉢底穴からしっかり滴り落ちてますよね。
水はけがよすぎる感も否めませんが、水はけが悪いよりは問題ないかと…
スポンサーリンク
植え替えたのはいいが、思うように成長していない観葉植物がまだいくつもあるんですよ…
すべて土が悪い…
未だに土選びと配合に悩んでる、観葉植物初心者です。