朝の多肉パトロールです。
軒下の多肉を見てたら、アロエのおやっさんが登場です。
本日は結構長居してます。
日曜だから、仕事がお休みなんでしょう。
おやっさんからいただいた花苗トレイのお礼がまだでした。
お礼は、千代田錦Babyにしましょうか?
千代田錦に小さな子株ができてたんで、先日、おやっさんが来た時に「千代田錦に子供ができましたけど、いります?」って聞いたんですよ。
すると、あんまり乗る気じゃあない返事が…
「うちにでかいのあるし… でかすぎて、今は外に放ったらかしてるし…」って、拒絶はいてないですが、あまりほしくないご返答。
だから、言わんこっちゃない。
いきなりでかい苗を買うからですよ…
他に何かお礼を…と思い、こちらのハオルチアの1鉢持ち上げ、「これ、持ってます? 持ってなかったら、あげますけど?」って聞いたんです。
すると、「そういうの、持ってるからなぁ…」とまた乗る気じゃあない返事が…
これ、本当に持ってます?
珍しくはないですけど、そんなに出回ってもない品種ですけど…
持ってるとは思えないんですけどねぇ…
だけど、いらないんだったら、無理強いさせてもあれだし、押し売りはしませんけどね…
すると、10秒後、「あ! それ、持ってないな!」って言うんです。
ほら、言わんこっちゃない!
おやっさんは、すべて視覚から入る性格なんです。
見た目だけで判断するタイプのようです。
「葉が硬くて尖って、横縞模様のオウトツがあるハオルチア」
こういう系統の多肉を見たら、すべて「十二の巻」だと思い込んでるようです。
以前、「十二の巻はすでに持ってる」と言ってました。
だから、これを見て、「持ってる」と返事したようなんです。
しっかり見てくださいよ、十二の巻と全然違うじゃあないですか…
十二の巻だったらいらないと思ったみたいですけど、これ、十二の巻ではありませんから!
硬葉系ハオルチアでも、これは「ゼブラ」という品種です。
買ったときに、すでに子がたくさん吹いてたんです。
それを4つほど株分けして、土に挿してたら、今は完全に根付いてるようです。
「いる」というんで、4鉢あったうちの1つをおやっさんにあげたんですよ。
おやっさんは「このゼブラのお返しを…」と思ったのか、「京の華錦、持ってないよな?」って聞くんです。
だぁ!かぁ!らぁ!
京の華錦は持ってますって!!!
以前、家の外から大声で、「天使の泪と京の華錦、交換せん?」って大声で叫んでたでしょ!
交換するわけないじゃあないですか!
京の華錦はすでに持ってますし、第一、「天使の泪」と「京の華錦」の交換なんて、どう考えても釣り合いませんって!!
でも、せっかく「くれる」って言うし、ゼブラのお礼ということでしたら、いただきましょう!
「あ、ください!」って返事すると、すっ飛んで帰りましたわ…
で、5分後、再登場。
こちらの京の華錦を持ってきてくれました。
これ、軟葉系ハオルチアの「京の華錦」ですね。
白い縦線の斑がしっかり入っております…
名札もしっかりついてますし…
子株もたくさん吹いてきてますね。
ただ、なんだか弱々しい…
しっかり根が張れてないんじゃあないでしょうか?
そして、日差しが足りてないのか、ぱっかんと開いてます。
だけど、oyageeはこういう弱った苗を復活させるのが楽しみなんです。
一応、「これ、もらっていいんですか? ありがとうございます!」とお礼を言ったんですが、この後、おやっさん、なんと言ったと思います?
「子がたくさんできてるんで、親だけ返してくれればいいから…」
んんん?
どういうことでしょ?
「子株はあんたにあげるから、子株だけ外したあと、親を戻せ」っていうことでしょうか?
要は、「植え替えをしてくれ!」ってことです?
えーーー!
なんてことでしょう!!!!
こんなことってあります?
普通は、植え替えてからくれるもんでしょ?
普通はそうですよね?
それが常識ですよね?
多肉を鉢ごと持ってきて、親だけ戻せって、ちょっとばかり非常識じゃあないです?
おやっさんの頭の中は、「世界の非常識は、おやっさんの常識」なんでしょうか???
おやっさんは、何が目的で多肉植物を育ててるんです?
手に入れた多肉を日々観賞したり、たくさんの品種を収集したいのが一番の目的なんでしょうけど、植え替えをするのも、植物を育てる楽しみの一つだと思うんですけど?
植え替えてあげて、大きく育って、また植え替えて…を繰り返すのが、育てる楽しみというか、植物愛好家の義務なんじゃないでしょうか?
植え替えも自分でやらなきゃ!
人に植え替えてもらうなんて、ありえない!!!
ねぇ?
親株だけ返してくれればいいから!って言われた時には、oyagee、返す言葉が見つからず、目が点、口があんぐり、しばらく放心状態でしたわ…
それって、単なる「硬葉ハオルチアのゼブラと軟葉系ハオルチアの京の華錦の1対1の物々交換」ではなくて、遠回しに植替えを依頼されたってことですか?
またアロエオヤジにまんまとやられた?
アロエオヤジは、都合がいいオヤジ!?
自分の都合のいいように物事を進めて、相手の有無を言わさず、そうせざるを得ない状況へ持っていく…
なんて都合がいい人なんでしょう!?
oyagee、うまく利用されてます?
これで、返す前に葉焼けさせたり、枯らしてしまったりでもしたら、「この管理不行き届き者が! バカちんが! 弁償しろ!」なんて言われないとも限りません。
葉焼けしないよう、棚の奥の日差しの届かない場所に置いて、なるべく早く植え替えて、一刻も早く返却します。
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すでに弱々しいくたびれてる京の華錦ですし、これで蒸れで枯らしたりしたら、目も当てられませんから…
にっくきコオロギに食われたりでもしたら、一巻の終わりですよ、ほんとに!