朝、車に乗ってホームセンターに行ったんです。
ここでは土を買って、ポリポットも買って…など考えてました。
車を降りて、運転席のドアをバタンと閉めて、ロックしようとしたら、車の屋根の黒い物体が視界に入ってしまいました。
車のルーフに黒いものが2つも乗ってるじゃあないですか…
何じゃ、こりゃ?って思ったのもつかの間、やってもぉた?
また、やってもぉた!
…なんですよ。
車にこれを乗せたままずっと走行したんです。
多肉、オンマイカーで、オーマイガーーー!
恥ずかしいーー!
これ、何かと言いますと、多肉の苗を入れてるトレイです。
横50センチ、縦35センチ、底はメッシュ仕様になってる、正式品名は「花育用育苗箱」というようです。
鉢に植え込んだ多肉のほとんどは、このトレイに並べて入れて管理しています。
直径6センチの2号ポリ鉢は、このトレイにきれいに並べれば、5鉢×9列の45鉢がきれいに並べられるんです。
1列に6鉢を並べようと思えば並べられないこともないんですが、きつめですし、鉢が変形してしまいますので、5鉢にし、次の列は間を埋めて…と蜂の巣のような感じで並べてます。
実は、昨日、葉挿しのいくつかを1苗ずつに定植したんです。
置き場所がなくて、ちょうど小雨も降ってたんで、水やりを兼ねて、車の上に2トレイを並べて置いてたんですよ。
車はボロ車なんで、車の上にものを乗せても、ルーフに傷がつこうが、泥が落ちようがまったく構いません。
多肉苗を地面において、夜中に野良犬や野良猫にいたずらされたり、変な虫に食われたりするぐらいなら、高い位置に置いておこう…と、車の屋根に乗せてることが多いんです。
置き場所がないし…
で、車で外出するときは、屋根に置いてたトレイを地面に置きなおして出かけます。
いつもは、屋根のトレイを下ろして、出かけるんです。
しかし!
本日は、下ろすのを忘れてたようです…
車の上にトレイを乗せてたのにまったく気づかずに、運転してしまいました。
そして、車の上に乗った育苗トレイのの向こうに見えるのが、ホームセンターの外売り場。
ブロックや木材などを売ってる場所です。
自宅からこのホームセンターまでは、約5キロほどの道のり。
途中、ちょっと寄り道したんで、7~8キロは走行したと思います。
7~8キロの間、ずっとこの黒い育苗トレイを乗せたまま…
すれ違った車、後ろをついてきてた車の運転手たちは、oyageeの車を見てどう思ったんでしょうか?
「あの車、屋根に変なものを乗せて走ってるよ。」
「落ちないの? 大丈夫?…」
「落ちそうなんだけど、やばくない?」
「運転手、気づいてないのかしら?」
…なんて思ってたに違いありません。
後ろについてきてた車の運転手なんて、「上に乗っけてるものがよく落ちないよなぁ…、運転がうまいんだろうな… だけど、落として、俺の車、汚すじゃあねえぞ!」など思ってますよね?
運ぶつもりは全くないから、ロープで固定なんてしてませんし、ただ車の屋根にポンと置いてるだけなんです。
よくも落ちなかったよなぁ…すっげー!と自分でも感心。
運転は、F1級? それとも、自動車教習所の教官並みってことでしょうか?
ま、これでも一応ゴールド免許ですけど?
運転中、落っこちてなかったのが、不思議で仕方ありませんよ。
普通は、落ちますよね?
ある程度の速度を出せば、後退していくだろうし、信号待ちで加速すれば、さらに後ろに下がるだろうし、カーブでは遠心力で左右どちらかに偏って、いずれは落っこちるだろうし…
何で、落ちなかったんだろうか?と今でも不思議です。
雨で濡れてたから、多少、吸着力でも働いたのでしょうか?
「これぞ、車のルーフのものが一切落とさなくて運転する、究極のドライビングテクニック!」って言うものですか?
今日の自分のドライビングテクニックを、「初めて自分で自分をほめたいと思います!」
誰かがこんなこと言ってませんでした?
あの女子マラソン選手?
今考えたら、トレイが落ちて、道路に土と鉢と苗が散乱してしまってたら…と思うと、ぞっとします。
後続車を止め、対向車も止めて、道路の真ん中で一人泥をかき集め、苗を拾い、鉢も拾い、せこせこと拾い集めてたのを想像すると、みっともないったらありゃしないですよね?
たまに、高速道路で輸送中の野菜が散乱したとか、配送トラックから魚が大量に散乱して、通行止めになったニュースを見かけますが、ああなってないとも限りません。
改めて、落ちなくてよかった…と胸を撫で下ろしてるところです。
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帰宅時は、もちろん車内の助手席と後部座席に置いて帰りましたけど…