セダムが好きになったアロエのおやっさんの為に、セダムの寄せ植えを! 願いは2つ… あれとあれ! あれれ??【oyageeの植物観察日記】

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近所には、アロエ収集してる「アロエのおやっさん」が住んでいます。

先日、そのおやっさんから鉢底穴が開いてない、メダカ鉢のような鉢を持ってきて、「これにセダムを植え込んでくれ」と言われました。

内側が緑色の器がそうです。

オシャレな洗面器とか、中世時代のフィンガーボウルじゃありませんよ。

こんな器に植物は無理!と思ったんですが、よぉーくみると、側面の1カ所に小さい穴が開いてるんですよ…

親指の下の方…

あそこが、一応、鉢底穴です…。

穴が非常に小さいのが難ですけど、セダムぐらいの生命力が強い植物なら、何とか生き続けるんではないかと…

だから、問題はなさそうです。

本日、植え込みます!

前回のエケベリアを植え込んだ寄せ植えは、お代をいただきました。

しかし、今回はサービス…無償です。

草みたいに蔓延るセダムですし、いつもいろいろともらってるんで、今回はいつものお礼ってことで…

植え込もうと思ってるセダムは、この鉢を置いてる場所にたくさん育ってます。

手入れをほとんどしてないので、乱れまくって不格好ですけどね…

あと、去年の12月にクリスマスリース枠にはめ込んだセダムのそのままでした。

セダムはポットのままはめ込んでるだけなので、簡単に抜けます。

この中のセダムをいくつか使ってみようと思います。

その前に…

おやっさんからのリクエストが2つあるんです。

1つは…

黄色いセダムが気に入ったから、黄色のセダムを真ん中に植えてくれ…と。

黄色のセダム?

黄金細葉万年草?

ミモザ?

ドリームスター?

アンジェリーナ?

どれも、黄色っぽいセダムです。

しかし、どれも植えた覚えがないんだけど…

前回依頼された寄せ植えの画像で、黄色いセダムを確認してみましょう。

どれ、どれ…

【21.02.23のブログより】

匍匐して伸びてるセダムが、おやっさんが植え込んで欲しいと言ってる黄色いセダムってやつですね…

これって… もしかして…?

さらにさかのぼって、おやっさんが鉢を持ってきた時の画像を確認してみますよ…

この画像は、おやっさんが「これにエケベリアを植え込んで欲しい」と持ってきました時の画像です。

【21.02.21のブログより】

持ってきた時点で、すでに黄色いセダムは植わってますよね???

ちょっと、ちょっと、ちょっとぉー!

これ、おやっさんちから持ってきたセダムじゃあないですかぁ!

黄色いセダムなんて植えた覚えないんだけど…って思ってたんですよ。

黄色いセダムは、おやっさんさんちのセダム!

自分とこから持ってきたセダムを覚えてないなんて…

ほんと、とんちんかんなんな人ですよ、アロエのおやっさんって…

この黄色いセダムはゴールドビューティーだと思います。

ゴールドビューティーは、マンネングサに次いで蔓延るセダムです。

うちの回りにも、あちこち生えてるんです。

いやってほど植え込んであげましょう。

ミッション1は、クリアですね。

もう1つの願いは…

鉢に高さがあるから、鉢のふちから垂れ下がるセダムをいくつか植え込んで欲しいとのこと。

ほとんどの草系セダムは、成長したり、徒長したりすると、つるのように伸びます。

垂れ下がりながらもなお生き続けます。

いろんな品種のセダムが垂れ下がってますので、このミッションもクリアです。

それでは植え込んでいきましょう。

【配合土作り・編】

セダムは、地植えの方がよく育ちます。

土は、多肉に使うような水はけの良い土よりも、花壇などに使うちょっと湿った粘っこい土が混ざってた方が根の張りがいいように感じますので、今回は「花と野菜の培養土」を使ってみようと思います。

こういう土は、結構安いんですよね。

1袋98円ぐらいで売ってますので、いつも使う多肉の土、プラス、培養土にしてみます。

ただし、この土、余計なものが混ざってるんですよね。

樹木のカスとか、皮とか…こういうのは、根の張りの邪魔になるので、あらかじめふるいにかけて取り除いておきます。

あとは、100均で買える腐葉土とサボテン多肉植物の土も混ざて…

配合は、培養土5:鹿沼土3:腐葉土1:サボテン多肉土1という比率でしょうか…

エケベリアなどの多肉苗を植え込むには水はけが悪いかもしれませんが、草系セダムだから大丈夫でしょう。

腐葉土も固まってることがあるので、そのまま使うのはNGです。

スコップの裏などでつぶしたり、手でほぐしてあげましょう。

あとは混ぜて、配合土の出来上がりです。

【鉢底土・編】

粒の中ぐらいの石を入れて鉢底にします。

今回は、ボラ土の中玉を使いました。

いつもなら、この中に土を流し込むのですが、今回の鉢底穴は非常に小さいです。

もし、あの穴が詰まったりしたら、致命的…

中玉の鉢底石は、結構隙間があります。

この中に土が流れ込み、穴を詰まらせることも考えられますので、隙間を埋めるというか、浄水させてきれいな水だけが流れ出るように、細粒の鹿沼土をうっすらと敷いておきます。

あとは先ほど配合した土を流し入れて…

【植え込み・編】

おやっさんのリクエストの黄色いセダム・ゴールドビューティーはこんなところにも植わってます。

この鉢はセリアで買った逆三角すいのプラ鉢ですけど、薄いんで結構脆いんです。

すぐに割れました…

放置してたら、そこにゴールドビューティーがいつの間には生えてて…

これを抜き取って…

根ありで植え込んでましたが、根が邪魔です。

だから、手で引きちぎって…

これぐらい短くなっても、すぐに発根してくれます。

セダムは茎挿しでも簡単に繁殖する植物ですので、大丈夫です。(季節を間違わなければ)

あとは、土を沈めるために鉢を持ってトントンしておきます。

これで、おやっさんのリクエスト第1弾は完了。

他には、リース型にはめ込んだセダムを使います。

ポットから抜いてみると…

白いカビのようなものが…

売られてる土に、たまに白いカビのようなものがすでに発生してることがありますけど、あの白いカビとはまた違うようなので、これは害虫でしょう…

根はほぼカットし、取り除いておきます。

あとは、それぞれを植え込んで、土を流し込むだけ。

おやっさんのリクエストの垂れさがるセダムは、これを使います。

これはモリムラマンネングサ…

冬は赤く紅葉し、成長が始まると先端の葉から緑色に戻るんですけど、赤と緑のコントラストがきれいなので、これを使います。

青白い色の苗も欲しいので、子持ち蓮華も植え込んでみます。

子持ちレンゲは、セダムではありません、オロスタキス属です。

オロスタキスはおやっさんのリクエストではないですけど、ま、いいでしょう…

【仕上げ・編】

すべて植え終えたら、しっかり土を締めるためにもう一度鉢を持ってトントンしておきます。

そして水やりです。

セダムだから、その日のうち、植え込んだ直後に水をやっても大丈夫。

春で成長期ですので、すぐにでも水をやった方がいいかもしれません…

心配なのは、水はけなんです…

本当にあんな小さな穴から水は流れ出てくれるのでしょうか?

出てるような気がしますね…

上っ面に水が溜まってないってことは、水は掃けてた…と。

これで完成です!

エケベリアなどの寄せ植えは、完成したその日から綺麗な寄せ植えを楽しめますが、セダムはそうはいきません。

苗は横たわってるものがあったり、向きが悪いのがあったり、苗が貧弱で寂しかったりします。

しかし、セダムをあまり密集して植えると、楽しむ期間が短くなってしまうんです。

根を張り、成長期だと、すぐに蔓延りますので、これぐらいで十分かと…

今はみすぼらしい姿かもしれませんが、これでいいんです。

セダムの寄せ植えは、長ーーい目で見てあげましょう。

これが、「セダム好きの、セダム好きによる、セダム好きの為のセダム寄せ植え」

結構いい感じに仕上がった時には、また披露したいんですけど、これ、アロエのおやっさんが持って帰る鉢でした…

これで見納めかもしれません…

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アロエのおやっさん、この寄せ植えを気に入ってくれるでしょうか?

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