入院生活5日目 [初見舞い客]【腰部脊柱管狭窄症の入院生活blog】

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昼前、麻酔科の先生が来た。

麻酔科の先生の説明は、手術前日じゃあなかったか?

20日が手術日だから、19日が説明じゃあないの?

19日って日曜だ…

先生たちって土日が休みだから、今日なんだね?

先生の説明では、
全身運動麻酔とは何ぞやから始まり、

手術にあたっての麻酔の流れ、

注意事項危険性などを聞き、

最後に麻酔同意書に署名させられた。

で、もう1つ、承諾書に署名させられた。

この承諾書っていうのが、
「救急救命士による気管挿管実習の承諾書」なんだよ。

実習???  なんの実習? (・_・;)

実習って、慣れてない人とか未経験やまだ未熟な人が
経験を積んでくのを「実習」っていうんだよね?

まだ一人前じゃあない段階で、少しずつ経験を積んで、
一人前になっていく過程にある一つが、「実習」だよね?

じゃあ、まだプロフェッショナルではないんだよね?

一人前の専門家でもないんだよね?

俺がそういう人の実験台ってこと?

俺のこの体、新米救急救命士の実験台になれっていうの?

ぎゃやぁぁぁーーー! 怖すぎるぅーーー! (><)

なんで、よりによってこの俺なの?

こういう時に必ず、俺に順番が回ってくるんだよ…

くじ運、いつも悪いんだよ…

ハズレくじ、いつも引くんだよ…

高齢者だと体力がなくて、手術中に危険が及ぶ可能性があるから、
少しでも若い俺で試すってこと?

もっと他にいるでしょうに…  他の人をあたってよ!?

だけど、悩むことなく、
「いいですよー」って軽く答えてしまった。

NO!言えない…  情けない…

実習の救急救命士さん、人工呼吸器の装着もやるんだって?

お願いだから、失敗しないでくれる?

実習と言いながらも、俺の手術は一応病気を治す手術ですので…

本気でやってくださいよ!

「すいませーん、あのぉ、人工呼吸器、装着失敗しました」とか、
「人工呼吸器、口から抜けませーん」じゃあ話にならないんですけど…

冗談じゃあ、済みませんからね

昼からは手術担当の看護師が来て、手術に流れの説明を受ける。

麻酔科の先生、手術担当の看護師、病棟の看護師……と、
いろんな人が入れ替わり立ち代わりに来られたら、
手術、いよいよなんだ…と実感。

手術室に入る前にスッポンポンになり、手術用の服を着るらしい…

……っていうか、布を体に掛けるだけ?

で、麻酔で気を失うんでしょ?

後はなすがまま、されるがまま状態?

手術台で何も身に着けてない俺の体を執刀医や看護師から
じろじろ見られて、観察ごっこ?

恥ずかしいなぁ…  そんなことを言ってる場合か?

背中を切開するから、裏返すんだろうか?

何も身に着けてない体をみんなで持って、全員で? せーの!で?

麻酔で気を失ってるから恥ずかしくないだろうけど、
やっぱり恥ずかしい…(*”*)

そして、手術室であそこにカテーテルも入れるらしい…

手術後はあそこにチューブがずっと入ったままなんだね?

どうなんだろう? 痛いのかな?

これまた初体験……

カテーテルなんて未体験ゾーンで、痛いのか、感じないのか、
はたまた気持ちいいのか、全然想像がつかないよ…

誰が入れるの? 自分で? まさかね…

やっぱり看護師なのか? これまた恥ずかしい…(´・ω・`)

なんせ手術ってもんは初めてだから、何がどうなってどうなるのか、

どうなっていくのか、さっぱりわかんない…

手術患者は、言われたとおりに「ハイ、ハイ」と
頷いておけばいいだけなのか?

午後6時、夕食を始めようとしたら、前に一緒に仕事をしてた友達が
見舞いに来てくれた。

「暇だったから、嬉しいよー!ありがとう!」って思わず言っちゃったよ。

だけど、もうちょっと気を使ってくれてもいいんじゃあない?

一応、俺は体が悪くて入院してるんだし、
同室の患者さんもいることなんだから、
長居しても30分ぐらいじゃあない?

まさかこんなに居続けるとは思わなかった。

あまりにも帰る素振りを見せないし、同室のおじさんたちは寝る準備を始め、
寝息も聞こえてきたんで、病室で話すのは迷惑だって思い、
食堂に移動したんだから。

普通の人だったらここらへんで、
「長居し過ぎたかな…そろそろ…」って気づき、お暇するでしょ?

彼、また居続けた………

結局、帰ったのは午後8時15分。

ホント、疲れた…

ただ、彼から1ついいことを教えてもらった。

点滴や採血で針を腕に刺す時は、関節はやめた方がいいらしい。

関節が痛くなるんだって…

そういえば、左腕の肘関節がジンジン痛い。

先週の貯血後から痛むんだよ…

この痛み、一昨年の内視鏡検査の点滴をやった時からなんだよね…

あの時も、先週の貯血も、左手の肘関節付近に針を差してた。

で、どっちも気分が悪くなり、意識がもうろうとした。

手術の点滴は右手で、しかも関節を外した部分にやってもらうよ!

そうお願いしよう…

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