入院生活21日目 [日曜の昼は…いらっしゃい～]【腰部脊柱管狭窄症の入院生活blog】

 

【天気】　 時々 

 

午前中、10年以上前からお付き合いのあるメル友さんから、
突然、「入院したんだって!?」ってメールがあり、
その後、電話で話した。

 

リハビリに詳しい方だったので、いろいろアドバイスを受けた。

 

退院後のリハビリや運動に不安が残り、気にもなってるので、
今度、実際にお会いして、みっちり教えていただきたい！

 

昼前に、テニス仲間の河西さんと勘子が見舞いに来てくれた。

これまでも何人かの友人・知人・親戚の人が見舞いに来てくれたが、
テニス仲間は他の人たちとはどこか違う…

 

付き合いが長いし、いろんな面をお互いが知ってるし、
だから手術を受けて弱ってる自分を見せたくなかったのもあるし、
だけど、一番会いたくて元気もらえる友達はやっぱりテニスの友達だったし…

 

勘子や河西さんの顔見て、いつもの口調、いつもの言葉遣い、
いつもの方言で話してたら、なんだかウルウルしてきちゃった…

 

いつもだったら、勘子には「違うでしょ！」「何、やってんだか…」
「また勘違いしてる！　だから”勘子”って言われるんだよ！」
「ホント、勘子はいつもおバカだよねー」
「おいおい、しっかりしてくれよー！」って散々文句言ってるのに…

 

お土産に、河西さんと勘子がケーキを持ってきてくれた。

 

ここのチーズケーキ、すごくふわふわしてておいしい。

 

甘いものって、人を幸せな気分にさせてくれるね。

 

あ～幸せ…　ありがとう！

 

 

昼飯が終わり、病室のベッドに寝転がり、
スマホでネットをしながらくつろいでいた…

 

そしたら、午後1時前ぐらいから病室が騒がしくなった。

 

70代のじいさんが、たまにガワァハハ！と大声で笑う…

完全にテレビ番組にのめり込んでる…

 

隣の文太兄貴も、グッグッ、ハハッ！と笑い声が聞こえる。

 

ガワァハハ、グフフ、ハッハハー、ヒーハッハ、フフッハ！………

 

 

二人の笑い声がサラウンドで聞こえてくる。

 

笑いの神、舞い降りる !?

 

どうも、二人は同じ番組を見てるみたいだ…

だって、笑うタイミングが同じだもん…

 

なんの番組か調査したら、わかった…

 

そうだ、今日は日曜日…

 

「新婚さん、いらっしゃ～い！」の放送日だった…

 

病院のテレビの「新婚さんいらっしゃい」の占有率、
95％はいってるんじゃあない？

 

この番組って、特に高齢者に人気あるよね？

何がそんなにおもしろいんだろう？

 

素人夫婦、それも主に奥さんの方が
恥じらいもなく新婚生活を赤裸々に話し、
あることないこと、おもしろおかしく喋るから、
そこが見てる高齢者のツボにハマっておもしろいの？

 

素人さんなのに、自分の夜のプライベート部分を大胆発言し、
全国放送でカミングアウトしてるけど、
放送後、どうなるかわかってないのか？

放送後には近所の噂になり、その土地に住めなくなりそうなんですけど…

 

俺、あんなことやこんなことを全国ネットのテレビで洗いざらしに喋ったら、
その後はその土地に平然と暮らしていけない…

 

あんなことを堂々というのは、トークに台本があるから？

 

放送されるトークは作り話としか思えないんだけど…

 

まともな考えをしてる人間だったら、
自分の性のことは人には言えないでしょ？

言いたくないでしょ？

ましてや、テレビカメラの前では絶対に言えないし、
俺、言いたくないんだけど。

 

自分達の営みをおもしろおかしく喋る新妻見てたら、
見てるこっちが恥ずかしくなっちゃうよ…

そういうのは知ってか知らずか、毎週のようにチャンネルを合わせ、
ゲラゲラ笑う高齢者たち…

 

そういう俺の両親も、毎週この番組を楽しみにしてて、
欠かさず見てるよな…

 

高齢入院患者さんたちの憩いの番組「新婚さんいらっしゃい」は、
永遠に不滅かもね !?