入院生活14日目 [同年代の患友さん]【腰部脊柱管狭窄症の入院生活blog】

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これまで隣にいたじいさんが昨日の午前中に転院し、
隣が空きベッドになってたんだけど、
昨日の夕方ぐらいに看護師がきて、片付けや掃除、
ベッドメイキングなどで慌ただしく動いてた。

で、今日、ここに別のじいさんが入院してきたんだけど、
このじいさん、実は以前この病院に入院してたらしく、
数日前に退院したらしいんだ。

で、自宅のこたつで寝てたら、手術痕から血が噴き出したため、
また入院するため来たらしい。

しかし、本人曰く、 「ここには、症状を診てもらうために来たけん。
入院はせんから!」って言い張る。

でも、手術痕から血が噴き出るってよっぽどのことじゃあない?

症状が症状だし、先生も再入院を言い渡したみたいだけど、
まったくもって聞く耳持たず…

「わしゃあ、帰る!」の一点張りなんだよ。

強情っぱりだなぁ!

お年寄りって、なんで頑固でわからずやな人が多いの?

じいさんと看護師の「帰る!」 「入院ですッ!」
「帰るんじゃ!」 「だめですッ!」
「いいや、帰るッ!」
「ダメッ!」・・・の押し問答。

カーテン越しに隣にいた第三者の俺から言わせてもらえば、
結構迫力のあるナースVS患者の口舌バトルだった。

いろんな患者がいて、その人たちの言うことを聞いて、
看護師も大変な職業だよね。 尊敬するよ。

じいさんの言動って、同じことの繰り返しだし、
たまに意味がわからないこと言うし、
もしかして、ちょっと認知症が入ってるような…?

話が長くなったけど、今朝も起床時間の午前6時から、
じいさんは「帰る!」 「帰らんといけんのじゃ!」
看護師は「ダメです!」「○○さんは入院です!」の
バトルが繰り広げられて、
朝っぱらからのマシンガンバトルはマジ勘弁してほしかったんで、
俺はMyカップを持ち、テーブルと椅子が置いてある食堂へ移動。

無料のお茶でも飲みながら週刊誌を読んでたんだ。

そしたら、手術前に同室だった糖尿持ちの大工のおじさんが来たんで、
ここで話し込んでしまった。

「○号室の○○さんは偏屈だ」とか、
「○号室の通路側の背が高くて太ったヤツは、
病院を”訴えるぞ!”って脅しとるんぞ」とか、
「○号室のあん人は頭おかしいわ!」とか、
「新しく入った耳の遠いおっちゃん、あん人、株の配当で
毎月○十万も入りよるらしいぞ。その他に元○○で働きよったから、
毎月20万近くの年金が振り込まれ、金が貯まりすぎて使い道に困っとるらしい。
2人の孫に毎年100万円ずつお年玉やりよるってさ!
しかし、手術に必要な1着3千円の浴衣を買うのをケチりよる…」などなど……

ホントかウソか、白か黒か、事実なのか都市伝説なのか
わかんないような話を延々と聞かされた。

他にも、「あんた(俺)が来る前、あんたの同じベッドにいた80近いおっちゃん、
2回貯血やって、それから入院して、手術3日前に突然、”血圧が高いから
手術できません”とか言われたらしい。
そしたら、そのおっちゃん、先生や看護師にしこたま文句を言おった…
“じゃあ、なんで早めに言ってくれんかったんか!
なんで入院費が25万もなるまでおらせたんか!”って
先生に食ってかかりよった…」

………そんなことまで教えてくれました。

なんでもかんでも知ってる大工のおじさん、相当の情報通だなぁ…

でも、確かにそうだよね… 納得だよ。

この病院、患者に不親切だと思う…

先生や看護師は親切で優しい人が多いけど、
病院のシステムとかマニュアルとか仕組みがわからなくて、
患者に対して説明も不十分で不親切だと思う…

俺も、貯血入院を2回して、手術をするために入院し、手術日の前日に、
突然、「手術はできませんね」って言われたら、逆ギレすると思う。

「1泊2日の貯血入院代金2回分と、これまでの入院代金は払いませんから!
免除しろ! 全額免除だ! 1円たりとも払わねぇぞ!
なんなら、行列ができる法律相談所の弁護士軍団に訴えてやるぅ!」って
言うかもね。

おじさんのトークは、一部作り話や、噂話を聞き間違ってるケースも
あるだろうし、また話を盛って話してるだろうから、
すべてが本当の話じゃあないだろうけど、おもしろすぎるぅ!

そうしてると朝食の時間が来た。

くつろいでた食堂から自分の病室に戻ろうとしたら、
食事当番の看護師がここに朝食を運んでくれたし、
おじさんからも、「ここで食べていいって!」って言われたんで、
ここで食べることにした。

おじさんは毎食食堂で食べてるらしい…

俺はいつも自分の病室で食べてるから、
ここで入院患者が食事をしていいことを知らなかったし、
おじさんがここで毎食食べてることも知らなかった…

糖尿持ちだから、my減塩醤油のミニボトルをいつも持ち歩いてる…(^^;

食堂で食べる朝食も新鮮だね。

メニューは、食パン2枚、ジャム&マーガリン、牛乳、スープ、
一品料理と毎朝同じメニューだけど…

せめて、たまにはパンをロールパンにするとか、
牛乳を野菜ジュースにするとか、
ヨーグルトなんかもたまにはつけて欲しいんだけど…

今日の院内は日曜日だったせいで、大変静かでありました。

夕方、廊下で歩行器を使い、歩行の自主トレしてたら、
同じように杖を使って歩いてる男性がいた。

最近、廊下や食堂で会った時は軽く会釈したり、挨拶程度はしてたが、
お互い廊下で自主トレ中に彼の方から話しかけてきた。

彼は44才、現段階の入院患者の中では唯一
俺より年下なんじゃないかな?

他の階の他の入院患者の統計はわからないが、
5階の整形外科の入院患者の比率は、
仮に100人入院してれば、男女別には6:4ぐらいだろう…

年齢別では現段階では30才以下は皆無、ゼロ、一人もいない。

俺が患った腰部脊柱管狭窄症はだいたいお年寄りがなる病気だし、
腰、膝、肩、股関節の怪我や病気は、ほとんどがお年寄り。

整形外科にかかってる人や入院してる人は、
ほとんどが高齢者だと思う。

趣味はスポーツで、運動中に怪我して入院してる…とか、
会社の運動部の練習で怪我して入院しました…とかって若い人は
現時点では確認できていない、いなさそうだ。

スポーツをやってる人は、やっぱりスポーツ専門の整形外科に行くんだろうか?

5階の入院患者で40~50代患者は、俺達以外は他にいそうにない。

今、話してる彼が入院患者の中では飛び抜けて若いっては察してた。

ほぼ見渡す限り、高齢者の入院患者ばかり。

歯がなかったり、耳が遠かったり、頭が禿げてたり全白髪だったり、
腰が曲がったり、膝が悪かったり、足取りがよろしくなかったりと、
確実に年金受給者ばかりだ。

中には話の合うおじさんやじいさんがいるけど、
やっぱり同年代の人達と知り合いになって、
入院生活やリハビリを共感し合って、
趣味や世間話なんかをして語り合いたい。

とうとう同年代の患者の友達ができた。

患者の友達、「患友さん」

同年代の彼といろんな話をした。

彼は2月の上旬にすでに手術を終えてるんだけど、
その後に頭痛、吐き気、めまいが続いてると言ってた。

しかし、ここの病院は耳鼻科がないんで、
週に何日かはここからよその病院の耳鼻科まで通院し、
今は診断待ちの状態らしい。

俺もまったく同じ症状が出てるんだよ。

何かをしようと行動を起こそうとするとクラッとしちゃう。

頭痛、吐き気は、昨日の午前中がひどかった。

俺の場合はただの睡眠不足かもしれないが…

そんな話をしたら、彼から
「看護師さんに言ったらすぐに安定剤をくれますよ。
僕もたまに飲んでるんで。飲んだら、よく眠れます。
ただ一度目が覚めたら、今度はなかなか寝れないですけど(笑)」と
教えてくれた。

いいこと教えてもらいました… ありがとう!

早速、今晩から安定剤っていうもんを看護師さんからいただきましょ!

毎晩、寝付いてから最初の2~3時間はある程度寝れてるけど、
それからは寝たり起きたりの繰り返し…

一度起きたら、30分ぐらいは寝れず、寝ても1時間後には目が覚め、
また1時間寝ては30分起きて、30分寝ては20分起きて、
40分寝ては1時間起きて…の繰り返しで朝が来る。

気持ちよく寝たーって感じじゃあない…

それは、毎晩コルセットを巻いたまま寝てるんで、
腹部が窮屈で目が覚めるんだろうし、
コルセットがまだ慣れてなくて違和感で目が覚めてる気もする。

他にも、手術後の痛さでまだ目覚める時もあるし、
硬いベッドや寝心地悪い枕など病室の悪環境で
寝つきが悪かったりもするだろうし、
消灯後は真っ暗にならない部屋、夜間看護師の何度もの見廻り、
暖房の影響で異常に空気が乾燥してる病室内、
夜中の同室者のトイレ起き、イビキや寝言…
すべて自宅での生活の環境と違うんだよね。

いろんな要素が重なって、それでたびたび目が覚めて、
熟睡できてない気がする…

昨日までは、座薬で痛みをおさえて、睡眠をとる方法だったけど、
痛みもそろそろおさまってきたんだ。

激しい痛みもないのに、座薬の痛み止めを使うのも体によくなさそうだし、
夕方、隣室のお兄さんから安定剤のことを教えてもらったんで、
今日からは安定剤にします。

消灯前に看護師から安定剤をもらったんで、
今から飲んで寝ます…

今夜は熟睡できるかな?

座薬のあのケツの穴に押し込まれるあの快感が癖になり、
座薬に戻ったりして (笑)

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