入院生活28日目 [最後の夜]【腰部脊柱管狭窄症の入院生活blog】

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【天気】 

今日もきれいな日の出が拝めました。

元旦に見れたらよさそうな太陽だよ。

年賀状にしたいような日の出でした。

今日も天気よさそう…

毎度のことながら、週末の病院はチョー暇で静かです。

午前中は予定がなく、喫茶コーナーの自販機でコーヒーを買い、椅子に座ってボーッと過ごす。

午後から前の職場で一緒に働いた男性が見舞いに来た。

これで3度目。わざわざ来てくれて申し訳ない。

ありがたいよ…

……って言いたいところだか、彼は見舞いと言うよりは日頃の鬱憤を晴らしに俺のところへ来てるようだ。

自分の自慢や愚痴を俺にぶちまけて、憂さ晴らしをしてるみたい…

今日も、今の仕事の愚痴、俺と一緒に働いてた職場の愚痴と同僚だった仲間の噂話、そして上司の悪口、自分はこれだけすごいんだ!って自慢、大好きな宇宙の話、そして何故か「探査機はやぶさ」の感動秘話まで延々と聞かされた…

俺、はやぶさなんて全然興味ないんですけど… (-_-;)

それに、まだ椅子に長時間座り続けとくのが、腰に負担になり、激しく苦痛なんですけど…

俺はまだこの病院の患者なんだから、病人ってこと察して欲しい。

彼、「これから何がしたいですか?」の質問に、俺、「横になりたい…」って切実に訴えた。

彼は、もしかしたら退院後に、何がしたいですか?」って聞いたと思うんだけど、俺は自分の病室の自分のベッドで横になることしか頭になかったから、そう答えるしかなかったんだよ。

じゃあ、そろそろ帰ります…って、もっと早く気づきなさい。(-_-;)

3時間のほとんどをあんたが喋ってるんだからさぁ!

だけど、見舞客の少ない俺を訪ねて、しかも、3度も来てくれてうれしかったよ、ありがとうさん! (*^^*)

彼が帰った後は。階段の登り降りのリハビリを行った。

東の階段から1階まで降り、西の階段から5階まで上がるコースを10周ほどやったかな…

階段の歩行は、全然問題なく快調に歩けるんだけど、どうも一般道の歩行が難ありなんだよね…

退院後の外出、明日からの日常生活、ホントに大丈夫なんだろうか?

シャワーを浴びる前に、手術の傷口を自撮りしてみた。

本当はまだコルセットを外したままいろいろしてはいけないし、シャワーもコルセットをつけたまま浴びないといけないんだけど、手術痕がどうしても気になってね…

恐る恐るコルセットを外し、倒れないようにと左手はシャワールームの壁をしっかり押さえ、
右手にデジカメを持って、デジカメ持った手をゆっくりと背中に回し、背中の手術痕をパチリと撮ってみた。

その画像見て、ショックーーー! (/ω\)

気絶しそう…

こんなにでっかいの?

あんなに長く切ってんの?

先日、術後のレントゲン写真をもらったが、他人事だった

別の人のレントゲン写真を見せられてるって感じがしてて、手術をしたって実感がわかなかった。

だけど、自分の背中を、自分のデジカメを使い、自分の手で実際に撮影して、その画像を実際に見たら、自分の背中を切ってホントに手術したんだ…って、ここで初めて実感した。

傷口がまだ生々しい…(>_<) ホントに背中の皮膚を切って、この中にボルトやプレートの金属が 入ってるなんて思ったら、マジ怖い… 抜糸はいつ?って思ったら、俺の手術痕はまったく縫ってなくて ボンドだけで接着してるんだって!

ボンドって言っても、工作用ボンドじゃあないからね!

皮膚専用の傷口ボンドらしいけど、 全然縫ってもないし、ホッチキスで止めてもないから、 抜糸はしなくていいらしい。

激しく動いた時にパックリ開いたりしないのかな?

皮膚用ボンドの粘着性、イマイチ信用できないんだけど…

傷痕が背中っていうのがせめてもの救いだ…

これがお腹を開く手術で、しかも嫌でも視界に入る傷痕だったら、 毎日震えながら生活してるかも?

長かった入院生活も、いよいよ明日で終わる。

入院生活を振り返ってみようと思う… 入院する前はすごく不安があった。

1ヶ月の入院、初めての手術、閉ざされた病棟に息苦しい病室、見知らぬ人々との共同生活…

でも、いざ入院してみたら、それほど悪いもんじゃあないね?

1ヶ月なんて長い!退屈!なんて思ってたが、あっという間の1ヶ月だった…

退屈で退屈で、気が狂ったらどうしよう…ポータブルDVDプレイヤーを買って 録り溜めてるDVDを持っていこうか?って思ったほど。

まったく必要なかった。 blogをやってたせいもあるけど、退屈って思ったことはなかった。

入院生活もそれほど悪くないね…って思ってるけど、 手術後3日間続いたあの痛みは、もう二度と味わいたくない痛みだね。

入院と手術は、もう勘弁だよ…。(>_<)
入院前に気になってたのが病院食。

量は少なくて、冷めてて、味がなくて、おいしくないって聞いてたけど、そんなことなかった。

俺、ここの病院食は結構好きだったな。

「明日はついに帰れるぞォー!!」

その前に、今晩のイビキ地獄を乗りきらなきゃ…

だけど、今夜も大音量のイビキでなかなか眠りにつけません。

消灯後の夜中、見廻りの看護師から個室カーテンを開けられた時に、何度も目が合ってしまう。

「○○さん(俺)、まだ起きてるわ。病室で寝れないのは、共同生活できない人なのかしら? きっと、繊細でナーバスで神経質な人なのね…」って思ってるんじゃあ?

違うよー! イビキで寝れないだけなんだよ! 

腹立つのが、看護師の見廻りの時間になると、ジイさんのイビキは静かになる…

まるで見廻りの時間帯を体内時計にインプットしてるかのように静まり返る…

一度、見廻り看護師にも、大イビキと不快な歯ぎしり音を聞かせてあげたいよ。

俺が意味なく夜遅くまで起きてるみたいに思われて嫌なのよ…

退院したら、あのイビキもいい思い出になるのかな?

ならない、ならない……(-_-メ)

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