アロエの管理|育て方や特徴、増やし方、水やり、失敗しないコツをご紹介【oyageeの植物観察日記】

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 植物名 と 特徴

 アロエは、一般的に「医者いらず」と言われています。また丈夫で乾燥に強いので、水やりなどの管理も手間がかかりませんので、「一家に一鉢」あるお家も多いんではないでしょうか?

ここではアロエを観葉植物として紹介してますが、どちらかと言えば、多肉植物の部類に入ると思います。

育て方や管理方法は多肉植物に似ていますし、多肉植物の本でもアロエを紹介しているものもありますので、管理や育て方は多肉植物寄りだと思いますね。

まあ、”観葉植物でもあり、多肉植物でもある”、いいとこどりの存在なんでしょうね。

日本には鎌倉時代に伝来してきたとされるアロエですが、一般的に知られてるアロエは、だいたいキダチアロエ (Aloe arborescens) のことが多いようです。

現在はキダチアロエ が九州、瀬戸内海、伊豆半島、房総半島などの海岸に逸出し帰化しているらしいです。

家庭では屋外でも育てられることも多く、花壇や庭先に大人の身長並みの高さのアロエをよく見かけることもあります。ある程度大きくなると、濃いオレンジ色の花が咲きます。

葉が肉厚で弾力があり、葉のふちには軟らかい棘が並んであります。その棘は、危険まではないにしても、それなりに痛いです。

上部の若くて軟らかい葉の棘よりは、株の下で育ってる古くて硬い葉の棘の方がより尖ってますので危険です。

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  • 英 名 : Aloe
  • 学 名 : Aloe aruborescens
  • 科 名 : ユリ 科
  • 属 名 : アロエ 属
  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 日当たり 半日陰 日当たり
水分 乾かし気味
施肥         置き肥 (2か月に1回)      
植替         挿し木 株分け      

 置き場所

日光不足では間延びして軟弱な姿になってしまいますので、しっかりお陽さまの光に当ててあげましょう。

ただし、これまで日陰に置いてたアロエを急に日当たりの良い場所に移すと、葉が傷んだり、火傷します。

植物の葉も人間の肌と一緒ですので、急に直射日光に当てるのは厳禁です。

まずは半日陰、それから木漏れ日の光線、薄雲りの時間、朝夕の日差しが弱い時間……と日光には徐々に慣らしていくことをオススメします。

慣れたら、1年中太陽の光を当てても大丈夫です。頑丈で立派なアロエに育つと思います。

我が家のアロエも、1年中外に置いてても葉焼けはしていませんし、立派な株に仕上がってます。

また条件がよければ、赤みがかったオレンジ色の花を咲かせてくれます。

花が咲く品種のアロエなのになかなか咲いてくれないのは、これも一番の原因は日光が不足しているからだと思いますので、なるべく日光に当ててあげてください。

 水やり

高温の季節に水やりをすると、根が蒸れて株元から腐ってくることがあります。

アロエは乾燥に強い植物で、土が少々カラカラの状態でも問題ありません。

アロエの分厚い葉には、水分を貯めておく特性があります。水切れを起こしても大丈夫です。

逆に、水をやり過ぎるのは徒長や根腐れの原因になりますので、とにかく、「水やりは控えめに!」が鉄則です。

水やりを怠ると、肉厚の葉が薄くになり、色も薄くなったり褐色っぽく変化して萎れてきますが、心配はいりません。水を与えると、元気な姿に復活します。

また寒い冬の期間は、株は冬眠状態なのでほとんど水をやりません。

見た目はやはり元気がなくなりますが、寒い時期に頻繁に水をやり過ぎて、返って根腐れを起こすことの方が怖いです。暖かくなって水を与えると元気に復活します。

 増やし方

大きく成長すると、株元や節目からかわいい子株がたくさん出てきますので、切り分けて土に挿しておけば、根を張ります。

切り口は乾かしてあげてから土に挿してあげる方が、病気や腐ることの予防になると思います。

後は、挿し木でも増やせます。背が高くなったアロエの上部を切って、切り口を乾かした後に土に植えても、根付きます。

多肉植物でもあるアロエは、同じ仲間の多肉植物でよく見られる「葉挿し (葉のみで根を出して増やす)」の方法は、アロエでは無理です。

見たことも聞いたこともないですが、実際はできるんでしょうか? 葉に水分が多そうですので、できそうにありませんが…

 害虫と病気

アロエは丈夫な植物ですので、あまり害虫にやられたり病気にかかるという話はあまり聞かないです。

実際に我が家でも事例がないし、葉肉も厚い為、イモムシや鳥に食べられることもなさそうです。昔から薬の代用とされてきた植物だから、きっとおいしくないんでしょう…(笑)

 管理人から一言

アロエを観葉植物と言っていいのかわかりませんが、「観葉植物の本」でも紹介されてるところもありますし、我が家でも実際に育ててますので、ここでも紹介することにしました。

アロエは昔から家にありましたね。子供の頃、火傷をちょくちょくしてまして、その時に母親が「水ぶくれになるから、すぐにアロエを塗っておきなさい」と言われた記憶があります。

他にも、虫に噛まれた時は、「刺されたところにアロエを塗っておきなさい」、草むらで遊んでて何かで皮膚を切ったら、「すぐアロエの汁を傷口に塗っておきなさい」、何かで打撲したら、「とりあえず、アロエを半分に割って貼っておきなさい」、熱が出たら、「アロエを額に貼っておきなさい」……と。

「怪我や病気をした時は薬よりもまずアロエ!」を唱える母は、完全に「アロエの効果を完全に信じてる“アロエ”教だったんです(笑)

だから、常備薬みたいな感じでアロエの鉢植えを育てていたんです。

当時は、効能が効いてるのか効いてないのかわからないなりに、言われた通りに実践しておりました。

現在でも、大きな鉢が2つ、小さい鉢なら5~6鉢、育ててます。

……「育ててる」って言うか、ほとんど放置状態で、ただ、とりあえずあるって感じですが…

ですが、家に1鉢でもアロエがあると、安心する家系なのかもしれません。

我が家のアロエを見ていると、よく管理して育ててるアロエよりは、放置状態にしてるアロエの方が成長がよくて、元気がいいようです。

アロエだけは、過保護よりも「適度な放置」の育て方がいいのかもしれません。

育てやすさ ★★★★★
お気に入り度 ★★★☆☆
オススメ度 ★★★☆☆
※管理人の個人的感想です

 管理人の失敗談から学ぶ「失敗しないコツ」

  • 日当たりが悪いところで育てたら、弱々しい株になってしまった。
  • 雨が多い季節に雨に当て過ぎてても、やはり弱々しい株になってしまった。
  • 怪我や病気の時にもぎ取っていたら、姿形が不格好になった。

失敗しないコツは、「水は控えめ」、あとは「適度な放置、あまりの過保護はアロエによくない」です。

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