ガジュマルの管理|育て方や特徴、増やし方、水やり、失敗しないコツをご紹介【oyageeの植物観察日記】

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 植物名 と 特徴

ガジュマルの木は日本でも見かけることができます。沖縄から屋久島にかけて自生している樹木です。

日本では沖縄、小笠原からインド、スリランカ、台湾にかけて分布する常緑高木で、葉は小さくて光沢があり、茎もよく分岐します。

ゴムの木の仲間で、肉厚な葉と特徴的な幹が魅力です。達磨や土偶のような太い幹が大人気です。

ガジュマルはフィカス属ですので、ゴムの木やベンジャミンと同じ仲間なんです。ゴムの木を切った時、真っ白い樹液を出すように、ガジュマルも枝を切ると白い液を出します。

幹の途中から「気根」という根が出ます。この気根は、やがて地面まで伸びていき、枝の支柱となりますので、邪魔でなければそのまま伸ばしててもよいです。

「もじゃもじゃしてる気根が苦手」という人もいますが、あの気根がガジュマルの魅力でもありますし、大事に残しててあげてください。

市販されてるガジュマルの鉢植えをよく見かけます。ガジュマルは手入れや管理も比較的簡単ですので、今、人気の観葉植物の一つです。

商業施設の店頭などで「妖精の住む木」 「幸せを呼ぶ木」 「精霊が宿る植物」などのキャッチフレーズでたくさん売られてるのを見かけます。

ガジュマルは、金運アップなどの風水パワーもあるらしく、プレゼントや贈り物にしたりする人も多いですよね。

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  • 英 名 : Chinese Banyan / Malayan Banyan
  • 学 名 : Ficus microcarpa
  • 科 名 : クワ 科
  • 属 名 : イチヂク (フィカス)  属
  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 室内 (日当たり) 日当たり 室内
水分 乾かし気味 普通 毎日 普通 乾かし気味
施肥         置き肥 (2か月に1度)      
植替         挿し木      

 置き場所

 本来は日光が好きなので、5~10月ぐらいまではなるべく屋外で日光に当ててあげます

ただし、夏場の日差しの強い直射日光だと、葉を傷める原因になりますので、適度に当ててあげてください。

耐陰性のある植物ですので室内に置きっぱなしにされがちですが、日差しに当てない日が長く続くようになりますと、葉が黄色に変色する原因になりますので、ご注意ください。

 水やり

水やりを忘れてもすぐに枯れることはないし、水やり頻度はそれほど神経質にならないでいいと思います。

土の表面が乾いて白っぽくなってきたら、水やりをしてください。 夏場はたっぷりと与えて大丈夫です。

 増やし方

挿し木で増やしますが、売られてるような幹が太くてがっちしたガジュマルにはなりません。

がっちりしたものは、実生で栽培されたものです。だから、種をどこかで手に入れて育てるしかなさそうです。

なので、違ったガジュマルの楽しみ方をご紹介。

夏場に伸びた枝を数本切って水に浸けておいたら、すぐに発根しますので数本を寄せて鉢植えにすると、また違ったガジュマルの楽しみができます。

「なんちゃってコーヒーノキの寄せ植え」風や「ベンジャミンもどきの寄せ集め」風になります(笑)

1本だけを小さなビニールポットに植えてミニ観葉植物としてもそれなりに楽しめそうですが、枝が伸びて葉数も少ないので、ちょっと寂しいかもしれません。

水の中に浸けていれば、だいたいは根が出ます。

 水で根が出た例 

「ガジュマル、春に生還す !!」(17.04.19更新)
ブログはこちらへ… 

「生還したガジュマルのその後…」(17.05.09更新)
ブログはこちらへ… 

 害虫と病気

ガジュマルの木は丈夫で、葉もしっかりしてるのでそれほど害虫に襲われることはないですが、管理が悪いとカイガラムシが発生します。

見つけ次第、薬剤などで駆除し、普段から葉水を与えて予防しましょう。

 管理人から一言

ガジュマル」って名前の植物を最初に知ったのは、ドリカムの「Eye to me」の曲でした。ガジュマルの木陰もいつか2人で行こう♪」って歌詞があり、「ガジュマル」ってどんな木って思っておりました。

初めてガジュマルの木を見た時、「これがドリカムのガジュマルの木だったんだ」って妙に納得した記憶があります。

土偶のようなどっしりした安定感のあるフォルムの幹に、短い枝に葉がたくさんついてる小型のガジュマルがお気に入りです。

濃い緑色の葉が印象的で、また水栽培もできる植物なので室内のグリーンとして楽しめますが、葉にほこりが溜まりやすいので、こまめに拭きとってあげてください。

今、ガジュマルは4鉢育ててますが、この写真のガジュマルは一番最初に買ったガジュマルです。

どっぷりとした幹にへんてこなポーズをしてるようにも見えるし、何とも言えないこのフォルム、oyageeが一番気に入ってるガジュマルなんです。見方によってはいろいろあると思いますが…(笑)

以前、贈り物で立方形のキューブ型の鉢に植わった水栽培のガジュマルの木をもらいました。ずっと室内で育てて、もう何年も経過してるのに幹がほとんど伸びないんです。

しかし、ホームセンターで買ったガジュマルの木は屋外で管理し、水は控えめ、日光にも程よく当ててるのに、枝がすぐに徒長してしまい、1年後には乱れた株になってしまいました。何の違いがあるんでしょ?

普通は逆ですよね? 謎です… 観葉植物ってまだまだ知らないことばかりで奥が深いです……。

ガジュマルを育ててると、葉が黄ばむ現象に何度か遭遇しました。葉の寿命かな…とも思ってましたが、「寒さ」「乾き」「日光」の3つが相重なると、葉が黄ばんで落ちたりしますので、気を付けてあげてください。

育てやすさ ★★★★☆
お気に入り度 ★★★★☆
オススメ度 ★★★★★
※管理人の個人的感想です

 これまでのBlog(植替え、株分け、その他の報告)

 「ガジュマル、春に生還す !!」 (17.04.19更新)

 「生還したガジュマルのその後…」 (17.05.09更新)

 「愛着あるガジュマルは何かに似ている?[ガジュマルの植替え]」 (17.05.23更新)

 管理人の失敗談から学ぶ「失敗しないコツ」

  • 太い幹から伸びた小さい枝がすぐに徒長してしまい、バランスが悪く仕上がり、見た目がよくない。
  • 沖縄に自生する木だから、と、真夏に直射日光を当て続けたため、葉に日焼け跡が見られた。
  • 数枚の葉に黒の斑点が出た。
  • 水栽培をしているガジュマルに水を足していたが、幹に水を当てながら注いだため、上辺の白い軽石が幹の汚れで茶色に変色し、見た目が汚くなった。

失敗しないコツは、「適度な日光浴」です。

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