オリヅルランの管理|育て方や特徴、増やし方、水やり、失敗しないコツをご紹介【oyageeの植物観察日記】

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 植物名 と 特徴

一般的によく知られてるオリヅルランには、乳白色の斑が葉の内側に入ってます

内側が濃い緑の葉の逆パターンもありますし、葉の斑がない濃緑一色のオリヅルランもあります。

生育旺盛な植物で、気候や日照、肥料などの条件を満たせば、すぐに大きな株になります。ある程度成長すると、株元から細くて硬い茎を伸ばします。

イチゴ狩りに行ったことがある方ならわかると思いますが、イチゴの苗から長い茎が出てて、その先に真っ赤な苺がついてますよね。あの長い茎を「ランナー」と言います。

オリヅルランも、そのランナーの先に小さな子株を作るのが特徴です。(写真参照:親株からランナーが出て、その先に子株が付いたばかりの姿)

1本のランナーに子株が1つ2つの時もありますが、5~6つ付けることもあり、子株が段々成長してくるにつれてボリューム感が出ます。

見た目が大変ゴージャスな造りに仕上がります。

ランナーが下に垂れ下がる為、吊り鉢で楽しむことが多いです。子株をつける姿が「折鶴」のように見えることから、「オリヅルラン」と名付けられています。

子株の育つ姿はこちらへ… 
「これがオリヅルランの子株の正体だ!」
(2017.05.05更新)

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  • 英 名 : Spider plant
  • 学 名 : Chlorophytum comosum
  • 科 名 : ユリ 科
  • 属 名 : オリヅルラン 属
  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 室内 (日当たり)  日当たり 室内
水分 乾かし気味 乾いたら 乾かし気味
施肥         置き肥 (2か月に1度)      
植替         挿し芽 株分け      

 置き場所

年中、日の当たる場所でもよいですが、夏の直射日光は葉焼けを起こします。明るい日陰に置くのが心配がなくてよろしいと思います。

ただ、日陰ばかりだと葉の色が薄くなり、葉の強度も弱く育ってしまい、重さに耐えきれずに途中で折れたりすることがあります。

1年を通して、弱い日光に当ててあげた方がいいかもしれません。

 水やり

オリヅルランの根は多肉質で太く、水分の吸収が激しいですが、乾燥には強い方なので土は少々乾き気味でも大丈夫です。

夏は土が乾いたら水やりをし、冬も適度に与えるぐらいでいいと思います。

少々水切れしてもすぐに枯れることはないですが、水分がない状態を繰り返すと、葉の先から茶色く傷んできます。

また根が太いせいで鉢が根詰まりを起こし、土が水分をなかなか吸収してくれないで、水やりする際は鉢底から水が染み出すぐらいたっぷり上げましょう。

 増やし方

株分け、もしくは子株を植えて増やします。

子株で増やす方が簡単ですし、確実に増やせると思います。 掘り起こしたりする作業もなく、手もほとんど汚れません。

子株での増やし方は、親株と子株が繋がってるランナーの子株の根元付近をハサミなどで切り、そのまま子株を鉢に植えたらすぐに根が張って生長します。

すでに退化したような根が出てますので、そのまま土に直接植えても、発根に適さない気温、水分不足、発根しにくい土、害虫などの悪条件が揃わない限り、根が出なかったり、枯れることはほぼないです。

オリヅルランの詳しい水挿し方法はこちらへ… 
「オリヅルランの水挿しはすごく簡単!」 (2017.05.17更新)

オリヅルランは、ある程度の気温と水分さえあれば、ほぼ確実に根は出ます。

 水分を含ませた水苔に巻いて根を出させてもいいですが、水苔は値段が高くて勿体ないし、オリヅルランは水に入れておくだけですぐに根が出てくれますので、水差しで十分です

根が出てきたら、鉢に移し替えてください。きれいなグラスなどに水を入れ、そのまま水栽培やハイドロカルチャーとしても楽しめます。

瓶や器の中にはビー玉やハイドロボールを入れてあげると、室内インテリアとして見た目もきれいです。

 害虫と病気

オリヅルランはあまり害虫も病気も経験ないですが、カイガラムシには気を付けてください。

あ、外に出していたら、よくイモムシ系の虫に葉を食べられてることがありますので、こちらもご注意を。

 管理人から一言

オリヅルランはすぐに根付いてくれて、手間もそれほどかかりませんし、管理も難しくはない植物です。

ただ、根が太くて多いせいか、鉢の中で絡まってて重たくなってますので、植え替えは重労働です(笑)

一度、口の狭い鉢に植えてしまい、根が鉢の中で絡まってなかなか出ずに、最後は鉢を割る運命になったことがあります。

また、すぐに鉢の中で根が回り、根詰まりしてなかなか水を吸ってくれないのも困りもんです。

葉先が黒く枯れてくるのは、根詰まりや根腐れが原因ですので、株分けしたり、根を少し切って一回り小さくして新しい鉢で再生させるか、子株を使って一から育てた方が賢明でしょう。

オリヅルランの根は多肉質なので、多少放置していても乾燥に強いので育ち続けますが、鉢の中はすぐに根でいっぱいになりますので、1~2年で植え替えてあげた方がいいですね。

ランナーが出る品種なのになかなか子株が出ないのは、もしかして日光不足が原因かもしれません。

子株を作りたいのであれば、日光浴をさせてあげましょう。 しかし、いきなり直射日光はダメですよ。 半日陰で、たまに弱い光が当たる程度でいいかと思います。

観葉植物の寄せ植えを作った時は、鉢にオリヅルランが1株入ってくれるだけで、鉢全体を華やかにしてくれますね。

オリヅルランの上へ向かって広がってる葉姿がすごく生き生きして見えて、全体的にボリューム感が出ます。

ウチの浴室の外窓は擦りガラスで、広めの窓ですので、外からの目隠しと入浴中の癒しを兼ねて大きめのオリヅルランの鉢を置いてます。

大きくなった株はある程度の高さも幅もありますので、プライバシーは十分確保できています(笑)

育てやすさ ★★★★★
お気に入り度 ★★★☆☆
オススメ度 ★★★☆☆
※管理人の個人的感想です

 これまでのBlog(植替え、株分け、他の報告)

 「オリヅルランの子株ができたら、超簡単な水挿しに!そのまま室内インテリアとしても最適!」 (17.05.16更新)

 「今の時期、オリヅルランの発根はほぼ100%大丈夫!」 (17.05.28更新)

 管理人の失敗談から学ぶ「失敗しないコツ」

  • 太い根が鉢の中ですぐにいっぱいになり、根詰まりを起こす。
  • 日照不足でひ弱な株に仕上がり、葉も弱々しく何本も途中で折れる。
  • 葉の先が黒く枯れてきた。

失敗しないコツは、「日照不足」 「水やり」 「こまめに根詰まりチェック! 発見後は早めに植替え」です。

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