アスパラガスの管理|育て方や特徴、増やし方、水やり、失敗しないコツをご紹介【oyageeの植物観察日記】

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 植物名 と 特徴

葉の繊細な美しさが人気のインテリアグリーンです。

野菜のアスパラガスと同じ名前で同じ仲間ですが、種が違いますので観賞用のアスパラガスをいくら育てても、野菜のアスパラにはなりませんし、食べることもできません。

アスパラガスの中でも「プルモーサス・ナナス」という品種は、最も繊細なアスパラガスの品種で「オオミドリボウキ」とも呼ばれています。

人間の髪の毛並みの細さの葉が枝に無数についてます。まさしく、ホウキみたいな姿をしています。

「アスパラガス・スプレンゲリー」という品種は、大きく育ってくると茎が垂れ下がってくる為、吊り鉢に植えるのが適しており、地植えすると大株になってしまい、1~2mにもなることもあります。

そして、大株に育ってくると、何が変化したのか、退化したのかわかりませんが、枝にが付いてしまうことがあります。

他にも、「アスパラガス・メイリー」は「アスパラガス・スプレンゲリー」と葉姿が似ている品種です。茎が直立してて、スプリンゲリーよりもしっかりした株立ちです。

根は、水分を蓄えておく「擬球根」という球をつけてます。

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  • 英 名 : Asparagus
  • 学 名 : Asparagus
  • 科 名 : ユリ 科
  • 属 名 : アスパラガス 属
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 室内 (日当たり) やや日当たり 室内
水分 乾いたら 普通 乾いたら
施肥         置き肥 (2ヶ月に1度程度)      
植替         株分け            

 置き場所

日光を好みますが、日差しの強い夏場だけは日陰に置いた方が葉が傷ませんし、美しい葉や姿を楽しむには、直射日光は避けた方がいいです

oyageeのアスパラガスは、年中屋外で管理しており、直射日光を浴びまくり状態です。

だから、すごい丈夫に育ってますし、葉の色も鮮やかです。(写真参照)

春から梅雨明けまでは屋外の日の当たる場所に置いても問題ないと思います。

しかし、やはり大事に育ててるアスパラガスですよね…ご心配でしたら、半日陰で管理した方がいいかもしれません。

年中屋外で育てることもできます。しかし、真夏の強い日差しは葉焼けまではいきませんが、色がこれほど鮮やかではなくなります。色彩を失って、色褪せた葉の色になりますので、日陰で管理してくださいね。

 水やり

乾燥に強いですが、根の生育がよくて水分の吸収が早いので、夏の水やりは多めにしてください。

乾燥に強いと言われてますが、放置状態が続くと葉が黄色に変色し、パラパラと落ちてしまうので、夏場の水やりチェックは欠かさずに行いましょう。

 増やし方

アスパラガスは、株分けが妥当です。鉢から株を掘り起こし、2~3つほどに割って、鉢に植えてあげてください。あまり小さく小分けにすると、新芽が出てくれないかもしれません。

大きくなった株と根は思ってる以上に硬く、なかなか切れませんので、頑丈なハサミを使って切った方がいいと思います。

そして、「スプレンゲリー」という品種を植え替える時は、大きな株になるとが付いてることがありので、軍手や厚手のゴム手袋を装着してから植え替え作業をしないと、怪我をするかもしれません。

結構鋭い棘があります。バラのような棘ですので、くれぐれもお気付けください。

この写真はoyageeのアスパラガスです。 撮影した頃はまだ芽吹いたばかりで若い葉ですので、棘もそれほど硬くもないし、鋭くもありませんが、これからこの棘がどんどん硬くなります。

 管理人から一言

園芸店の観葉植物コーナーで初めて「アスパラガス」という観葉植物を見た時、「これを大きく育てたら、野菜のアスパラが収穫できるかも?」って思ってました。 そうではなかったみたいですね…(笑)

「プルモーサス・ナナス」は葉が繊細ですので、乾燥した部屋に置いておくと、葉がチリチリになって枯れ落ちます。見栄えが悪くなりますので、こまめに霧吹きで葉水をしてあげましょう。

「アスパラガス・スプレンゲリー」はすごく根を張りますね。

鉢の中ですぐに根詰まりします。しかも、コンクリート並みにカッチカチに硬い鉢土になります。

水やりしても、なかなか水を吸ってくれませんが、擬球根という水分を蓄えて置ける根を持っていますので、そう簡単には枯れません。

しかし、「アスパラガス・スプレンゲリー」の生命力はすごいです。

葉が枯れ落ちてまったくない状態で屋外で越冬しても、翌春には芽を吹いてくれます。

しっかり芽を吹かせて復活するのもアスパラガスの特徴ですね。

oyageeが育ててるスプリンゲリーも、今や鉢は根でカッチカチでよく水切れを起こします。葉が落ちて枯れても、春になる頃には新芽を吹いてくれます。

(写真参照:枯れたアスパラガスの写真の右側の鉢が、毎年春にはこのように青々とした芽が吹いてくれるんです)

よほどのことがない限り、枯れることはないと思いますが、鉢の中が根でぎゅうぎゅうで根詰まりの状態が続く株のままではさすがにかわいそうですので、早めに株分けで植え替えしてあげた方がいいですね。

育てやすさ ★★★☆☆
お気に入り度 ★★★★☆
オススメ度 ★★★★☆
※管理人の個人的感想です

 これまでのBlog(植替え、株分け、その他の報告)

 「今年も出ましたアスパラガス!観葉植物の方ですよ」 (17.05.02更新)

 今日も元気なアスパラガス」 (17.05.24更新)

 管理人の失敗談から学ぶ「失敗しないコツ」

  • 株が大きくなりすぎ、根も頑丈で、植え替え時に鉢底からなかなか抜けない。
  • 鉢底から水分を蓄えておく「擬球根」が出て、鉢が傾いたり、見栄えが良くない。 
  • 植え替え時に鉢底から出てた擬球根がまったく抜けなくて、鉢を割らないといけないこともある。
  • 根が異常に硬くて強いので、すぐに根詰まりする。
  • がちがちに根を張り、水やりをしても、土が水分を吸わない。
  • 大きくなった株は棘があることに気づかず、よく指に刺さって怪我をする。
  • 葉が黄色く変色し、パラパラと落ちる。(乾燥のしすぎが原因と判明)
  • 葉の色が薄れた(肥料不足? 根詰まり?)
  • 葉(茎?)が徒長しすぎて、化け物ぐらいデカイ株になった(日光不足? 肥料不足?)
  • 株分け時、たくさん増やそうと小分けにし過ぎて、全部が芽が出ず全滅。

失敗しないコツは、「水やりのタイミング」 「品種によっては乾燥対策」です。

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