目次
ガジュマルの植え替えと、もう一つの楽しみ方
お気に入りのガジュマルって、どんな木?
ガジュマルは現在、鉢植えが数鉢ありますし、ミニ観葉もあり、また贈り物でもらった水栽培のガジュマルも持っています。
3月に瀕死状態から復活したガジュマルも、元気に育ってますよ。
「ガジュマル、春に生還す!!」(17.04.09更新)
「生還したガジュマルのその後…[ガジュマルの水挿し]」(17.05.09更新)
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さて、今回の植替えは、このガジュマルではないんです。
一番最初に買ったガジュマルがあるんですよ。
それがすごくお気に入りなんです。
特に、フォルムが…
プクッとした幹が愛着がありまして、何かに似てる…
そうです、oyageeの後ろ姿に似てるんです。
今はあんなにきれいな形ではありません。
あんなアスリートみたいなお尻はしてません。
昔ですよ、昔…
まだ若かりし頃のお尻の形になんか似てるなぁ…と。
まだ若くて、テニスや筋トレをガンガンやってた頃は、こんなに引き締まってたなぁ…なんて思いながら、育ててました(笑)
一番最初に買ったって言うのもあるし、自分に似てるって言うのもあるんで、妙に愛着があるんですよね。
鉢も小さくなり、植え替えてあげたいんだけど、なかなか植え替えることができませんでした…
ガジュマルの植替えが遅れた理由とは?
急いで植え替えるほど、問題が生じなかったって言うのが理由ですね。
葉が枯れたとか、幹が腐ってきたとか、鉢を割ったとかだったら、すぐにでも植え替えるんですが、なんの問題なく生長してたんです。
多少、葉焼けなどで黒ずんだり黄色に変色してますが、その他は全然問題がなかったんです。
だから、ついつい後回しになりまして…
あと、今日植え替えたドラセナと同様に、
これ、自分の感想でただの思い込みだけど、ガジュマルは陶器や素焼きの鉢に植えたい。
幹が太くてしっかりしてて存在感があるから、真っ白の安っぽいプラスティックの鉢よりは、頑丈で重量感のある鉢の方が似合うんですよね。
立派な鉢でなくていいんです、ただ…
……と、そこに何故かこだわってました。
優柔不断な性格ですが、どこか頑固なんです…
こだわるところには、こだわりたいんですよ。
先日、ホームセンターの園芸コーナーに行った時にガジュマルに似合いそうな鉢を見たんですが、いい鉢がないんですよ。
すべて大きな鉢なんです。 小ぶりのものがないんですよ。
いろいろと考えてて…… ついに、
今、ガジュマルが植わってるキューブ型の鉢の一回り…いや、二回りほど大きなサイズの鉢が家にあったんですよ。
真っ白で同じキューブ型の…
これに、今、植わってるガジュマルを植え替え、空いたキューブ型の鉢に、一昨年ぐらいにミニ観葉植物として買ってきた後は、一度も植え替えてないガジュマルを植えようと考えました。
新しい大きなキューブ型の鉢に、今植わってる小さな鉢をはめ込んでみたら、新しい鉢とガジュマルの株がちょうどいいバランスなんです。
今のガジュマルは、上半分に重心があり、頭でっかちでなんだか見苦しくて、窮屈そうですしね…
最初に、お気に入りのガジュマルの木を植え替え、その後に100均で買ってきたミニガジュマルの木2鉢を同時進行でやっていきます。
植替え手順
ガジュマルは3鉢ありますが、まずはお気に入りの1鉢から。
Scene 1. お気に入りのガジュマルの手順
- 鉢からガジュマルの株を抜きます。
何年も植え替えていなかったため、根が鉢の中で頑丈に張っており、気根も多数伸ばしていましたので、見えてる根をまずカットしました。
ガジュマルの気根は切っても問題ありません。
- 埋まってた根を、ある程度カットします。
ガジュマルの根の発育が旺盛ですので、多少切っても大丈夫です。
- 鉢に土を入れて、埋め込みます。
土がフカフカですので、ここで割り箸などを使って、土を突きます。
これはどの植物の植替え時もやってほしいことですが、土の隅や根と根の間までしっかりと土を入れてあげないと、発育が悪いんですよ。
※ ただし、根がありますし、株も植わってますので、激しく突いたりしないでください。あくまでもそっと優しく土を奥に入れ込むような感じでお願いします。
- あとはたっぷり水をやって終わりです。
以上で、この鉢は完成です。
Scene 2. ミニ観葉植物のガジュマル2鉢の手順
ガジュマルはほぼ同じ大きさですし、土、鉢も一緒ですので、2鉢同時進行で行きます。
- 鉢からガジュマルの株を抜きます。
こちらもずっと植え替えていなくて、しかもミニ観葉で鉢が小さかったため、根が鉢の中で頑丈に張っておました。
小さいのに、鉢から株を抜くのに結構梃子摺りました…
- 埋まってた根を、ある程度カットします。
ガジュマルの根は生育が旺盛ですので、多少切っても大丈夫です。
- 鉢から抜いた根を水洗いします。
※ココが、さっきのガジュマルと違うところです。
何故、水洗いするかというと、今まで植わってた土と、これから植える土が全然違うんですよ。
今まで植わってた土は、オガクズみたいな木のくずのみで育ってたんですね。
これをそのままoyageeオリジナルの配合土に植えると、全く違う土ですので、馴染まないんではないかと?
だから、容器に溜めた水に浸けて、軽く洗ってみました。
- 鉢に土を入れて、埋め込みます。
先ほどと同じですが、土が流し込んだだけでフカフカですので、ここで割り箸などを使って、土を突きます。
これはどの植物の植替え時もやってほしいことですが、土の隅や根と根の間までしっかりと土を入れてあげないと、発育が悪いんです。
水やりする時、鉢に水が留まる場所がないと、水が土に吸い込む間もなく鉢の縁から流れ出し、土の中まで水が行き渡りませんので。
植替え作業を写真で解説
大きなガジュマルの植替え
01.
鉢から外す前に頑丈な気根を切ります。(繋がってると抜けにくいので)
02.
抜いてみましたら、根が回ってます。根詰まりですね。
03.
抜いた後も、余計な気根を切ります。
04.
新しい鉢に土を半分ほど入れて、ガジュマルを置き、少しずつ土を入れながら、割り箸などの棒を使い、根の間は鉢の隅などに土が行き渡るようにします。
05.
完成です。 1つ、出来上がりました。
ミニガジュマル2鉢の植替え
06.
こちらは2つ同時に行っていきます。
07.
こちらもやはり根が回ってますね。水がしみ込みにくかったわけです…
08.
1つの土を崩したら、黒くて丸いものが出てきました… これ、なんなんでしょ? 上げ底の役割? 肥料的なもの?
09.
新しい土と今まで植わってた土の種類が全く違うんで、こちらは根を洗います。
根がうまく馴染めないかもしれませんので。
10.
こちらも割り箸などの棒で、土を根の間や鉢の隅に入れてあげましょう。ゆっくり優しく…
11.
たっぷり水をやって完成です。水は根元にたっぷり与えましょう。
植替え後にやるべき、ちょっとしたひと手間
これは、植え替え前にやってもいいし、作業途中でもやっても問題ないですが、oyageeは新しい鉢に植わ終わってから、やった方がいいかなって思っています。
まず1つ目は。
見える部分ですので、切り残した気根は根元部分できれいにカットした方がいいかと思います。
もちろん、切り残した気根はわざわざ切らなくてもいいですよ。
気根自体を切らなくて、伸ばしたままでもいいんです。
長く伸びた気根が、好き か、嫌い か、だけの話ですから…
12.
切り残した気根は、きれいに剪定してあげた方が、見栄えが良いと思います。
もう1つは、
すでに伸びてる枝をこのまま大事に生長させたい人は、ここを読み飛ばしても全然構いません。
だけど、枝を短くして仕立てた方が、太い幹のガジュマルはぴったりですよね。
枝を切ると、切った枝の部分から脇芽が出てきて、次の枝や葉を伸ばしてくれます。
大胆な話、枝を全部切り落としても構いません。
枝をいつ切るかのタイミングですが、oyageeは、植え替え前よりは、植え替えた後の方がいいと思っています。
新しい鉢に植わって、ちょっと離れたところからよく観察して、鉢と株を見比べながら、全体的なバランスを考えたり、枝の向きや株の高さを考慮しながら切る枝、残す枝を考えたり…
これから生長していくガジュマルの未来予想図をイメージしながら剪定する方がいいと思います。
「幹がこっちに傾いてるから、こっちの枝を切って、こっちの枝は残して、この枝をこう伸ばして…」って考えると、植替え作業も楽しくなりますよ。
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剪定するもう一つの理由は、今日、根をあれだけカットしているので、葉数が多いと株に負担がかかります。
葉を少なくした方が、水分を吸い上げるパワーもそれほど必要ありませんので、根の発育の方に力を注いでくれて、早く根を出してくれると思います。
まあ、枝をカットする、そのまま残しておくのは、人それぞれですから、
この剪定作業は、ご自身の判断に委ねますので、
ご自由にやっちゃってください。
枝の全部をカットして、葉が一枚もない丸坊主状態にしてもいいし、枝を1本か2本程度残して、他は全部カットしてもいいし、1本も切らないでそのまま育てるっていう人もいるでしょう。
それはそれで自分だけのオリジナルのガジュマルができるんで、「絶対に枝を切らないといけない」という決まりはありませんので。
間延びしている枝のひょろっとしたガジュマルがいいのか、枝を短く切って新芽を出させて、ガッチリしたガジュマルに仕立てるのがいいのか、それはあなた次第です!(笑)
13.
不要な枝は切り落とします。
ガジュマルのもう一つの楽しみ方
カットした枝は不要です。
この枝を育てても、今、育ててる様な太い幹にはなりません。
そうなんです、太い幹のガジュマルは種から育てた実生苗なんです。
枝の挿し木では、あんな太くはならないのです…
だから、挿し木を太く育てようとしても、無理な話なんです…
この枝も、育てようによっては、立派な観葉植物になるんです。
すぐに水に挿しておきましょう。
ゴムノキと同じ仲間ですし、あれだけ気根を出す植物ですので、生命力は強いです。
すぐに根は出てきます。
今すぐ水に!
あ! 水に浸ける前に、水に浸かる部分の葉を切り落としてから水に浸けてくださいね。
14.
さっき切り落とし枝は捨てずに、上の葉1~2枚を残して、後はハサミでカットしておきます。
15.
コップや空き容器に水を入れ、不要な枝を挿しておきます。
数本あれば、ベストですね。 根が出たら、ガジュマルのもう一つの楽しみ方ができますよ。
例えば、こんな楽しみ方も…
詳しくは、根が出た後にで…
根が出たら、続きを更新します。
「ガジュマルのもう一つの楽しみ方|ガジュマルをベンジャミン風に仕立ててみよう!」
・詳しくはこちらのブログへ…
完成写真
16.
水やり後の3鉢です。 もうちょっと枝を切ってもよかったかな…って思っています。
17.
このフォルム、なかなか素敵じゃあないですか?(笑)
植替え後の管理
どの植物の植替えと一緒ですが、根が出て成長が見込めるまでは日陰で管理した方がいいですね。
水やりは、土が乾いたらたっぷりと与えてください。
ガジュマルだと、1~2週間で根が出てきてくれるんではないでしょうか…
そして、1か月もすれば、丸坊主の株から新芽が出てきてくれるんではないかと期待してますが…
そこまでなれば、もう安心できますが、これから少しの間は「根が出るのか?」 「芽は出るのか?」って気が気ではないですよね…
だけど、
生命力の強いガジュマルですから、きっと根付いてくれて生長してくれます。
ダメだったら、ダメな時です…
その時はまた他の手段を考えましょう。
葉がポロポロ落ちて、枝も枯れていたガジュマルが見事生還したoyageeの事例もありますので、水に浸けておけば、復活できる!
……じゃあないでしょうか?
oyageeは、あくまでも観葉植物が好きなだけのただのずぶの素人で、植物再生の専門家でもなんでもないし、あの時はたまたま運よく復活してくれたのかもしれないんで、あまり強気なことは言えませんが…(苦笑)
以上、ガジュマルの植替え作業でした。