植物名 と 特徴
プテリスは、世界の熱帯や亜熱帯に自生するシダの仲間ですが、イノモトソウやヒメイノモトソウ、マツザカシダなど日本にも自生種があるほどで、原産は熱帯ではありません。
プテリスの種類は大変多く、日本に自生しているものから熱帯のものまで約300種類もあるそうです。
そう言えば、山へ入れば木陰でシダの仲間の群生をたくさん見ることができますよね。
また地区の溝、川の堤防などでも、自生したプテリス似のシダ植物を見ることができます。
葉型や葉の模様もバラエティーに富んでて、いろんな姿を楽しむことができます。
見た目がさわやかで涼しげですし、緑の葉でも淡い色系のものが多いので、夏向きの観葉植物ですね。
育てていくと、株はどんどん大きくなり、胞子を出す葉に生長することもあります。
- 英 名 : Brake fern
- 学 名 : Pteris
- 科 名 : イノモトソウ科
- 属 名 : プテリス属(イノモトソウ属)
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
場所 | 明るい室内 | 明るい日陰 | 明るい室内 | |||||||||
水分 | 乾いたら | 普 通 | 乾いたら | |||||||||
施肥 | 液肥 (10日に1回) | |||||||||||
植替 | 株分け |
置き場所
直射日光の当たらない、明るい日陰に置きます。
また暗い場所での管理は生長の妨げになりますので、1年を通して明るい日陰や半日陰が適しています。
夏場は株元が蒸れやすくなりますので、プテリスなどのシダ類は、風通しのよい涼しい場所で管理するのがオススメです。
スポンサーリンク
水やり
水やりは注意が必要です。 土が乾燥していた時はすぐに水を与えてください。
水やりを忘れると、葉がチリチリやパリパリになってしまうことがあり、茎が萎れて曲がり、葉が垂れた状態になった時に水切れだと気付いても、時すでに遅し…です。
初期なら何とか復活しますが、手遅れになると、葉や茎にダメージを与えてしまいます。
例え復活しても、一度茎が曲がった部分は黒ずんだまま生長し、見た目がよくないので、なるべくこまめに鉢土をチェックして、水切れさせないようにしてください。
鉢に水をやるのも大切ですが、葉水も結構重要ポイントです。
葉や新芽、株にも霧吹きで水をかけてあげて湿度を高めてあげたら、株全体が生き生きとします。
特に、冬の室内は乾燥してますので、こまめに霧吹きで水を上げてください。
夏場の水やりも注意が必要です。
順調に育っている株でも、高温になる夏場に風通しの悪い場所に置き、株の上から水を与えると葉が蒸れて枯れることがあります。
風通しのよい涼しい場所に置き、1日に1度程度葉水を与えるようにしましょう。
増やし方
株分けで増やします。
5~9月頃に大きくなった株を鉢から出し、2~3つに分け、排水のよい軽い土に植えます。
あまり小さく分けすぎると、根がうまく張ってくれなく、枯れてしまうかもしれませんので、注意してください。
害虫と病気
ハダニとカイガラムシがつきます。 見つけ次第、薬剤で駆除してください。
管理人から一言
簡単に育てられる部類の植物だと思いますが、管理に何度も失敗してますので、どうも苦手意識があります。
この植物は、最近まで名前を知らなく、知らないまま育てておりました(笑)
プテリスなどのシダ類は、乾燥することで葉の色や形が変わってくるんです。初めて見た時はびっくりしました。
以前、同じ日に買った3鉢のプテリスのうち、1つの鉢を植え替えてあげたんですが、それから数か月後、突然変異を起こしたみたいに株がどんどん大きくなり、葉もでかくなり、前の面影が全くないプテリスに生長しました。
あまりの変貌ぶりに、全く別の植物に生まれかわったようでした。
プテリスはシダの仲間ですので、葉裏に胞子の付いた葉が細長い胞子葉が伸びてくる為に、葉の形が変化するそうなんです。
自分が育ててるプテリスが、突然、葉の姿を変えたのは、乾燥して枯れかけたことで、子孫を残そうと胞子のついた葉が伸びてきたってことなんですね?
原因がわかってよかったです。だけど、元のかわいい姿に戻してほしいですけど(笑)
育てやすさ | ★★★☆☆ |
お気に入り度 | ★★★★☆ |
オススメ度 | ★★★☆☆ |
※管理人の個人的感想です |
管理人の失敗談から学ぶ「失敗しないコツ」
- 水切れさせ、一度萎れると、新芽が伸びてこなくなった。
- 水切れさせ、ふにゃとさせた枝は癖がつき、変形したまま成長してしまうことが多い。 また、曲がった部分がダメージを受け、黒ずんで見た目が悪い。
- 水切れではないのに、葉がところどころ茶色に枯れてきた。
- 突然変異か?今までとまったく違う葉が出てきた。
- ちょっと触った時に長く伸びた茎が折れたことがあり、意外ともろいのにびっくりした。
失敗しないコツは、「とにかく乾燥は厳禁!」 「突然変異で葉姿が変わっても、問題ナシ」です。