目次
ドラセナ・コンシンネの植え替え法(水挿し編)
これまでblogで紹介したコンシンネは…
ドラセナには多くの種類がありますが、その中でoyageeが一番多く育ててるのがコンシンネです。
この品種は、細長い葉が噴水状のように上向きに開いてるが特徴です。
また、他の植物に比べ、根が丈夫で、発達も非常の早いのも特徴になります。
以前、ブログでコンシンネを紹介したのは、土から土へのただの植え替えでした。
1つは、根詰まりが原因で生長が悪かったので、17年4月22日に植え替えました。
詳しいブログは、こちらへ…
【コンシンネが根詰まり!? 緊急オペ開始!】 (17.04.22更新)
もう一つは、17年5月4日にコンシンネの同じ品種を3本同時に植え替えました。
詳しいブログは、こちら へ…
【コンシンネの植え替え(初の3本同時植え)】 (17.05.04更新)
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今回のコンシンネはどのような症状?
異常が出てたコンシンネはすでに植え替えたんですが、まだまだ植え替えてあげないといけないコンシンネがあと数鉢あるんです。
そのうち、今日はこの1つを植え替えることにしたんです。
最近、葉先が枯れてる部分が目立ってきてるんです。
しかも、中心の若い葉も、すでに萎れてたり、変色してる。
01.
葉先が枯れてるんですよ。中心の若い芽も、すでに枯れてたり、萎れてたりして出てきてますし…
これは、いかん…
特にコンシンネは葉姿がきれいで、「葉が命」なのに、肝心のその葉がすでに枯れてたり、萎れてたら、目も当たられません…
これは直射日光を浴び過ぎた葉焼けではない、害虫被害でもない、となると、根の障害…
これは、どう見ても根詰まりです。
02.
根が混み合ってます。これ、完全に根詰まりです。
しかも、枯れてます。枯れてるのは、水やりで水を吸わないから、oyageeが割り箸で突きまくったせいで、根を傷めてしまったんです(汗)
もう3~4年植え替えてなかったし、高さが30センチほどあるのに、こんな小さな鉢では完全に根詰まりを起こしてしまいますよね。
コンシンネって長い茎が特徴で、将来、茎を「く」の字などに曲げて楽しもうと思ってるんですよ。
盆栽の松とかの感覚で小さい鉢に植えて、「茎をこう曲げて…」なんてイメージしてたんですが、完全に間違ってました。
こんな大きな株に成長してるのに、こんな小さい鉢だとうまく生長してくれません。
特に、ドラセナ類は根の発達が旺盛でして、鉢の中で根がギューギュー詰め状態です。
下葉は落ちてますし、新しい葉も枯れたまま、さらに水はけもよくない。
葉先が枯れてるのに気づいたのは冬場で、早く気づいてたんですが、このコンシンネをどういう風に育てたらいいか、どう増やしたらいいかといろいろと考えてたんです。
なので、この日までずるずる来てしまいました。
今回の栽培法は?
これを必要ない根を切って、大きな鉢にただ植え替えるだけじゃあつまらない。
前回と同様で、土から土に植え替えるだけになってしまいます。
今回は、長く伸びた枝を上部、中央部、下部と分けて、いろんな方法で楽しみたいと思います。
株は根が付いたまま、しかも鉢に植わってるまま残し、あとは中央の葉のない部分、そして上部の葉がついてる部分、3つに分けようと思います。
3分割した各部位の役割
まず、下の部分。
枝の下の部分はまだ鉢に植わったままです。
根がついたままで鉢のまま残すのは、これから枝の脇から芽を出させるためです。
観葉植物って、主軸を切ってしまったら、
このドラセナはすっと伸びてる主軸を切ることで、切った下の部分から新芽を出すんですよ。
前回がそうでした。
前回は、2ヶ所から芽が出たんですね。
それを生長させれば、まっすぐ垂直に伸びるコンシンネとはまた違ったコンシンネができると思うんですよ。
多分、2つか3つ、もしかしてそれ以上の芽が出てくれるかもしれません。
その芽を、軟らかいうちにワイヤーや針金を使って、左や、右、下などに向きを変形してあげると、スタイリッシュな株に仕上がると思います。
何故、鉢に植えたままなのか?
ってお思いでしょう…
そうしようと考えたんですが、根を切って植え替えると負担が大きくなるんではないかと思ってやめました。
だって、根を切ると、根を出すことに力を注ぎます…
しかも、葉がなくて丸裸の状態ですから、新芽を出そうと頑張ります。
同時進行だと、株の負担が2倍です。
二重苦で、そのストレスや負担に負けてしまい、根も芽も出ずに枯れるんではないかと、心配になったんです。
だから、やめました…
まず、芽をどこからか出させ、ある程度大きくなってから、植え替えようかと…
植替え時や発根させるのに、葉が多いと株の負担になるので、ある程度葉を落としたり、半分にカットするんですが、葉が全然ないのも、株に負担になるんではないかと思いまして…
勝手な想像で、わからないですけどね…
今回、この方法でやってみます。
そして、上部の部分。
上部の部分は、まだ葉が付いたままです。
これを水に挿します。
コンシンネも、水だけで発根してくれます。
どの園芸雑誌も水挿しのことをあまり詳しく書いてないんですよね。
それは簡単だからなのか? それとも、失敗が多いのかわかりませんが、取り木や茎伏せのことはイラストや写真付きで紹介されてるのに、水挿しのことはほとんど紹介されてない。
oyageeは、この植物もまずは水差しで増やします。
理由は、簡単だから…です(笑)
葉のない中央部分も水挿しにします。
中央部分の枝は少し長かったので、さらに半分に切り、2本作りました。
増やし方は以上です。
水挿しの手順を写真で解説
03.
下から5センチほどのところでカットします。(高さはお好みで)
04.
3等分になるようにハサミでカットします。(もし短ければ、2等分でも問題ないです)
05.
上部の葉がついてる茎は、これから根を出すのに負担になりますので、短く切ります。
06.
上部の茎はペットボトルへ、中央部は小さいプラスティックカップへ、株の茎はそのままの状態で、それぞれ新芽が出てくるのを待ちます。
これで完成です。
各部位の保管場所
鉢に植わってる株の部分は、たっぷり水やりします。
1日でも早く芽が出て欲しいから…
置き場所は、すでに根があるので、あとは新芽が出てくれるだけです。
土の表面が根でぼこぼこになってる状態でしたので、根がどこまで生きてるかわかりませんが…
とりあえず、日陰で様子見ですね。
水挿しした中央部と上部は、涼しい場所で根が出るまで保管します。
まとめ
葉がある上部、中央の茎だけ、共に根がなくて、どちらも発根させるためだけに水挿しをしました。
水栽培はしませんので、根が出た時点で土に植え替えようと思っています。
葉がある上部の方は、葉が多いと発根の負担になりますので、葉先が枯れてる葉はすべて取り除き、葉先が少しだけ枯れてる葉ハサミを使って半分ほどにカットしてます。
これでだいぶ負担が軽減され、根を出しやすい状況になったと思います。
根がだいぶ傷んでるみたいですので、こちらも新しい鉢に植え替えてもよかったんですが、根を出す、目を出す、同時進行だと株に負担がかかると思い、今日は植え替えをやめました。
新芽が出てきて、葉を2~3枚広げ、落ち着いてきましたら、新しい鉢へ植え替えようと思います。
では、何か変化がありましたら、ご報告させていただきます。