開催中の「根出しコンテスト」は今日で3日目。
コンテストの参加植物は、ポトス、オリヅルラン、シンゴニウム、アイビー、ペペロミア、ヒポエステス、フィカス・プミラの7種の主に比較的小型の観葉植物を水挿しをしてやっております。
- 小型観葉植物のうち7種を厳選し、一斉に「根出しコンクール」開催! これにはある目的が… (17.08.19更新)
7種の小型観葉植物の本日の姿です。
水に挿して3日も経ちますと、あちこち向いてた葉も上向きになり、茎も落ち着いてきますので、だいぶ見られるようになってきました。 生き生きしてきたように思えます。
まずは、ちょっとした豆知識と言いますか、植物を育ててて、コレあるある!ちょっとだけお役立ち情報を一つご紹介。
7つの瓶に水を入れ、それぞれの植物の茎を挿しています。
根元が太いオリヅルランや茎が太いシンゴニウムは、1瓶に3~4つほどしか挿してないんです。
一方、茎の細いフィカス・プミラやアイビーなどは、1瓶に10本以上挿してるんです。
昨日の夕方、ヒポエステスの葉の中で、萎れてる数枚を発見。
その葉を引き抜いてみましたら、切り口が完全に乾いており、水面まで到着しておりませんでした。
茎の本数が多いと中心部分の茎までは目が行き届かなくて、茎の切り口が水面までしっかり届いてるか、わかんなかったんですよ…
葉はクチャクチャで完全に萎れています。
こうなった時って、どうしますか?
「こうなったら、おしまいでしょ? 後は枯れるのみなんじゃあないの?
残してても元通りにならないし、捨てます!」
…と思っていませんか?
ちょっと待ったぁ! まだ諦めないで!
復活します! 復活させましょう!
このまま水に挿しても、元通りにはなりません。
ちょっとした小技、復活へのカギは、花を花瓶に生ける時の要領です。
花屋さんから切り花を買って帰った後、花瓶に生ける時に水の吸い上げをよくするために、もう一度切り口を少しだけハサミで切りますよね。
この萎れたヒポエステスも同じ理屈です。
萎れてしまった植物の切り口は水分を吸い上げにくいので、新しい切り口を作ってあげること!
水揚げをよくするために、少し上の部分をハサミで切ってあげましょう。
そうすることで、再び、水分を吸い上げやすくなります。
昨日の段階では、上記の画像を見てわかるように、ほぼ全部の葉が萎れてました。
しかし、すぐに切り口を切って、ヒポエステスの瓶に戻してあげたんです。
すると、今朝は徐々にですが、葉は水分を取り戻し、復活しつつあります。
そして、本日の夕方には、完ぺきとはいかなくても、ある程度の姿まで戻っております。
一度黒ずんででしまった葉は、完全に復活するのは無理ですし、黒ずんだ場所はもう元には戻りません。
諦めましょう…
先端の新芽さえ元気を取り戻していれば、あとはこっちもんなんですから!
すぐには無理ですが、他のヒポエステスと同じ姿まで戻せます。
新芽をどんどん生長させて、以前のきれいなヒポエステスの姿に戻してあげましょう!
中心部分の小さな葉や新芽さえ元通りになれば、復活はほぼできます。
あと、少しだけ作業をしましょう。
黒ずんだままで、1日経過しても復活してない葉は、どうやっても復活しませんので取り除いてください。
丸1日水に浸けてても、元通りになってないんで、この葉の復活はもう無理ですね…
不要です。
ハサミで要らない葉を切り取ったら、また元のヒポエステスの瓶に戻してあげてくださいね。
この作業が終了したら、切り口はいつまでも空気に触れさせないで、なるべく早く瓶に戻してあげた方がいいと思います。
以上、「ヒポエステスの水切れで萎れた茎はどうします? これぐらいなら、復活します、させましょう!」でした。
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次は、ほとんど役に立ちそうにない、ためになりそうにない情報ですが、一応載せておきます。
為になる人は為になるだろうし、為にならない人はまったくもって為にならない情報だと思います。
同じ瓶(1つだけ違いますが、ほぼ同じ大きさの瓶)に水を入れて茎挿ししています。
実は、水挿しした初日に、水の量を全瓶とも一緒にしてたんです。
瓶のふちのくぼみがある線の部分まで水を入れてました。
どの植物が一番水を吸うのかな?って思いまして…
こういう競わせたり、競争させたりするの、好きでしょ?
「今回は、競わせません、競争させません」とか言っときながら、結局、競わせてます(笑)
oyageeは、ザ・ベストテン世代でランキング形式なことは好きですし、若い頃はオリコンっていう雑誌に載ってるレコード、CD売り上げのランキングをチェックするために毎週買ってたランキングオタクですから、互いを比べたり、競争させたりするのが大好きなんです(笑)
初日に、水の位置はほぼ同じ高さにしておりました。
ちょうどくぼんだ、瓶が一番くびれた部分まで入れてたんですよ。
3日目の今日、1瓶ごとチェックしてみました。
エントリー順は前回と同様、#01-ポトス、#02-ヒポエステス、#03-フィカス・プミラ、#04-オリヅルラン、#05-アイビー、#06-ペペロミア、#07-シンゴニウムです。
各観葉植物とも、葉の大きさや葉の枚数、挿してる茎の本数、すでに根が出てるか、出てないか…など個々で違いますので、すべて同じ条件ではありませんが、水の減り方だけでみると、#07のシンゴニウムの水が一番減ってるような気がします。
シンゴニウムは、水・大好きですもんね。
意外だったのが、#02のヒポエステスですね。
あんな小さな茎、薄い葉なのに、水分を結構吸い上げてますね…
そういえば、この前植え替えた鉢も、やたらと土が乾いてるんですよ。
土の水はけがよくて乾いてるかと思ってましたが、ヒポエステスが自分で水分を吸ってたから、いつも土が乾いてたんですね?
逆に、#06のペペロミアは、水があまり減ってないですね…
ペペロミアは、それほど水分が必要ないってことですね。
ペペロミアの葉が結構厚みがありますので、ある程度水分を貯めておけるんでしょうかねぇ?
多肉植物でもペペロミアの品種がありますので、ペペロミア自体、水分をそれほど必要がないってことがこれでわかりますね。
残りの瓶の水量は、横一線ですね…
写真ではわかりづらいと思いますが、#01のポトスはもう新しい根が出てますね…
出かかってた根が、水に浸けたことで発根スイッチがONになり、一気に伸びているんだと思います。
#04のオリヅルランは思ってたほど根が出てません。
まあ葉はしっかりしてますし、すぐに根が伸びてくると思いますよ。
#05のアイビーは、茎を一番多く挿してますし、葉がたくさん茂ってます。
しかし、思ってたほど水分を吸い上げてません。
多分、これからだと思います…
スロースターターだけど、一度発根スイッチがONになると、一気に根が伸び、茎も伸びるタイプですね、アイビーは…
#03のフィカス・プミラ… 大丈夫なんでしょうか?
根が出そうな気配がないんですよ… これが一番心配です…
水の減り加減は植物それぞれ、茎の本数それぞれ、天候・気温によっても違うし、季節によっても違います。
水が少なくなったら水やりする、土が乾いてたら水やりするは、植物を育てる人にとっては常識であり、当たり前。
これを怠ったら、枯れちゃいますからね。
水の減り方が激しいシンゴニウムは毎日水やりして、減り方が緩やかなペペロミアは水をやらない…なんてことをしてたら、根腐れや、水枯れを起こしてしまいます。
基本、「土や植物の状態を見ながら、水やりが必要だなって思ったら、水やりする。」
基本中の基本ですね…
あまり役立たない水の減り方情報… どうでもいい情報でした(苦笑)