アロエのおやっさんのプレゼント攻撃が始まった! 鉢をもらったのはいいが、この鉢のどこが「クリスマスっぽいの」?【oyageeの植物観察日記】

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今朝は朝っぱらから、多肉の寄せ植え作りです。

知人から「クリスマスっぽい寄せ植えを3~4鉢作って」と依頼されて作ってたんですけど、クリスマスっぽいとは?

それは、植え込んだ多肉の色味がクリスマスっぽい…でしょうか?

それとも、鉢全体の見た目がクリスマスっぽい…なんでしょうか?

「クリスマス… クリスマス… クリスマス… クリスマスっぽい寄せ植え…」

悩んでたんです…

クリスマスを想像するカラーと言えば、やはりグリーン、赤、白…ぐらいですよね。

だけど、この3色だけの苗だと、寄せ植えにした時に面白くないと思うんです。

オレンジだったり、紫だったり、ピンクだったり、いろんな色を植え込んだ方が絶対にきれいに決まってますって!

悩んだ挙句、クリスマスカラーの鉢に、いろんな品種の多肉苗を植え込んで、強引にクリスマスっぽく見せようかと…

見えなかったら、最終的に「っぽく」見せるテクニックは持ってますから。

そうです、お得意のクリスマスデザインのお弁当ピックやクリスマスシールを貼れば、ほら、クリスマスっぽいでしょ?(笑)

ま、飾りは後にして、カットした多肉をチマチマと鉢に植え込んでたんです。

赤色と白色のハンドバック風のリメ缶に、赤、緑、白っぽい多肉をメインに植え込んでみました。

どちらも取っ手付きの吊り下げタイプの鉢で、底は潰してるので自立はできない仕様です。

鉢底は両端をカットしてるので、水切れは抜群にいい。

もう1つ、同じタイプの緑色のリメ缶で寄せ植えを作る予定にしてます。

すると、本日もやってきました、アロエのおやっさんが…

最近、頻繁に顔を出すんです。

で、決まって、「珍しいもの、何かない?」「あれば売ってくれ!買うから!」「ハオルチアのあの錦とか珍しいもの、もう分けてくれてもいいやろ?」って言うんです。

以前はアロエONLYのアロエ収集家であったんですが、アロエ収集に行き詰ったものですから、少し前からは硬葉系ハオルチア、ガステリア、そして最近はアガベ収集にまで精を出してるんですよ、アロエのおやっさんは…

今日は、依頼された寄せ植えに没頭してたものですから、下を向いたまま「ないですねぇ…」「集まりませんねぇ…」「持ってないですねぇ…」「知りません…」「わかりません…」って上の空で適当に答えてたんです。

すると、何も言わずにトコトコと消えたんですよ。

あ、一言もなしに帰ったんだな…と思ったら、数分後に再び現れて、「あそこにある、あれとあれは同じものだろ? 1つ、くれんか?」って言うんです。

え? 帰ったんじゃあなかったの?

で、どこに置いてるどれとどれのこと?

指を差したのは、家の反対側…

oyageeは、日当たりの良い家の南側で寄せ植え作りの作業をしてたんです。

そしたら、アロエのおやっさん、家の北側に一人で行って、多肉を見て回ってたんですよ!

なんとまあ図々しい!

家主がいない間に、家主の断りもなしに、勝手に育ててる多肉を見て回るアロエのおやっさん…

なんなんですか?

いくらご近所でも、仲良しと呼べるほどの付き合いもしてないし、友人とも呼べる間柄でもないし、親しいお付き合いなんてこれっぽっちもしてないのに、ちょっと度が過ぎてません?

自分の持ってない品種をここぞとばかり物色してるのが、怖くなってきたんですけど…

アロエオヤジが目をつけたのは、これとこれなんです。

同じように見えるけど、違います。

奥の名札がついてるのは、メイリン錦という品種で、手前の名札がついてないのが、鎧錦です。

鎧錦は、以前ブログに登場しました。

サボテンとガステリアとアロエを1つのそば猪口に植えたことがありました。

【18.02.20のブログより】

あの鎧錦が、ここまで育ってるんです。

あの鉢は、元は食器なんで、鉢底なんてありません。

水やりが中途半端でうまく育たなかったんで、弱る前に寄せ植えを解体して、個々に植え替えてあげました。

2つは見た目はそっくりだけど、メイリン錦と鎧錦は違う品種だと思います。

もし同じでも、そう簡単には上げれませんよ。

だって、そうでしょ?

自分の持ってないものを「くれ!」と持って帰り、お返しに持ってくるのは、ブロンズ姫、カランコエの不死鳥、ハオルチアの京の華錦でしょ…

この前、「これ、持ってなかったやろ?」ってくれたのが、大和錦、そして最近は瑠璃殿。

だぁ!かぁ!らぁ! これらは、すでに持ってますって!

持ってくる前に持ってるか持ってないかを聞いて、持ってないものを持ってきてくれるのならそりゃうれしいけど、半分押し売りの様にすでに持参してきて、「これ、持ってないやろ、あげるよ」って置いて帰られても、oyageeは、ただただ「あ、ありがとうござい、ま、すぅぅぅ…」とお礼を言うしかないでしょ?

oyagee、こう見えても小心者なんで、「すでに持ってるんで、また持って帰ってもらえます? で、お願いですから、次から持ってない品種を前もって聞いて、持ってきてくださいねっ!」

……なんて到底言えません…

すると、ぼそぼそ独り言のように言い始めました。

「お兄ちゃん(oyageeのことを名前ではなく、こう呼ぶんです)は、全然分けてくれんし…」「同じものが2つぐらい持ってるんじゃあないんなぁ…」「どっか隠してねぇ?」「待っててもくれんし、これから園芸店に探していってみるか… だけど、行っても欲しいものを売ってないしなぁ…」と…

この時、アロエオヤジにはほとんどかまってなく、寄せ植え作りに没頭してましたが、耳に入ってくる話を聞いてるとだんだんとカチンときまして、「子株が出てこないし、あげようにも、株分けが全然できてないんで、あげられるもんがないんですよ!」って半分キレ気味に答えたんです。

すでに親しい間柄だったら、こういう会話は冗談で受け止めたり、逆にもっときつい言葉でも笑いながら返したりもできるんですけど、そこまでの関係じゃあないし、向こうは冗談で言ったのかもしれませんけど、こっちは冗談でとらえることができなかったんで、少々ムカついてきました。

自分勝手と言いますか、自分の思い通りにならなかったら愚痴ってくるし、本当に腹立ってきましたよ。

で、「何、してるん?」って聞いてきたんです。

今?

今、聞く?

普通は、「おはよ! 何してるん?」って最初に会った時、ご挨拶のように聞いてこない?

oyageeが何をしてるのか全く興味がない、興味があるのは、自分の持ってない品種を手あたり次第探して、ゲットすることのみ。

アロエオヤジの頭の中は、そうだと思います。

そういう感じの人なんです。

一応「何、しよるん?」って聞かれたんで、「クリスマスっぽい色の鉢に多肉を植えて、クリスマス用の寄せ植えを作ってるんです」と答えると、「俺は、エケベリアとかには興味ないしな…」って返され、ここで会話が終わってしまいました。

普通は、「どういう品種を植えよるん?」とか、お世辞でも「きれいに作りよるよなぁ…」とか言いません?

言いますよね?

oyageeが作ってる寄せ植えに何の反応もなかったんですわ…

ホント、興味のないことには全く突っ込んでこないし、食い付いてもこない。

で、興味のあることに対しては、執拗以上にずばずば聞いてくるし、探しまくるし…

すると、また何も言わずにいなくなりました…

今度は本当に帰った?

また別の場所を見て回ってるんじゃあないでしょうね?

勝手にあちこち見て回られるのは困るんですけど、ほんとに…

同じ種類が2鉢あるものはあるけど、それは希少品種でなかなか手に入らなかったり、育てるのが難しい品種で、もし枯らしたり、何かの原因で弱らせたりした場合の予備、いわば保険として、2鉢育ててるんです。

5鉢も6鉢もあれば、そりゃあお分けしますよ。

希少品種じゃあなくて、アロエオヤジが持ってないものであれば…

すると、数分後、「これ、あげるよ」って再び登場。

この時、まだ地面に座り込んで寄せ植え作りに没頭してたんで、座りながら後ろを振り返ると、アロエオヤジは手に持ったものをこっちに差し出しました。

何? 逆光になってて、よく見えないんですけど?

黒い塊? これ、隕石? お香立て?

なんなんですか、これは?

すると、アロエオヤジは、「クリスマスっぽいやろ? これ、あげるから」って差し出しました。

えーーー? どこが?

どこがクリスマスっぽいんですか、これの?

もう一度、言いますけど、何なんですか、これは?

ホント、意味不明の得体の知れないものだったんで、「何です?」って聞いたんです。

だって、怖いじゃあないですか、訳の分かんないものをもらっても…

すると、アロエオヤジは「クリスマスっぽいやろ? 前、これに植物を植えてたんだけど、もう使ってないから、やるよ。クリスマスっぽいし…」って…

だぁ!かぁ!らぁ!!!

これのどこがクリスマスっぽいんですか?

何ですか、これは?

なんなんです、これ?

ヘンなところに穴開いてるし、クリーニング屋からもらう針金ハンガーみたいなものがかかってるし、いびつな形だし…

これでも「鉢」なん?

もう一度、言いますけど、「鉢」なんですか?

あんなところに大きな穴が開いてたら、土がポロポロ零れるじゃあないですか…

こんなのもらっても、困るんですけど…

どこをどう見たら、クリスマスっぽいんです?

今作ってるクリスマス仕様の寄せ植えと、「吊り下げる」っていう部分が一緒なだけやん…

作ってた寄せ植えの鉢が吊り下げるタイプの鉢だったから、「これも吊り下げるやつだし…」ってことで「クリスマスっぽい」って言ったんでしょうか?

たったそれだけで、この得体の知れない物体を「クリスマスっぽい」なんて言っちゃあいけないでしょ?

もう一度言いますけど、「一体、これのどこがクリスマスっぽいのよ????」

クリスマスの「ク」の字の微塵も欠片もないんですけど?

アロエオヤジの頭の中は、一体どうなってるんでしょ?

もう一度、言いますけど、これ、鉢なんですか?

何が植わってた鉢なんです???

これ、何を植えてたのか、気になるんですけど…

皆さんも、気になりますよね?

気になる、気になる、気になる…

何が植わってたか気になって、今夜は寝れそうにありません…

そして、「クリスマスっぽいやん」って渡された時のアロエのおやっさんの真顔を思い返したら、笑いがこみあげてまた吹き出してします。

笑って、寝れそうにありません…

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どこをどう見たら、これのどこがクリスマスっぽいの???

誰か、教えてください…

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