シンゴニウムって、比較的気根を出しやすい植物なんです。
観葉植物の何種類かは、地上に出てる茎の関節から根を出すことがあるんですね。
雨が長く続いたり、梅雨時期は空気中の水分が多いから、空気中の水分を吸収する為に、あと根をどこかに張って自分の株を支えようと、根を出すんです。
その根がどんどん伸びて壁にへばりついたり、土まで届いたら、土にがっちり根を張って生きていくんです。
他に気根を出す植物は、ポトス、セローム、クッカバラ、モンステラ、ペペロミア、ガジュマルなどありますが、ポトスとこのシンゴニウムが比較的気根をよく出しますね。
だから、葉が枯れて茎だけになったり、茎が伸びすぎて株が乱れたりしたら、ちょっと切ってあげて、水に差しておけば、気根があるんで、その根が伸びてきます。
ポトスとシンゴニウムは冬でも根を出すこともできるんで、暖かくなったこの時期でしたら、100%根が出ます。 確実です。
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今日、切ったシンゴニウムは、水挿しのまま育ててみようと、ちょっとシャレてるガラスの瓶に挿してみました。
挿し木、挿し芽、茎挿しなどの時、普通は葉を半分ぐらいにカットしてあげるんです。
根を出す方に集中させてあげたいし、葉数が多かったり、葉が大きかったら、そちらの方に体力を使うんで、発根しにくいんです。
しかし、シンゴニウムは発根してくれると信じてますし、今回は部屋にこのまま飾るんで、多少は葉がないと寂しいでしょ?
だから、葉を1枚残してますし、その1枚もまったくカットしてなく、きれいな葉の状態のまま水に挿してます。
あと、根が出ても瓶から抜くことはなく、このままの状態が数か月続くから、瓶底にミリオンAなどの根腐れ防止剤を入れてあげればよかったんだけど、今回は入れません。
また、ビー玉やグミっぽい感触のアクアボールを入れてあげてもよかっただけど、今回は試用期間的水栽培なので入れてません。
そして今回は、安定感があり、口の小さめの瓶を使用しました。
シンゴニウムはこれからつる性の茎をどんどん伸ばし、葉も付いて広げていきますので、重心が不安定になります。
なので、重量感があって、下の方に重心があり、なるべく安定感あるガラスなどの瓶がいいです。
しかも、口が広いコップなどでしたら、伸びた茎や葉の重みで傾き、倒れやすくなりますので、なるべく口の小さいビンで茎を動きづらくして固定させた方がいいですね。
基本、水挿しは植物を水に挿した後は、何もしません。
別にすることがないんです。
毎日、眺めて楽しむだけでいいんですよ。
ただ、水は何日も常温に置いておくと腐りますし、植物を活けてる水ですので特に腐りやすいです。
水が腐って濁ると、植物の根が発育しにくくなり、水に浸かってる茎から腐ってきます。
せっかく根を出させて増やそうと思ってた植物なのに、最悪の場合枯らしてしまい、ダメにしてしまいますので、こまめに水の色を確認して、白く濁ってきたらすぐに新しい水に入れ替えてください。
それか、3日に一度とか水交換の日を決めて、定期的に水替えすることをオススメします。
さて、瓶に挿した2本のシンゴニウムがどのように変化していくか、これから報告させていただきますね。
「100%根を出します」とか豪語しときながら、その後報告がなかったら、ごめんさい…
その時は、根が出てなく枯らしちゃってますね、多分…(爆)
01.
突起物が気根です。土に埋まってない部分から根が出てることを「気根」と言います。
気根がこれだけ出ていれば、ほぼ発根します。黒い根よりは白くてまだ若い根の方が早く、そして確実に発根しますね。
02.
今回は水挿しで根を出させ、少しの間はこのままの状態で飾っておきます。
水挿しして少しの間は葉数が少なく、見た目が寂しいので、ちょっとゴージャスでシャレオツな瓶に入れてみました(笑)