枝が間延びしてみっともない姿になり、また鉢の重量よりも株の重量の方が重くって倒れまくっていた編み込みパキラ。
枝から新しい芽を吹かせ、再び見応えのあるパキラに仕立てるために6月10日に枝を全部剪定しました。
切り取った枝は、挿し木へ。
oyageeお得意の水挿しで芽を出させることにしたんです。
その枝も長かったので、葉がついてる枝の部分と、葉がない枝の部分、2種類の水挿しを行っています。
「パキラの増やし方|編み込みパキラを剪定し、枝は挿し木へ…(今回は水挿しで)」(2017.06.10更新)
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あれから2週間、どれも変化があります。
まず、枝を全部剪定した編み込みの株。
剪定した先からは、小さな芽があちこちから吹いていますね。
これで安心です。
ただ、油断したら、また間延びして、頭でっかちの乱れたパキラになりますので、適度な日差し、適度な水やりを心掛けていきたいと思います。
剪定後、切り取った枝がありました。
水挿しした枝はどれも根が確認できますし、芽の部分も前より大きくなってます。
葉がついてる枝の方は、新しくて若い葉が大きくなってますね。
01. | こちらが、すでに葉がついてる枝を水挿しした分です。天芽(芽の先端)も萎れてるわけでもなく、しっかりしております。 |
02. | 水に浸かってる茎にも、ポツポツした根が確認できます。ただ、水が汚れてます。これは剪定時に葉を切った後、枝に残った葉柄が水に落ちて、水の中で腐ってるんです。 |
03. | 写真の中央の枝のような葉柄が数日間のうちに落ちてしまいます。 葉を切り落とした時に、まだ株や枝に残ってるこの部分です。 |
04. | 汚れた水は発根の妨げになりますし、もう少ししておくと水がさらに腐り、悪臭もしてきますので、水の色が濁ってきたら、早めに水替えをしましょう。 |
葉も芽もない枝だけの方も、新しい芽がぽつんと吹きだしてきました。
6本あるんですが、6本とも芽が出てるんですよ。
05. | こちらは葉のない枝のみの水挿しです。6本つけているんですが、すべての枝の先に新芽が出てきています。こういうのを見ると、気持ちいいですね… |
06. | 水に浸けてる部分にも、小さいですが根が出てきています。ただ、パキラの根は水に浸けててもぐんぐん伸びるタイプではないので、早めに土へ植え替えてあげましょう。 |
パーフェクトじゃあないですか!
パキラを増やすのは、今が適温かもしれません。
今の時期の気温は、最低気温20度前後、最高気温25度前後…
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20度を下回る温度でしたら、なかなか生長が見込めないし、30度を超えたら、水挿しのパキラでは水が生温くなり、発根しにくいんでは?って勝手に思っています。
この20度~25度が、パキラを増やすには最高に適してる気温だと思います。
どうしようか悩んでる方がいたら、今、やってみてください。
水挿しは、ホント、枝を切って水に挿すだけでいいんです。
簡単です。
剪定の時に不必要な葉を切りました。
根を出すことに専念してもらいたいので、葉が多いと負担がかかるんですね。
最低限の枚数だけ残して、あとは全部の葉を落としたんですよ。
葉についてる枝を「葉柄」というんですが、全部を切り取ってはないんです。
その残骸がまだ幹に残ってたんですけど、葉がなくなると、この葉柄の残骸が脆くなるんですね。
手を添えるだけで、ぽろっととれるんですよ。
取らないと、勝手に落ちるぐらい脆くなってるんです。
これが水の中に落ちると、腐って不衛生なんですよね。
水が濁りますので、根の発達に影響がありますし、そのまま置いておくと、残骸の葉柄と水が腐ってニオイが発生しますので、こまめに水替えが必要になります。
そして、もう1点注意事項が…。
パキラの根は、水に浸けておいてもポトスやアイビーみたいにグングン伸びるタイプではないんで、早めに土に植えてあげた方がいいと思います。
もちろん、そのまま水を入れた瓶などに挿しておくだけでも観賞できますし、よほどのことがない限り枯れません。
ただ、水栽培より鉢に植えて楽しみたいのなら、早めに土へ植えてあげた方がいいかもしれません。
oyageeも、水挿ししたこのパキラの枝は、来週早々にでも土に植えようと思っています。
以上、「剪定したパキラのその後」でした。