パキラの増やし方|編み込みパキラを剪定し、枝は挿し木へ…(今回は水挿しで)【oyageeの植物観察日記】

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この前、強風でパキラの鉢が倒れたでしょ、あれよりもっと暴れん坊の鉢があるんですよ。

合板を作った時に出た廃材のような、オガクズみたい土に植わってるから、鉢がすごく軽いんです。

さらに葉が大きく、数も大量に茂っており、ちょっとした風でも倒れるんですよ。

実際、今日の剪定前に撮影をしようとしたら、風でバタバタと倒れまくり。

そよ風ぐらいの風なのに、ゆらゆらしちゃって、最後はバタンと倒れる…

倒れるたびに土は零れるわ、葉は剪定するからいいけど折れるわ、暴れん坊問題児「こまったちゃんパキラ」なんです。

この鉢は2015年の6月にホームセンターの園芸コーナーで購入したんです。

パキラの高さは1メートルほどで、すでに4本の株を編み込んだ状態で売られていました。

これで980円だったで、迷うことなくその場で購入。

編み込みのパキラをネットで調べてみたんですが、ミニ観葉で3,980円?

これと同じサイズぐらいになると、7,980円とか…

さらには、1万円を超えるのもざらにある…

鉢込みの値段だけど、鉢代金込みにしても高いわぁ…

だったら、980円だったら、即買いは正解ではないでしょうか?

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しかし、購入してから1年後ぐらいに4本の編み込みのうちの1本が突然枯れました

無理にくねらせてストレスがかかってるのもあるし、小さい鉢に4本もの株が植わってたら干渉しあって、そのうちの何本か枯れるって話を聞きました。

実は、この前倒したパキラは、実生から育ったパキラの苗を買ってきて、4本同時に植えてる鉢なんですね。

編み込むのは、実生から育てたパキラしかできないんです。

枝を切って挿し木にしたパキラを編み込もうとしても、枝が硬いし、大きくならないんで無理なんですよ。

01.

この3鉢は、枝で切って挿し木をしたパキラです。葉は大きくはなりますが、幹の太さは挿し木をした時とほとんど変わっていません。


02.

これはこれでミニ観葉植物として楽しむこともできるんですが、葉だけはいっちょ前に大きいんですよね。葉がもうちょっと小さくできないものかと… これも、葉の重さに耐えきれずに転げまくってますよ。

真のような幹だと硬くって、スタイリッシュでオシャレな編み込みができないんで、編み込みStyleにするには不向きなんですよね…

だから、2年前に買った編み込みパキラをお手本にしならが編み込もうとしたんですけど、1本枯れてしまったもんですから、編み方がますますわからなくて…

こっちのパキラは1本枯れるわ、あっちのパキラは未だに編み込めずじまいだわで、問題児パキラはもぉ踏んだり蹴ったりですよ。

03.

2015年6月に購入した当初です。株も4本しっかりあり、きれいに編み込んでますし、当時は株もしっかりしておりました。

こういう風に編み込みをしたかったので、実生から育ったパキラ4株を買って真似ようとしたんですが、未だに編み込めずじまいです…


04.

この撮影をしてる時にも何度も風で倒れ、土をこぼしてしまいました。ちょっとしたそよ風でも転倒防止策として、ブロックを置かないと倒れるぐらい超不安定なんです。「鉢土が軽い」「葉数が多くて上に重心がある」「1枚の葉が大きいので、風の抵抗をもろに受けやすい」の原因でしょうね…


05.

購入1年後に、突然、1本の幹が枯れて、4つ編みパキラから3つ編みパキラになってしまいました。3つ編みでもいいんですが、枯れた幹を取り払ったために空間ができ、みっともないですよね…


06.

買ってから一度も植え替えてないんで、このような状態の土です。多少腐葉土などの土も混ざってるようですが、ほとんどが合板などで出た廃材やオガクズみたいなものです。軽いので持ち運びに便利ですが、鉢に安定感がなくてよく転んでます…

徒長しすぎて、1枚の葉もでかく、見た目が頭でっかちで不格好ですよね。

今回、このパキラは大きくなりすぎてますし、格好悪いので、「剪定」と言いますかか、切り戻しを行います。

切り戻しを行うことで、その枝の生長がストップし、脇から新しい芽が吹いてくるんですね。

1つの枝に2~3つの芽が出ますので、ボリュームがある株に仕上がるし、管理さえよければ、このように頭ででっかちな不格好なパキラではなくて、徒長を最小限に抑え、葉が小振りで、引き締まった株にできると思います。

そのようになるには、適切な水やりや肥料だったり、程度な日光浴だったり、害虫や病気対策だったりと、しっかりした管理が必要だったりもしますが…

果たして、テキトーoyageeにできるかどうかが心配ですが…(苦笑)

キラの切り戻し(剪定)、そして水挿しは簡単です。

ただし、条件があるんですよ

上にも少し書きましたが、この増やし方だと、幹の太いパキラはできません。

園芸店で売られてるような、オフィスや公共施設で見るような太くて立派な株にするには、実生から育てたパキラでないと無理なんです。

だから、枝を切って育てるパキラでは、5年経とうが、10年経とうが、あんな太い幹にはなれませんことを、頭の隅のどこかに置いといてくださいね。

パキラの剪定(切り戻し)
━ 編み込みのパキラの切り戻し ━ 

01. 枝、葉とも大きくなりすぎて、転げまくってますので、切り戻しをし、スマートなパキラにしようと思います。
02. 茂みの内側を見てみると、徒長してますね。これでは、もさっとしたパキラは仕上がりませんし、重心が上へ行き過ぎて不安定になります。
03. 幹の付け根をハサミで切ります。どこでもいいですが、前の場所とほぼ同じ場所の方が、葉が茂った時に切り口が隠れていいと思います。
04. 全部切り終えたら、こういう風になりました。「切り戻し」の作業はこれで終わりです。 一気に寂しくなりましたが、季節的に、あと植え替えてませんから、すぐに新芽が出てくれると思います。

05. 次は挿し木の枝を作っていきます。さっき切った枝を用意して…
06. 切り取った分枝の下葉をカットします。葉は1枚程度残るぐらいでよいです。
07. 枝が長いので10センチほどのところでカットします。こちらはミニ観葉として芽を出させます。
08. コップなどに水を用意して、切り終わったら、水に浸けていってください。

09. 芽がある枝ははが大きすぎますので、2/3程度カットします。大きすぎる葉は不安定なのと、葉が大きすぎるとそれだけ水分を吸い上げる力が要りますので、発根するのに時間がかかります。大きな葉は細い幹に似合いませんし、いずれ取り除く葉ですので、小さくして大丈夫です。
10. これぐらいまでにしてください。風車っぽく仕上げてください。
11. 茎のみの短い茎、芽がある長い茎、それぞれ仕上がりました。
12. 元の株、小さくカットした枝、長い枝、それぞれ芽が出てくるのを待ちましょう。根は1~2週間ぐらいで、水に浸かってる部分の茎からぽつぽつとしたものが見えてくると思います。

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