タイトル内の「セダム・アクレ」というのは、7月29日に脇役的存在多年草の18品種を茎挿し、育てています。
その中の1品種の1鉢のことなんです。
- 脇役的存在「セダム属・多年草」を増やしてみよう! まずは17品種を一気に茎挿しへ! (17.07.29更新)
8月10日に、この脇役的存在多年草がうまく生長しそうか、そうでないかの「〇×チェック」を行いまして、10日のブログである程度の近況を報告しました。
- 寄せ植え鉢へ行きたいかーーっ! セダム横断ウルトラクイズ!「〇×クイズ」ならぬ、「〇×チェック!」 (17.08.10更新)
本日、完全に根付いて生長している鉢か、そうではない鉢かがはっきりわかってきました。
先日の台風が通過後、室内に避難してた観葉植物は外へ出してあげたんですよ。
しかし、この脇役的存在多年草の18鉢だけはまだ2階の廊下にいます。
廊下へ避難後は、日に一切当ててないから、やや徒長してきていますね。
しかし、徒長して間延びしてきているってことは、根がしっかり張って生長が始まった証拠ですね。
〇×チェックの時に〇印だった品種は、確実に根が張って生長してますね。
どれも、〇×チェックの時より確実に大きくなっています。
後から植えた「セダム・ミックス」、完全に根付いてますね。(01.)
後から植えたのに、すでに葉も茎もしっかりした表情を見せてくれてます。
セダム・子持ちレンゲも、しっかり根付いてそうです。(02.)
太陽光が差し込む明るい方へ頭を向けてるから、生長してますね…心配ないです。
セダム・ゴールドビューティも、大丈夫です。(03.)
生長しすぎて、徒長気味の方が心配です…
セダム・コーラルカーペットからは気根が出てるんです。(04.)
土の中では根が出てるのはほぼ確定ですね。
△印だった微妙な多年草も、大丈夫そうです。(05.)
×印だった2鉢のうちの1つの「セダム・パリダム」(06.)、この鉢は1株だけ何とか生き残ってるような気がします。
〇に転ぶか、×に転ぶか、現時点では微妙ですが、今のところはぎりぎりセーフで大丈夫でしょう。
もう一つ、×印だった鉢が問題ありなんです。
問題あるのが、このセダム・アクレです。
姿がまったく見えません。
枯れてる株の形跡もありません。
どこへ行ったんでしょ? 自然消滅?
元々小さい株だったんですよ。
葉も米粒よりも小さくて、ピンセットで扱わないとつかめないほど小さいんです。
あまりにも小さすぎて、少々の風でも吹き飛んだ?
それとも、小さすぎて、土に吸収されたんでしょうか?
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この18鉢は、とりあえず試しで作ってみたんですね。
どういう土がよくて、どういう条件で根付くのかを調べたくて、実験用として茎挿ししたんです。
買って帰った時の大元の鉢は、屋外の別に場所に置いてあるんです。
その鉢に、元の株はまだ残ってるんです。
少ない株はだいぶ葉や茎が少なくなりましたが、生い茂ってる株はもう収拾がつかないほど生い茂ってます。
これを見ても、繁殖力の強い品種と、そうでない品種がわかりますね。
側溝で拾ってきたマンネングサ系の品種は、蔓延り過ぎて収拾付かなくなってるぐらい、どれも生命力が強いです。
- ちなみに、側溝で拾ってきたマンネングサは、右下の角にある葉っぱが濃い緑の鉢がそうです。道端の側溝で簡単に繁殖するぐらいですから、一番茂ってますね(笑)
この中で1つだけヤバい奴が…
そうです、実験用に茎挿ししてた「セダム・アクレ」が壊滅的危機です。
こっちでも問題ありなんです。
大元の親株がこんな状態だと大問題です!
このままいくと、oyageeの植物界からは絶滅です…
今すぐ、絶滅危惧種に指定します。
救出しなくては、マジヤバイです。
このセダム・アクレは、他の多年草に比べて、茎が細くて柔らかいんで、少しの高温や多湿でも負けてしまうんだと思います。
もしかしたら、持ってない品種でこれよりも細くて繊細なマンネングサや多年草があるかもしれませんが、oyagee持ってる18鉢の中では、一番細い品種になります。
茎だけでしたら、髪の毛並みの細さ、葉の幅も入れても、割り箸の先ほどの太さと変わりませんから。
セダム・アクレという品種の特徴をざっと書いておきますと…
- 性質 : ベンケイソウ科・多年草
- 草丈 : 1~20センチ
- 耐性 : 耐寒性◎ 耐暑性〇(蒸れ注意)
- 花期・花色 : 未確認
- お水 : 多肉植物なのでお水は少なめで管理しましょう
- お手入れのコツ : 株が広がり、混んできたら、蒸れを防ぐためにばっさり刈り込んであげましょう。
- 特徴 : 寒い時期に穂先がレモンイエローに染まる様子はまるで花が咲いたよう。
確かに、「蒸れ注意」と書いてますね。
葉は茂ってないから蒸れることはないけど、蒸れや多湿には弱い植物だと思います。
ところで、「寒い時期に穂先がレモンイエローに染まる」とかって特徴ですが、どの辺がどのように染まるんでしょ?
現時点では、レモンイエローに染まるどころか、茶色に変色して、染まってる姿を一度も見ることなく消えていっちゃいますよ。
現段階で、残りわずかな茎しか残ってません。
その茎も、途中でくたっとなって萎れています。
まるで、昨日テニス仲間のヨネ子ちゃんが持ってきてくれたアイビーに茎が途中でくたっとなってるんです。
これ、試験用に増やした時も×印をつけたように、土に何度挿してもなかなか根付かないんです。
根が出る前に、枯れてしまうんです。
土と茎が触れてる地表面の部分がくたっと萎えてしまい、くたっとなってる部分を見ると、半煮え状態に軟らかくなってるんですよ。
そして、枯れるんです…
それは、水分が多すぎて枯れるのか、セダム・アクレと土が合ってなくて枯れるのか、水分が足りないから枯れるのか、蒸し暑い時期だから暑さに負けて枯れるのか、それがわかんないんですよ。
それがわかったら、いとも簡単に、お茶の子さいさいで増やせるんですけど、わかんないから、取り越し苦労をしてるんです。
残り数本の茎、しかも枯れかけてる茎を何本か使って増やすことにします。
増やさなきゃ、ほんと絶滅しますから。
今回は、土を真逆の土に変えてみます。
これまでは多肉植物専用の小石の寄せ集めみたいな土に、少しだけ腐葉土と観葉植物の土を混ぜて使用してました。
極小の小石がほとんどでしたから、水はけが非常に良かった半面、小石ですと小石と小石の間にわずかな空間があり、茎にも完全密着してないんで、これが原因で根が出てくれないんでは?…と推測してるんです。
茎が細いんで、ある程度茎に密着してるサラサラの土がいいんではないかと?
これぐらいの茎の太さでは、小石は不向きだと推理しました。
もう少し茎がしっかり立てて、しかも、ある程度の湿度が保てる締まった土がいいんではないかと?
湿度が保ちすぎもよくないでしょうけど…
だから、以前、観葉植物の何かを植えてて、最近、枯れてしまったミニポットがあるんで、これに植えてみようと思います。
だけど、全部は植えません。
以前、ワイヤープランツの救出大作戦を行った時と同じように、数本ずつ茎挿しし、いろんな方法を試して、どれが繁殖力が高いかを試していきたいと思います。
まだ暑さが厳しくて、小さくて軟弱なこのセダム・アクレが根付き、さらに大きく育っていくのこの暑さは正直無理そうな気もしますが、元の鉢の株が、残り数本というカウントダウンに入ってる状態ですので、放っておいても、多分あの鉢は数日でダメになると思います。
だから、暑くても寒くても、ちょうどよくても、アクレの茎挿しはやらなきゃいけないんです。
指で簡単に掴めないほどの小さな小さな植物で、見た目は雑草みたいな多年草ですが、oyageeにとっては宝物なんですよ。
なんとか救出してあげたいんです。
鉢には4本の茎をほぼ均等に植えてみました。
土の表面は、軽く霧吹きして湿らせました。
これが、「吉」と出るか、「凶」と出るか、わかりません。
あとは、涼しい風が吹き抜ける場所で管理していこうと思います。
株がひ弱なものですから、直射日光は厳禁中の厳禁ですね。
こんなのを直射日光に1時間当てただけでも、即、干からびてしまい、4茎ともジ・エンドになってしまいますから。
数日で、このままいけそうか、いけそうにないか、ある程度の結果が出ると思いますが…
この品種を増やすのだけは、どうも失敗しそうでダメそうな気がします…
なぁんか、そういう予感がするっていうか、そんな感じの胸騒ぎがするんですよね…