前のブログの続きになります。
病院帰りに、地元には出店していないホームセンターにも寄ってみたんです。
ちなみに、地元にないホームセンターは2箇所ありますので、ホームセンター[A]とホームセンター[B]と呼ぶことにしましょう。
どちらも園芸・ガーデニングコーナーが充実してまして、観葉植物、多肉植物とも品揃えが充実しており、めぼしい植物をいくつか購入してきました。
ホントはもっと買いたかったんですが、なにぶん予算っていうものがありますし…
ホームセンター[A]では植木鉢も充実してまして、結構大きな素焼きの鉢が、しかもちょこっとデザイン模様が入ってるものが1つ180円で売ってましたので、5鉢同時購入。
最後に寄ったホームセンター[B]での出来事です。
ここはクロトンがたくさん販売されてました。
いろんな品種を置いてたんです。
クルトンではなくて、クロトンです。
ポタージュに入れませんから…
キーボードの癖か言い慣れた言葉だからか変わりませんが、たまに「クロトン」を「クルトン」と打ち間違えてそのままにしちゃってますが、見つけても、そこは知らんふりしてスルーしちゃってください…
クロトンの特徴は、ずばり「葉」です。
葉がまだら模様だったり、斑点だったり、斑入りだったり、葉のふちだけが色が違う模様だったり、葉脈の部分が色違いだったり、無地だけど色が赤、エンジ、黄色、オレンジ、ピンク、緑、濃緑、淡緑……
クロトンはいろんな葉の模様、葉の形、葉の色と多種多様であり、たくさんの種類があります。
実際、oyageeのクロトンも結構いろんな模様、いろんな葉のクロトンを育ててます。
01.はダイソーで売ってたクロトンです。 鮮やかな緑色の葉に黄色の斑点が特徴です。
02.は模様はなく、1枚1枚の葉は単色ですが、カラーグラデーションが楽しめます。 2鉢ありますが、どちらも微妙に違います。 左の株は、赤系統の色がほとんどありません。
03.は、ドット、まだら…と1本の茎からいろんな色や模様の葉が出ています。
04.は、以前苔玉を購入し、そこに植わってたのがこのクロトンです。
葉はグリーン系統の色で覆われ、どことなく「和」テイストの雰囲気です。
左の苔玉のクロトンは、前はもっと斑が入ってましたが、今は新芽が出てきてもほとんど斑入りではない状態です。
右はサビ缶シリーズのクロトンです。
買ってだいぶ経ち、株の状態がよくなく、最近一気に3枚ほど落葉しました。
早い時期に植え替えてあげればよかったです…
ホームセンター[B]にちょっと気になった、ちょっと心が揺らいだクロトンがあったんです。
今ぐらいになると、段々と山や街の木々が紅葉してきてるじゃあないですか…
クロトンは、紅葉してるから色がついてるんじゃあなくて、こういう特徴の植物です。
買おうとしてるクロトンは葉の色がまさに紅葉してる感じで、色合いがいいな、買っちゃおうか?って気になったんです。
これは、これまでのクロトンの葉の模様や色がまったく違うでしょ?
値段は598円だったんです。
即買いする金額を少し超えてるですけど、買おうかなって思った矢先、芽の先に白い綿ぼこりが…
カイガラムシがぁーー!
しかも、1匹、2匹ではありません、大量にいます!
買おうっていう意欲が、一気に萎えました…
カイガラムシが気持ち悪いってことではなくて… いや、気持ち悪いことは気持ち悪いですよ。
買うのをためらったのは、買っても、もしかして枯れちゃうんじゃあないかと思うんです。
今、見た目は元気でなんの問題もなさそうに見えます。
だけど、いつからカイガラムシがついてたかわかりませんが、だいぶ前からカイガラムシに侵されてたら、株の養分を吸い取れれて、だいぶ弱ってると思うんです。
これで家に買って帰ったら、管理場所が変わり、環境が変わり、しかもこれから寒く時期で育ちが悪く、その上に弱ってる植物だと、確実に枯れると思うんです。
枯れるのがわかってて買うのって、馬鹿らしくないですか?
しかし、ここで「クロトンを救出セヨ!」という指令が出ました。
そうです、oyageeは、「復活の魔術師」だったんでした。
弱ってる植物、枯れかけの植物を復活させることに生きがいを見いだしてるんです。
害虫に侵されたこのクロトンと、別の品種で苗木として売られてた安価なクロトン、そして小さい多肉を数鉢購入。
持って帰る最中にカイガラムシがもう一つのクロトンや小型の多肉に移動して繁殖など始めたらそれこそ大変ですから、別のレジ袋に入れてもらい、さらに手提げの部分をきつく縛り、完全密封して帰りましたよ。
比較的動きが鈍いカイガラムシですが、運転の振動でびっくりして、他の植物へ移動を始めたり、袋から出てこられたら困りますからね。
売られてる観葉植物や多肉植物は、安心、安全、無害、清潔…とか思ったら大間違いです。
買う前からすでに害虫がついていることも多々あります。
店側の管理がずさんだとこうなってます。
現に、ホームセンター[B]の園芸コーナーをブラブラしてた時、おばちゃんスタッフがクロトンが置かれてるところを掃除してたんです。
クロトンの鉢の下には枯葉が結構落ちてたんです。
これはカイガラムシに侵されて、株がだんだん弱って葉が落ちた、と推測されます。
他のクロトンにもいっぱいカイガラムシがついてたんです。
だけど、落ち葉を拾いに来たおばさんは別にカイガラムシを気にすることなく、落ちた葉を取り除いて、鉢の位置を元通りにして、これで終わり…
さっさと別の場所へ移動していきました。
あの人は、フロアの掃除担当で掃除だけをするおばさんではなくて、園芸担当のおばさんなんですよ。
なのに、植物の健康状態を気にしないなんて…
害虫に侵されてる植物を自宅に連れて帰ったら、せっかく大事に育ててる観葉植物や多肉植物にも蔓延して、丈夫な株も害虫で一気に弱ってしまいます。
せっかくの植物も、これでは台無しです…
見つけたら、即刻退治です!
科学忍者隊oyageeマン、参上!!!
【注意1】
持って帰ったらすぐに隅々までチェックしてください。
目に見える部分だけではいけません。
芽の先に2,3匹いる!と思ったら、倍の倍、10匹はどこかに潜んでいると思ってください。
見えないところにきっといます。
株元、葉の裏、ありとあらゆるところをチェックしてくださいね。
【注意2】
見つけたら、絶対に逃がしてはいけません。
「この子は小さいから逃がしてあげましょう!」なんて甘い考えを持ったら、そのカイガラムシが大事に育ててる植物に移り住んで、植物の養分を吸い始めます。
養分を吸い取られた植物は徐々に弱り、いずれは枯れます。
またカイガラムシも子孫を残そうと、増殖を始めます。
気づけば、その株は一気にカイガラムシの棲み処になってしまいます。
だから、早めに駆除した方がいいんです。
爪楊枝で引っ付けるように拾い上げてもいいんですが、落としてしまう可能性があります。
できれば、その場で爪楊枝で押し潰すか、それが嫌ならセロハンテープなどでひっつけて退治してもいいでしょう。
掃除機で吸い取るのは手も汚れませんし、一気に吸い取れて手っ取り早いですが、しつこいとなかなか吸い取れませんし、それよりなによりきれいで大事なクロトンの葉の方を先に吸ってしまい、葉が木端みじん…一瞬でボロボロになりますので、掃除機を使うのだけはやめといた方がいいでしょう。
oyageeは、最初は爪楊枝でつぶしていましたが、あまりの多さにだんだんと面倒くさくなり、最終的には指でひねり潰しました。
いいんです、これで…
終わったら、きちんと手を洗えば…(笑)
病気の心配や感染症、病原菌などが気になる、また害虫を触るのが気持ち悪い人は、必ず道具を使うとか、手袋を着用して行ってくださいね。
oyageeのように素手で押し潰すなどの行為はしない方がいいかと思います。
【注意3】
駆除薬剤で徹底的に退治!
見つけられなかった、見逃してしまったってことがあるかもしれません。
また、目に見えないほど小さな小さなカイガラムシが潜んでいるかもしれません。
徹底的に駆除するためにも、効果的な薬剤を散布をしてください。
必ず、カイガラムシにも効く薬剤を使用して、使用方法をきちんと読んでくださいね。
まだ潜んでいるかもしれません…
カイガラムシがいた場所、白くなってる場所、痕跡がある場所、その他も葉の裏や株元、ありとあらゆるところに吹きかけちゃってください。
なんなら、鉢を持って株を傾け、葉の裏側の隅々にもたっぷりと散布しましょう。
たっぷりかけることで、害虫予防にもなります。
以前、あるお宅の前を通りかかった時に、外で育ててる植物にキンチョールを直接噴きかけてるおばさんがいたんです。
多分、虫がいたんだと思いますが、びっくりしましたよ、植物は大丈夫なん?って…
虫は退治できたかもしれませんが、植物にもあまりよくないと思うんです。
薬剤が植物にもかかっても大丈夫な植物専用の害虫駆除剤を使用してください。
カイガラムシも非常に種類が多いみたいです。
植物の種類を調べるのは好きですが、害虫の種類を調べるのは、乗る気がしませんので、調べません。
だけど、多分、これはコナカイガラムシだと思います。
潜んでいたところに小麦粉みたいな粉がいっぱい振りかかってます。
胴体の線というか縞模様がコナカイガラムシの特徴ですから、多分、これもコナカイガラムシだと思います。
今日はカイガラムシの駆除だけで終わりました。
このクロトン、植替えは、しようか、しまいか、考え中です。
このまま越冬させて、来春に植え替えた方が確実に育ってくれるんではないかと…
決めました! 植え替えません!
カイガラムシも退治したし、このままで大丈夫でしょう! …そう信じたい…
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買って帰った植物は、きれいで一見問題なさそうに見えても、一度は葉の裏、芽の先、株元などの健康チェックをすることをオススメします。