─サンセベリアの葉挿しの極意─ シルバーキングの入手から葉挿し、そして発根までを時系列で見てみよう!【oyageeの植物観察日記】

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先日、ダメになりかけてたサンセベリアを一挙に葉挿しにしてたら、いつの間にか発根してたことをブログでご報告いたしました。

あのサンセベリアは、シルバーキングと言います。

サンセベリアは、濃い緑色の葉が多いですが、このシルバーキングは白っぽい葉に濃い緑色のふちが特徴です。

見た目がどことなく気品があり、他のサンセベリアとは一線を画するところがありますので、高級感がありますよね。

そのシルバーキングを入手したのですが、ダメになりました…

どうしてダメになったのか?

そして、葉挿しで復活しつつあるシルバーキングをもう少し詳しく時系列で見てみようと思います。

入手日は6月でした。

梅雨の真っ只中でしたね…

シルバーキングは葉が数枚付いており、その葉の長さが30センチ弱ほどありましたので、2リットルのペットボトルで送られてきました。

これは、ありだと思います。

ペットボトルはすごく頑丈ですので、配送中はつぶれたりすることはほぼないから、梱包をペットボトルにした選択は問題ありません。

開封してみますと、ご丁寧に梱包されてました。

丁寧過ぎるほど頑丈に包まれてたんです。

動かないように梱包材を入れ、サンセベリアの株元はラップで包まれ、セロハンテープでぐるぐる巻きにされ、その下は濡れたキッチンペーパー…と。

受け取る側が、「ここまで丁寧にして送らなくてもいいんじゃあない?」ってほど包まれてました。

丁寧過ぎるもの、ほどいたり、解いたりする時に株や根を傷める事も多いので、良し悪しですよね…

根はついたまま配送されておりました。

キッチンペーパーが濡れてたので、もしや?と思いましたが、その予感が的中しました。

株元がすでに傷みかけてるようなんです。

根の部分(ブルーの〇印)は思いっきりびしょ濡れですが、この部分は乾かせばなんとかなります。

しかし、葉の半透明になりつつある部分(赤い〇印)は、こうなったらもう元には戻りません。

まだ微妙な半透明で、もしかして意外と問題ない半透明なのかもしれません。

しかし、この半透明が、毎年冬に凍傷になるサンセベリアと症状がすごく似てるんです。

こういう半透明になると、後は段々と半透明のエリアが広くなり、さらに柔らかくなり、最後は葉の付け根が腐ってバタバタと倒れてしまうんです。

このシルバーキングの半透明の部分も、今が硬くて頑丈でも、やがて柔らかくなり腐ってくると思うんです。

この株は見捨てます。

ダメになると思いますので、この株で育てることを諦めて、葉挿しに賭けます。

先日のブログで、「即座にカットして葉挿しをすべし!」と言いましたが、葉挿しをするって決めたら、その場でカットして大丈夫です。

数センチ幅に切り刻んでください。

ただし、すぐには土には挿さずに切り口を乾かすようにしてください。

切り口を乾かさないと、切り口から傷んで、枯れてしまいます。

そして、これが結構重要なポイント!

カットしたその時に、上下の目印をつけておいておくことをオススメします。

oyageeは、「こちらが上」という印で「矢印(→)」を付けるようにしています。

これをする意味は、サンセベリアの先端部分の葉なら上下がおおよそでわかりますが、中間付近をカットすると、ほぼ同じ幅の葉ですので上下がわからなくなります。

上下逆さまでも、別にいいんじゃあない?と思われがちですが、とんでももございません。

逆さまに葉挿ししても、根は出ません。

実際、逆さまに葉挿ししたことがないので、定かではありませんが、そういう話を聞きます。

もしかして、根が出ちゃった…なんてこともあるかもしれませんが、多分、根は出ないとは思うんですが…

後は風通しの良い日陰で、切り口を乾かします。

いくら風通しの良い場所に置いても、密閉されたボックスなどに入れておくと、あまり意味がありません。

ですので、こういうすき間のあるメッシュトレイなどに入れて、風を通してあげてください。

乾かす目安は、数日で大丈夫です。

このオレンジのメッシュトレイの中には、シルバーキングのほかに、「センセーション」と「ピュアグリーン」というサンセベリアも入っております。

どちらも、状態がよくなかったので、葉挿しに切り替えました。

こちらは7月15日の写真になります。

葉挿しをしようと葉をカットしてから1か月ほど経った頃です。

1か月も乾かさなくてもいいと思いますが、半分はこの葉挿しに手をかける時間がなかったのと、半分は忘れてたので、1か月も経過してしまってました。

緑色を維持してる葉だけを使います。

枯れてる葉は、いくら葉挿しをしても芽は出ませんので、ゴミ箱行きです。

その後、土に植え込んでください。

植え込む深さは、数ミリ程度で構いません。

あまり深く埋め込むと、芽が出ても、なかなか地上に現れません。

また浅いと、根が出るまでぐらついたり、強風で葉ごと吹き飛ばされたりして、行方不明になってしまうかもしれません。

土の種類は、それほど選ばないと思います。

別に、サンセベリアの葉挿しは、挿し木専用の土ではないといけない…とは決まってません。

これに葉挿しします。

これ、使用済みの土を使ってるんです。

それも、去年からの使い回しです。

最終的に芽が出た後は、サンセベリアに適応してるきれいな土に植え替えますが、根が出るまでは水はけのよい土で構わないと思います。

ただし、腐葉土だけの土とか、粘土質の土はやめた方がいいと思います。

水はけの悪い土だと、それだけ水分に浸ってる時間が長くなり、傷んできたり、土に挿してる部分から腐ってくるかもしれません。

水やりも結構重要なポイントです。

全く水が必要ないことはないです。

と言って、毎日たっぷり与える必要もありません。

定期的にってこともありません。

数日おきとか、1週間ん一度とか決めておけばいいんでしょうが、oyagee覇気が向いた時、思い出した時に水やりしております。

それも、水量はまばらです。

霧吹きで水やりするときもあれば、じょうろで鉢底から流れ出るほどたっぷり上げる時もあります。

今回は、幹吹きで土の表面が濡れる程度にあげた時ですね。

7月19日のことです。

そして、前回のブログで根が出てた…ってことにつながります。

これからもこのシルバーキングの葉挿しに動きがありましたら、ブログで随時更新していこうと思っていますが、一番気になってるのが、根は出たけど、芽が出ない…?

それも気になりますが、もっと気になってることがあります。

それは、シルバーキングの葉挿しで出てきた子株は、親株のようにきれいな色をした葉で出てくるのでしょうか?

ローレンティーは、親株の葉と葉挿しをした子株の葉が全然違います。

これは、ブログでもお伝えしました。

シルバーキングは、親株の葉の色は、白っぽいような、メタリック風の色でふちが緑色をしています。

名前に「キング」というだけあって、何とも言い難い、大袈裟に言うと他のサンセベリアとは別の次元にあるぐらいの気品ある色をしてるんです。

同じ色の子株じゃあないと、葉挿しをしてる意味ないんですよね…

シルバーキングの子株は、シルバーキングになるのか? ならないのか?

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これが一番気になってる、今日この頃でございます…

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