祝・卒業! 葉挿しから育ったあの「ブラックプリンス錦」の小苗が、ついに育苗容器から巣立って一人暮らし始めます!【oyageeの植物観察日記】

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ブログに何度か登場してるブラックプリンス錦…

葉挿しから育てた斑入りのブラックプリンスが、ついに旅立ちます!

「祝・卒業」です!

旅立つと言っても、枯れてしまったとか、誰かにあげるとかじゃありません。

一人立ちするんです。

これまで育苗容器に植わってました。

この育苗容器は、暖房の部屋に置いてたんです。

下の写真では、左側の八角形の容器にブラックプリンス錦ほか、いろんな葉挿しが植わっております。

ここは、oyageeの部屋です。

ベッドの上は半年前ぐらいから葉挿しの容器たちに完全に占領されており、今は置く場所がなく、最終手段として4段のメタルラックを買ってそこに並べてる状態なんです。

それも、メタルラック1つじゃあないんですよ、こういうメタルラックが部屋に5つもあるんです。

当然居場所もなく、テレビも見れない状態。

パソコンでブログ更新などしたら、別の部屋で寝てる状況です(苦笑)

多肉は、一部を除いて大きく育った株は冬でも外の方がいいんです。

しかし、葉挿しを真冬に外に置きっぱなしにしておくのは、根が出るのか? 寒さで枯れてしまないか…など心配になりますよね。

例え、根が出ても、気温が低い屋外だと発育が遅いので、葉挿しだけは暖房の部屋で管理してるんです。

でも、室内に置いると、モヤシみたいに間延びしちゃうんですよ。

室内に置いてると、風もなく、日差しもほとんど浴びてないので、どうしても過保護になってしまい、弱い苗に育ってしまうんですよね。

今、こんな状態です。

2月2日のブログでブラックプリンス錦のことを書き、同じ育苗容器の画像がありますので、比べてみましょう。

【2月2日のブログより】

【3月12日現在】

たった1か月ちょっとで、ここまで成長しています。

が、葉はパッカーンとだらしなく開いてるし、色も全然出てないですよね。

手前右側の大きい苗は、「石英レッド」という品種です。

「レッド」と付くぐらいだから、赤くなってもよさそうですが、緑一色で全然赤くなってません。

か弱く育ったこういう苗は、葉も脆いんです。

さらに密集しすぎてますので、これからの時期、蒸れが怖いですよね。

多肉を育ててる人だと、共感してくれると思います。

蒸れが一番厄介で、多肉をダメにする原因の一番が「無風の多湿による蒸れ」ではないかと…

だから、蒸れでダメになる前に、本日、すべて鉢上げします。

苗1つ1つを2号サイズのビニールポットに植えていくんです。

まずは、本命のブラックプリンスに錦から行います。

これな斑が入ってますね。

完璧です!

これをこのまま植え込む…

ちょっと待ったぁ!…です。

根に土がついたままです。

さらに、根と根が引っ付いてて、一塊になってます。

このまま植え込んでも、うまく根が張らずに、枯らしてしまうことが多いんです。

根って、土とうまく馴染んでから活動を始めます。

馴染めなかったら、どんなに水やりしても、土の中で根が張れません。

そうです!

この前の市販の寄せ植えが葉がポロッと落ちる葉ポロ現象になったのと、同じことになることが目に見えてますよね。

こういう時は、軽く土を落とし、絡まった根をほどいてあげましょう。

先が尖った竹串などでそっと、ゆっくり、根を傷めないように土を落とし、絡まった根をほどいてあげてください。

その後は、新しく植え込む土にそのまま放り込んで土を被せる…

ここでも、ちょっと待ったぁ!…です。

根を無造作に入れ込むと、根が重なったり絡まった部分ができ、うまく成長しなかったり、枯れてしまう原因になります。

絡まった根をせっかくほどいてあげたのですから、土の中でも絡まないように植え込んであげることをオススメします。

根が近づかないように竹串などを使い、たこさんウインナーの様に根を四方八方へ広げてあげてください。

あとは、ゆっくり土を流し込んで、鉢を持って軽くトントンしておきましょう。

土を沈めることで、根付きがよくなります。

土の中で空洞があると、うまく根が張れません。

ネームプレートを付けて、完成です!

他の苗も全部植え替えて、この育苗容器の苗はすべて終了。

ブラックプリンス錦は「特別扱い」なので、ここには入れてません。

ここです!

この棚の一番奥の空いてるスペースに移動させておきました。

ここは棚の一番奥だから、日差しの強い日中は日差しが入りません。

しかし、こうやって夕方には日差しが入り込むスペースなんです。

いきなり外へ出して、一日中直射日光が当たる場所に置いておくと、葉焼けを起こしてしまいます。

特に、このブラックプリンス錦は斑の部分が多いので、太陽光線に弱い黄色い部分がすぐに葉焼けしてしまうんです。

だけど、ずっとこの場所だとひ弱な苗に育ちますので、最初は徐々に日差しに慣らしあげ、段々と日光浴の時間を長くしていきます。

ここでも、葉焼けを起こすかもしれませんが…

大丈夫でしょうか?

斑入りの葉挿しで、ここまできれいに斑が出てる苗は、このブラックプリンスぐらいです。

斑入りの葉挿しから斑入りの芽が出てくる確率って、意外と低いんです。

先祖返りする葉挿しが多いこと、多いこと…

ルノーディーンの葉挿しを以前やりましたが、今、第2弾が進行中なんです。

こちらがまた斑入りの成功率が悪くて悪くて、泣きそうです…

こちらはまた機会があれがお伝えしますが、斑がきれいに入ったブラックプリンス錦は、ぜひとも大きく育たせて成功させたいですね。

また、このブラックプリンス錦で変わったことがあれば、お伝えします。

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次のブログは、「あのブラックプリンス錦、実は枯れちゃいました」なんてネタは嫌ですから…

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