葉挿し用トレイに植わってるこの子たちは?
だいぶ前のブログでご紹介しましたが、あまりに昔過ぎて思い出せないんではないでしょうか?
この子たちです。
誰かと言いますと…
エルメのあとは、「マ」?
「エルメマ」?
違います…
じゃ、「ア」?
「エルメア」?
違う、違う…
「ス」です。
「エルメス」…
そう!
あの時の「エルメス」がこうなってるんです。
あの時というのは、葉挿ししてたエルメスのチビ苗のうち、1つだけが色が違っており、それが斑入りのエルメス? エルメス錦なんてあるの?ってことでブログでお伝えしました。
【18.07.27のブログより】
1年1か月前のブログでしたね。
あれから1年以上が経過してたんです…
白くなったチビ苗のエルメスのことは忘れてください。
あのチビ苗は錦ではありません。
生育不良で白くなってただけみたいで、うまく育たずにあの後枯れてしまいました…
他の苗は、すくすくと生長しております。
だけど、1年でこれぐらいの大きさ?
あまりにも小さいですよね…
植え替えてなくてあのままなんですよ。
水やりもほとんどしてませんし、苗同士が引っ付きすぎてますので、特に夏の水やりは蒸れてダメになりそうなので、2か月ぐらいは全くやってません。
管理も未だに室内だから、うまく育ってないのかと思います。
だけど、枯れてはないんです。
多肉って、意外と生命力があるんです。
9月に入りましたが、こちらはまだ天気が悪い日が続いています。
しかし、本日雨は降ってません。
でも、晴れてもいません。
最高気温は30度を超えてませんし、汗も全くかきませんでした。
だとしたら…
葉挿しの苗を植え替えるなら、今でしょ!?
本日、このエルメス君たちを植え替えてあげることにしたんです。
暑い時期だと、植え替えても根が活動しないんで、ダメになることが多いような気がします。
大きな苗だと、それでも頑張って持ち堪えてくれるんですが、弱々しい小苗や葉挿しからできたもやしっ子みたいな苗は、暑さで萎れたりして、やがて枯れます。
だから、葉挿しからの植え替えは、夏の間は極力やってないんです。
しかし、ブログで何度もご紹介してますが、去年からやってる葉挿し専用のトレイがいくつもあり、早く植え替えてあげないと収拾がつかない状態です。
涼しい本日、このエルメスを1苗ずつポットへ植え替えます!
さて、トレイからエルメスの1苗を掘り起こしたんですが、軽く傾けた時に葉がポロッと…
無茶はしてないんですよ。
雑にも扱ってません。
優しくゆっくり掘り起こそうと葉っぱの部分を軽く持っただけなのに、簡単に葉が落ちちゃったんです。
下葉が2枚落ちてしまい、その上の葉(赤い矢印部分)も、今にも外れて落ちそうなぐらい脆い状態です。
竹串を使って掘り起こしたら、さらに3枚の葉が簡単に外れてしまいました。
えー?
この葉、何ですか???
ちょっと揺すってみますよ。
作業と撮影の同時進行で1人2役やってますから、苗を持ってる手を振ったら、同時にスマホを持ってる手も振ってしまったみたいで、画像がかなりブレてしまいましたが…(苦笑)
左手と右手、別々の動作をするっていうのが、どうも苦手なようでして…
だから、ピアノがうまく弾けないんですね?
すると、下の葉からポロポロと落ちちゃうんです。
このエルメスの葉、脆すぎません?
これって、まさに葉ポロ現象!!!
こんな症状が出るのは、正常の葉ではありません!
正常の葉なら、パキッという音はしないんですが、パキッとするような感覚があります。
(実際に葉をもぎる時に、音がする頑丈な葉の品種もありますが… 実際、黄麗とか朧月は、葉をもぎる時にリアルでパキッという音がします)
葉は茎にある程度がガッツリ付いてるんで、揺すったぐらいでは簡単には外れないんです。
葉が簡単に落ちるってことは、苗自体もかなり弱ってるようです。
この苗、このまま植えても大丈夫でしょうか?
一応、植え込んでみましたが…
さらに、2枚の葉が勝手に落ちちゃいました…
えーーー?
ある程度成長した葉で残ってる葉って、たったの5枚?
しかも、外側の2枚は今にも落ちそうですなんですけど?
外れた葉は、とりあえず葉挿しにします。
しかし、葉挿しの専用トレイをこれ以上増やすわけにはいきません。
いっぱいいっぱいで置ける場所がないんですから…
だから、落ちた葉はエルメスの鉢の中に置いておくことにします。
これじゃあ、エルメスの苗よりは、葉ポロの葉の方がメインの鉢になってしまいましたね。
どうして、いとも簡単に葉が落ちてしまったのでしょうか?
この葉ポロ現象はいつもの葉ポロ現象とは違う?
どういうことなのか???
エルメスの勝手に葉が落ちる葉ポロ現象は、本日の「趣味の園芸」に答えがあり!?
本日のNHK「趣味の園芸」をご覧になりましたか?
本日の特集は「多肉植物」でしたよね。
エルメスの葉ポロ現象の謎は、番組内で解決?
今日の番組では、「多肉をうまく育たなくて枯らすのは、室内で育てる人が多いから…」とおっしゃってました。
そして講師の方は、光がどれぐらいあるかを測る機械を持って、外と室内の光の量を測ってたんです。
晴れた日のお日様が当たってる屋外では、1400程度の光の量。
逆に屋内では、光が差し込んでない窓際だと、たったの45の光の量しかなかったんです。
多肉植物は、光の量が最低300はないと、うまく育たないってことをおっしゃってましたね。
そして、外で育てた白牡丹と窓辺で育てた白牡丹を例に挙げてましたが、屋内で育てると、ひょろひょろと伸びてしまい、葉っぱを維持する力もなくなり、ポロポロ落ちてるところを紹介しました。
まさしく、これ!!!
oyageeんちのエルメス君たちも、oyageeのベッドの上で管理してました。
完全室内だったんです。
それでも、冬の間は太陽が傾いており、南窓から太陽光が差し込んで、ベッドの上の葉挿したちは程よい日光浴ができてたんです。
しかし、夏場は太陽が真上にあり、窓からは全く光が差し込んでません。
ということで、今回のエルメス君たちの葉ポロ現象は、ずばり「太陽光線の不足!」
光を浴びてないせいで体力がなくなり、葉ポロ現象になったんだと思います。
夏場に水やりはほとんどしてませんから、蒸れでの葉ポロ現象はないようです。
また、日中は冷房は効かせて、扇風機の風にもしっかり当てており、なるべく蒸れないようにと…管理してますので、太陽光線の不足としか理由がないですよね。
番組内で講師の先生が、「光が足りてない苗が葉が落ちやすくなるのは、そのままではうまくいかないから、子孫を残す、クローンを作るために葉を落とす」ってことをおっしゃってました。
これにはちょっと???が…
葉ポロ現象の葉って、すでに傷みかけてる葉なので、落ちた葉から芽が出るってことがあまりないような気がします。
しっかりついてる葉をもぎ取った場合は、芽が出る確率は高いんですが、葉ポロ現象やダメージを受けてる葉って、芽が出にくいような気がしませんか?
葉ポロ現象の葉は、落ちたら2~3日で半透明になり、あとは茶色く枯れるだけ…
全部が全部、そうではないですけど、葉挿しの確率は相当低いようです。
葉ポロ現象の葉挿しは、ケースバイケースかもしれませんけど。
根が傷み、茎も傷んだ時の葉は、落ちたらすぐに半透明になり、葉挿しには不向きだけど、日照不足の葉だと、葉にはそれほど影響はなく、葉挿しには向いてるかもしれません。
わかりませんが…
今回のエルメスの簡単にもげた葉は、同じポットに置いて葉挿ししてるんで、どうなったかは、後日ご報告しますね。
エルメスは5苗あったんで、5鉢作ってみましたが、全部が葉ポロ現象になってしまいました。
さて、日照不足の葉からは、芽が出るのか?
それとも、出にくいのか?
スポンサーリンク
本日の趣味の園芸は、火曜日と木曜日に再放送があるみたいですので、興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか?