このブログは、19年の11月の話になります。
11月の、とある日曜日のことなんですが、その日からちょっとさかのぼってお話しをスタートします。
秋になって涼しくなってくると、多肉がきれいに色づき始めて、また成長期の多肉はグングン生長してきました。
普及種が増えすぎちゃって、もうどうにもこうにもならない状態なんです。
ここは、隣のうちの畑の一部を借りて多肉を置いてます。
プランターや育苗トレイに普及種を植え込んでるんです。
家の北側ですので、日中は我が家が影になり、ほとんど日差しは当たりません。
日差しがないんだけど、寒さの影響で、色づいてきてますよね。
真夏は真上からおてんとさまが差してて、ガンガンに日差しを浴びてたんで、色づいてくれてるのはその影響もあるのでしょうか?
同じ場所にある、育苗トレイに植え込んだ普及種たちも、それぞれが個々に色づいてきてたんです。
で、10月の初めぐらいに知り合いの人から、「多肉植物をフリマに出せばいいのに…」って話になり、「フリーマーケットに一度も出したことないんですよ。売る方じゃあなくて、買う方で足を運んだことさえないんですし…」と話してて、「〇〇がやってるフリマは、いろんなものを出してるわよ。植物とかも売ってた記憶があるし、申し込んで売ればいいのに…」って言われたんです。
この際、一丁やってやるか!ってことで、主催者のTEL番号をその人から教えてもらったんで、電話したんです。
一応、フリマは目的はわかりますよ。
家にあるいらないものを売って、欲しい人が買う!という…
だけど、フリマ初体験なんで、一応何もわからないフリをして、電話口で「あのぉ、フリマに出店したいんですが… 出してはいけないものってあるんですか?」って聞いたんです。
すると、電話口の女性は、「別に… これと言って… んんと… 生ものとかはご遠慮してもらってるんですよ」って言うんです。
生もの???
出品しようとしてる植物って、生ものになるんでしょうか?
どうなんでしょうか、ねぇ?
調理もしてないし、加工も何もしてないんで、生だよね?ってことで、「植物なんですけど… 育ててる多肉植物を売りたいな…と」と聞いたんです。
すると、「植物ですか? 植物は… んんと、いいと思いますよ」って返事が返ってきました。
よっしゃ!申し込もう!と思った矢先に、電話口の相手が「植物… いいんですけど、家にある洋服とか、子供のおもちゃとか、食器とか、いらないものを売るというのが私どものフリマですので。商売をされては困るんですよね…」とストレートに言われてしまったんです。
増えすぎた多肉を売りたいだけなんですけど…?
ダメなんでしょうか?
普及種だから、全然いらないものなんだけど、これって不用品?
だけど、皿とかおもちゃとかのように、完全に家にある不用品ってことではではないんだよね。
売りたいのはいらない普及種たちばかりだけど、これでも一応は大事に育ててる多肉植物…
それをフリマで売って、お金にする…
商売っちゃあ商売のようだし、ただ単にいらないものを売りたいだけのようにもあるし…
電話口で「商売は困る」といきなり直球ストレートで言われたもんだから、かしこまっちゃって、「はい、分かりました…」って、電話を切っちゃったんです。
後日、このことをフリマのことを教えてもらった知り合いの人に言ったら、「えー? そうなの? 植物とか売ってる人、いるわよ。当日、覗きに行ってみればいいのに…」ってことで、10月の日曜日に偵察に行ってみました。
フリマに来てる人って、結構多いんですね…
駐車場は満車状態で止めるところはないし、会場は売る人も買う人も多かったです。
売ってるものは、ホント、不用品のようです。
子供服だったり、贈答品などの食器類だったりと、フリマの定番の商品が多かったですけど、中にはブティックハンガー10台ぐらいに婦人服ばかり吊り下げて売ってるおっちゃんだったり、明らかに手作りではないリースや雑貨を何個も販売してるお姉さんだったり、大量のおもちゃだけを売ってるおじさんだったり…
これ、どう見ても自宅の不用品じゃあなくて、業者でしょ?っていうブースがたくさんあるんですよ…
これって、リサイクルショップの商品を持ち込んでません?
そう思えるブースがいくつかあるんです。
リサイクルショップがどうやって、申し込んだんでしょ?
おもちゃや婦人服のこのハンパない量は、完全に自宅にある不用品を処分するというレベルではなくて、商売ですよ、商売!
リサイクルショップ経営の人が自分とこの商品を持ち込んだとすれば、完全に商売ですよね?
このフリマの趣旨に違反してません?
で、一通り見て回ると、中には植物を売ってる出店者もいましたわ…
「植物、大々的に売ってるじゃん!」
中には純粋に、自宅にあるいらないものを処分するためにフリマに出してる人もいましたが、絶対に業者、もしくは商売をやってる人も何人かいるんですよ。
そういう人たちって、申し込みの時に「自宅の不用品を売りますので」って、嘘ではないけど、うまく誤魔化して申し込んだんでしょうか?
主催者側は、当日出品者の商品をいちいちチェックしてないんでしょうか?
それとも、見て見ぬふりでもしてるんでしょうか?
自宅の不用品を処分したいがために出店するのと、処分品でお金を稼ぐのと、どこで区別するんですか?
「ただ不用品を処分したいためにフリマに出す」と「フリマで明らかに商売して金儲けをする」、この2つの境目って、一体誰がどういう基準で線引きするんでしょうか?
oyageeの性格上、なんでも真に受けるタイプで、ダメって言われたらダメって信じるタイプの人間ですから、ダメって言われてるのに平気でやってる場面に出くわすと、なんだか落ち込むというか、裏切られた気分です…
世の中、うまく誤魔化して、適当にやりながら生きてるものが勝ち組で、バカ正直なのが負け組なんでしょうかねぇ?
「正直者がバカを見る世の中じゃあいけないと思うんですけど?」
某アイドルグループのあの事件、真相はわかりませんけど、彼女が言ってた言葉に「真面目にやってる人が成功するんじゃあなくて、うまくやってる人が成功する」とか、「正しいことをしてる人が損をしてしまう世の中であってはならない」ってありましたが、彼女に激しく共感しましたよ…
oyageeが要領が悪くって、堅物で、融通が利かなくて、世渡り下手だと言われればそれまでですけど…
だけど、どうも今の世の中って、要領がよくって、適当にやって、のほほんと生きてる人間の方がうまくやってるし、認められてるし、成功してる気がする…
今回のことだけじゃあないですけどね、長く生きてればいろいろあるんですよ、道理に反してるって言うか、不条理なことが…
「なんで、これが許されるの?」「こんなことがあっていいの?」ってことをいろいろと経験してきたんですわ、この年になると…
だけど、性格や人間性はそう簡単には変えられないんで、きっと、いつか、いいことあるさ…と、これからも地道に頑張りますけどね。
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以上、初フリマの愚痴でした。