むかーし、はるか昔の話になるんですけど、エボニーの葉挿しをやってたブログを覚えてらっしゃいますか?
ほら、葉挿しをしたら、いつの間にか銘菓「ひよ子」みたいに葉の付け根部分がぐにゃっと曲がってしまったエボニーの葉挿しですよ…
思い出しました?
これがその時の画像です。
【18.07.31のブログより】
2つの葉挿し容器に合計10枚ほどのエボニーの葉挿しをしてたんですが、この時点で枯れてるものが1枚あり(2枚目画像の右側の葉)、他にも半透明でほぼ無理っぽい葉挿しが1枚(1枚目画像の一番上の葉)…
その他、葉挿しが成功するかは微妙なものが、1枚目の画像の上から2番目と、2枚目の画像の一番下…
葉に勢いがなく、だんだんと色褪せてきており、徐々に体力がなくなってきてるようです。
あとの葉は、まだ体力がありそうで葉挿しの成功の可能性も残ってますが、この時点では芽が出る葉先にコブが出現しており、発芽根はしてない状態でした。
コブが出現したら、芽がなかなか出にくいんです。
まれ~に発芽する場合もありますが、可能性は低いです。
結局、葉挿しが成功したのは、1枚目の右側の小さい葉…
親葉は半透明になりかけてて弱ってきてますが、この時点ですでに発芽しておりました。
で、10枚あるうちの最終的に葉挿しが成功したのは、この1枚だけ…
エボニーの葉挿し成功率はたったの1枚だけで、10分の1の10%という非常に低い成功率です。
エボニーなどの葉が硬くて分厚くて大きめのものは、葉挿し成功率は低いような気がします。
唯一生き残ったこのエボニーBabyは、いつ頃に葉挿しの容器から独り立ちさせたかは覚えてませんが、多分、今年になってからでしょう。
で、今現在はこんな状態なんです。
だいぶ大きくなってます。
そして、エボニーBabyはなんと双子のツインズでした。
当時の親苗はこんな感じでしたね。
【18.07.31のブログより】
大きさ的にはまだまだ親苗ほど成長しておりません。
親は、大きすぎましたからね…
さて、この双子Babyの現在は?
今、親エボニーの姿がどうなってるのかと言いますと、同じ2階のベランダにいるんです。
Babyたちとは、同じトレイには入っておりません。
ちょっと離れてたところに置いてあります。
ひときわ輝いてる苗が、エボニーです。
この辺の苗は、他が小さくて白っぽいものばかりだから、やけに目立ちますよねぇ…
あれ?
これが親でしたっけ?
実は、下にもあるんですよ、似たようなものが…
この子です。
この子、エボニーじゃあなかったでしたっけ?
どっちがエボニー? どっちもエボニー?
どっちもエボニーじゃあない?
名札がどっちも行方不明なんです…
どっちかは、「魅惑の宵」だと思います。
「魅惑の宵」って品種も持ってるんですよ。
しかし、どこにも見当たらないんです。
名札がなくなってしまってて…
だから、どっちかが「魅惑の宵」なんです。
「魅惑の宵」っていうのは、アガボイデスの中に「魅惑の宵」っていうのがあるみたいです。
だから、正式名称は「アガボイデス・魅惑の宵」でしょうか…
アガボイデスには他に、ルブラ、ロメオ、レッドエッジ、ギルバ、マーティンズ、クリスマス…とすべて「アガボイデス」がつきますから、同じ仲間でしょうね…
ちなみに、「アガボイデス」という単独での品種もあるようです。
アガボイデスの交配からできた苗をさらに小分けに分類するためにこう表記されるのかは、調べてないのでよくわかりません。
「アガボイデス」とつく品種に共通して言えることは、葉が硬く、肉厚で、葉挿しの成功率が他のエケベリアと比べるとやや低い…
クリスマスの葉挿しの成功率は高い方ですが、ルブラやロメオは非常に低いんです。
発芽しにくい品種なのかもしれませんが、葉が分厚くて硬いので、葉をもぎる際に無理矢理もぎろうとすると、ちぎれたり欠けたりして、きれいにもぎ取れないんです。
それが原因で芽が出ない…っていうのもあると思います。
今回のエボニーも、「アガボイデス・エボニー」になります。
「エボニー」と「魅惑の宵」、同じ部類なんですよね…
だけど、名前が違うってことは、違うんですよ、多分…
どっちかが「エボニー」で、どっちかが「魅惑の宵」…
どっちも似てる…
どっかきっと違いがあるはずです。
2苗を並べて比べてみますよ。
同じじゃあない???
同じでしょ?
どこが一体違うのか?
間違い探しをしてるようですが、間違いが全然見つかりません。
葉の形が三角形、葉先が鋭く尖ってる、葉のふちが赤く紅葉…一緒じゃあないです?
色づきが違うのは、多分、太陽の光線量が違うだけだと思いますけど…
左の苗は2階でたっぷり日光浴させてましたし、右側の苗は今の時期はほとんど日陰の場所に置いてたんです。
今度は、Babyも一緒に並べて比べてみますよ。
この2苗、同じものじゃあないですか?
エボニーの双子Babyに似てるのは、左側ですよね。
あの赤みが強くて、赤色が広範囲に広がってます。
しかし、左側の苗とBabyは同じ2階のベランダに置いてました。
同じように日光を浴びてたんです。
緑色が多く、赤みの少ない右側の苗は、下の軒下付近に置いてたんですけど、完全に軒下に入れておらず、ほとんど雨ざらしの場所。
しかも、今の時期は冬至に近く、太陽がだいぶ傾いており、春と秋なら日光浴できる場所なんですが、今の時期だと隣家の屋根に隠れてほとんど影なんです。
日差しをしっかり浴びてないだけ、紅葉してないだけだと思うんです。
きっと、双子Babyと同じ場所で管理すれば、似てくるとは思うんですけど…
どっちが親「エボニー」で、どっちが「魅惑の宵」かわからなくってしまいました。
どうしてこうなったのかというと、几帳面なのに、面倒くさがりな性格がわからなくさせてしまったんです。
oyageeってどう見えてるのかわかりませんが、こう見えても結構几帳面な性格で、多肉苗を入手したらすぐに名札を付けるんです。
これから育てて管理していく以上、なるべくなら品種名がわかった方が後々管理しやすいし、ダブって買うこともなくなりますよね。
葉挿しも、名前が後々わからなくなったら困るんで、すぐに小さな名札を付けるようにしてるんです。
しかし、植え替えで名札を外して、外した名札はそれっきり…
他にも、しっかり埋め込んでない名札は風で吹き飛ぶ時がたまにあるんですよ。
また、あちこち移動させてた時に、ポロッと名札が落ちてしまったりすることもたまに…
名札がなくなった時にすぐに名札を探せばいいのに、探さない…
見つからなければ、その場ですぐに新しい名札をつければいいのに、それさえもしない…
「まあいいや… どうせ、名札がない苗は〇〇だから、覚えておくし… あとでつければいいや…」なんて思ってると、それっきり…
3日後には、「あれ? この名前、なんだっけ? 思い出せない… 3日前までは覚えてたのに… 忘れるわけないなんて思ってたのに… 忘れてるじゃん… なんであの時、すぐに名札を付けなかったんだろう…」ってことがざらです。
その後、その子は永遠に名無しの札落ちさんになってしまうんです。
結構あるんですよ、我が家に来た時ははっきりした品種名だったのに、いつの間にか札落ちの名無しさん苗があっちにもこっちにも…
困ったもんです…
几帳面じゃあなければ、「別に品種名なんてわからなくても… 色がきれいで、苗がきれいなものであれば…」でいいんですけど、それじゃあ嫌なんです。
品種名はしっかりつけておいて、しっかり管理していきたいんです。
だったら、すぐに名札をつけろよ!って言われそうですが、すぐにつけないのが面倒くさがりな性格でして、「どうせ覚えてるし… 忘れるはずないし…」というずぼらな性格が…
悪い癖なんです…
几帳面なくせに、ずぼらでめんどくさがりな性格、どうにかしてください…
1年半前の記憶を呼び戻せば、確か、親エボニーは素焼き鉢に植わってました。
上に載せてる1年半前の7月31日の画像を見れば、確かに素焼き鉢に植わってますよね?
素焼き鉢って、多肉植物にいいように見えて、実はあまりよくないんです。
表面に細かい穴が開いてるから、結構早い時間で水分が蒸発するんです。
水やりした後、ビニールポットの鉢土は1日経ってもまだ表面が濡れたままなのに、素焼き鉢は1日ですでに土の表面が乾いてるんです。
多肉植物には土が早く乾くのはいいんじゃあないの?って思われがちですが、早くすぎるのもあまりよくないんじゃないかと…と、これまで多肉を育てた経験で勝手にそう思ってるんですけど。
だから、素焼き鉢に植わってたエボニーは植え替えたような気がします。
植え替えた鉢は、緑色のプレステラの鉢だったような気がします…
プレステラ鉢とは、四角い形で、底穴がスリット状に開いてる鉢です。
あれに植えたような気がします…
ということは?
右側が、正真正銘の「エボニー」?
で、左側が「魅惑の宵」?
どうでしょ?
今日は、すぐに名札をつけておきますよ。
今度はわからなくならないように…
とりあえず、(仮)ですけど。
大きめの名札をしっかり土に差し込んで…
これからこの3苗は、同じ場所で管理していきます。
この後、右側のプレステラ鉢のエボニーが、Babyに似てくれば、これが親エボニーで確定ですし、このままの色だったら、左側の「魅惑の宵」とつけた方がエボニーでしょうし…
もう一度言いますけど、「エボニー」と「魅惑の宵」ってどこが違うんですか?
誰か見分け方を教えてください…
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エボニーの和名が「魅惑の宵」ってことはありませんよね?