久しぶりの「多肉あるある情報」です。
ここに、多肉の葉挿しをしてる容器があります。
ここの容器の葉挿しは、結構高い確率で成功してるんですよ。
写真左サイドの葉は数枚が枯れてしまってるだけで、あとは芽が出てますね。
さらに、成長も早いんです。
ほぼ同じ時期に始めた葉挿しのトレイよりは、2回りほど大きく成長してくれてます。
一番成長がいいのが、この白っぽい苗です。
葉が密集しすぎて、名札があちこちなってますが、中央のでかい苗は「ラウイの交配種」です。
その左に大きな葉がありますよね。
これは、ノーティラス、もしくはノーチラス。
ノーティアースとも言ったりするみたいです。
この葉は、芽が出ておりません。
しかし、葉は成長するんですよ。
以前より3倍ぐらいに膨れ上がってるんです。
いつも名札に品種名を書いてるマーカーがそばにあったんで、比べてみますよ。
こんなにでかくなってしまって…
長さは7センチぐらいに伸びてしまってます。
このノーティラスの葉って、葉挿しスタートの頃は下のある萎れた葉よりちょっと大きいぐらいでした。
芽や根を出すことを忘れて、葉だけ大きくなってしまった、ちょっと勘違いしてるおバカちゃんなのかもしれません。
最初のうち、動きはあるんだけど、その後は芽も根も出ない葉もあります。
葉の先っぽがたんこぶになる…
こういう葉挿し、経験ありません?
別の葉挿しトレイですが、例がこれ…
これは、ほぼアウト…
この状態で動きが止まり、あとは葉が枯れてしまいます。
以前、エボニーの葉挿しもやりましたが、まさにこのような状態で葉挿しがほぼ全滅してしまいましたね。
しかし、まれに根が出ることがあるんですよね。
こぶから根が出てくるんですよ。
こちらが典型的な例です。
こぶの先から太い根が一本だけ出てます。
しかし、それから動きが止まってるようです。
この根もすでに黒くなり、枯れてるようにも見えます。
根に勢いがないし、他に根も出てませんので、発芽の活動はもうしてないのかもしれません。
こういう風に、根だけが出るけど、芽が出ずにそのままの状態ってことが多いんです。
これも、自分を見失ってる勘違いさんですね。
今、別の葉挿しトレイではヒマワリ美人の葉を3枚葉挿ししてます。
3枚とも、球状のこぶになってます。
3つとも同じこぶに見えますが、中央と右側の葉のこぶは緑色です。
こちらはまともな葉挿し。
この緑部分が芽で、いずれは大きく開き、葉になるでしょう。
左の葉は、完全にこぶになってますね。
左の方の赤いこぶは「芽」ではなく、こぶなんです。
こぶ?
これが何なのかわかりません。
芽が退化したのか?葉の皮が突然変異で膨れ上がったのか? 内部の細胞が突出したのか?
謎です…
でも、このこぶは先端が少しだけひび割れてるので、もしかしてこの割れ目から根が出てくるかもしれませんし、芽も出てくるかもしれません。
これから少しの間は経過観察ですね。
だけど、ごくごくまれに、こぶから根も出て、芽も出てくることもあるんです。
こちらは、また別の容器で葉挿ししてるアップル美人です。
3つのこぶがあるんですが、下のこぶからは根が出てますね。
そして右のこぶは、実は「こぶ」ではなく、芽(葉)のようです。
まだ小さいのでこれからうまく成長できるかわかりませんが、これはこぶができても、芽も葉も出るという成功例です。
最初の葉挿しの容器に戻りましょう。
大きく育った白いラウイの交配の苗の後ろに、「氷山」の葉挿しがあるんです。
このエリアの葉挿しは、すべてが成功し、どれも芽が大きくなり、立派な苗に成長してるんで、氷山の影が薄いんですけど、葉に傷があるのが、氷山の葉挿しなんです。
実は、この氷山の葉挿しも、こぶができてるんですね。
指先の部分…
青い丸印部分の石は茶色の小石のように見えますが、石ではなく、氷山の先にできたこぶなんです。
この氷山は芽が一向に出てこなかったので、葉挿しは諦めてました。
で、大きく育った葉や苗の間に隠れて、今日まで存在も忘れてました。
でも、気づかないうちに動きがあったんです。
指を退けてみますよ…
ほら…
芽が出てるじゃあないですか!
しかし、この芽の出方は何ですか?
ぱっくりと裂けてるーーー!!!
分厚い皮を破って、しかも通常芽が出てくる部分じゃあなく、葉の側面の皮を引き裂いて飛び出てきてません???
まるで、映画「エイリアン」で、人間の腹からエイリアンが出てくる誕生のよう!?
知りません?
だいぶ昔の映画ですが、大ヒットした映画なんで、知ってますよね?
氷山の芽の出方、ちょっとばかりグロすぎませんか?
ま、元気がいい証拠なんでしょうけど、まさか葉の側面が引き裂かれて飛び出てくるとは…
この芽の出方と言えば、あれ…
コノフィツムですよね?
コノフィツムも芽が出てくるときは先っぽが割れてこんな出方しますよね。
「脱皮」って言われてます。
この氷山Babyも、脱皮してる…と言った方がいいかもしれません。
この芽、最近出てきたようなので、裂け目がまだ半乾き?
内部が妙に生々しいんですけど?
それに、異様にブツブツしてません?
まるで、明太子か数の子のよう…
肉眼では見えづらいんですけど、小さい粒が無数にあるように見えません?
多肉の葉の内側って、粒状の細胞でできてるってことでしょうか?
葉の内部って、どういう風になってるんでしょうか?
ファイバースコープがあれば、もっと近くに寄れるんですけど、持ってないし、スマホのカメラで接写するとピンボケするんで、これ以上至近距離で撮影できません…
あ! 100均で買ったスマホカメラ用のマクロレンズがありました!
明日、あのマクロレンズを装着して、もう一度撮影してみますよ。
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「世界初!? 人類誰も成しえなかった多肉葉の内部に進入し、至近距離で撮影に成功!!??」
学会で発表する日も近い??