多肉初心者女子が選んだ寄せ植えは、意外や意外、ブロウメアナが植わった寄せ植えだった… 決め手はそこ? そこなんかーい?【oyageeの植物観察日記】

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先日、見たことのあるようなないような女性の突然の訪問で、急きょバースデープレゼント用の寄せ植え作成の依頼を引き受けました。

夕方寄ります!と言われて、慌てて作ったんですが、あの日には来なかったんですよ。

しかし、翌日にはちゃんと来てくれたんです。

完全に日没後で、あたりは完全に真っ暗な時間帯でしたが…

彼女のお名前は…?

聞いてません…

「私も家で多肉植物を育ててるんですよ…」って言ってましたが、それほど詳しくはないようです。

まだまだ初心者なんですぅ…って感じの方でしたので、「多肉初心者女子(仮)」ということにしておきましょう。

「女子」と書きましたが、結構年齢はいってる方です。

2年前に、ブツブツしたセダムが大好きな「田舎マダム3人衆」がいましたよね。

あそこまでは年齢は高くないです…

かといって、北川景子似の小亀姫ちゃんのママほど若くはない…

彼女を「女子」と呼んでいいものか、よくないものか悩みますが、テレビの情報番組で、結構年のいったおばちゃんレポーターがオシャレなレストランを紹介してた時に、「うぁー!素敵!! 私たちのような女子会でも使えそうですね」なんて紹介されてたんですよ。

「おばちゃんの集まりを女子会って言うなぁ!」って軽くツッコミを入れましたけど…

「女子会」って言葉、女性だけの集まりなら、何歳でも使ってもいいものなのでしょうか?

50,60,70のおばちゃんたちでも、女性だけの会だったら、女子会なんですか??

話は外れてしまいましたが、寄せ植えを依頼してきた女性は「男子」ではないので、「女子」でいいでしょう。

oyageeよりもちょっと若そうなんで、26~7歳ぐらいってことでしょうか?

oyageeですか?

oyageeは、永遠の30ですけど?

その多肉初心者女子(仮)が、「すいませーん! 昨日は、帰りが遅くなって… 寄らなかったんです…」っていきなり謝ってきました。

日はすっかり落ち、あたりは真っ暗でしたので、懐中電灯を照らしてあげて、依頼されて急きょ前日作った寄せ植えの3鉢を照らしてあげてたんです。

「プレゼント用だったら、ちょっと大きい方がいいかな…と思って。こういうのはどうです?」って聞いたら、「え… どれがいいかなぁ?」って悩み始めました。

結構決まらないです… 決断に時間かかります…

3つの寄せ植えを前にして、1分ぐらい経過した頃でしょうか…

多肉初心者女子(仮)から、「おすすめはどれですか?」って聞かれたんです。

おすすめ???

おすすめですか???

おすすめ… ウチは、レストランじゃあないんですけど???

どれもオススメなんですけど?

oyageeの愛情がたっぷり詰まった寄せ植えだから、どれもオススメなんですけどねぇ。

甲乙つけられないんですけど…

しいて、しいて言うなら、これ。

【前日の画像より】

白いポットの寄せ植えです。

夜だから、黄色の「月の王子」が光り輝いて見えたんで、おススメにしておきました。

月の王子…黄麗のことですね。

黄麗って、葉が硬くて表面は光沢ができ、懐中電灯の明かりで黄麗だけがやけにつやつや輝いてたんです。

「おすすめはこれですね! (黄麗を指さしながら) これがきれいでしょ?」なんて適当なことを言ってしまいましたね。

植え込んだのは普及種ばかりだから、とびっきりのオススメがないんですよ。

おすすめを次に聞かれた時に困らないよう、今度作る寄せ植えに1苗か2苗ぐらいは、ちょいレア種を植え込んでおきます…

あ! 手作りの「Happy Birthday」ピックはちゃんとつけておきましたので。

このあとは、「私も…自分の分も買おうかなっ。」って言ってくれたんです。

待ってました!

出店イベントの応募で落選し、行き場がない寄せ植えを売るチャンスが来ましたよ!

さっきの寄せ植えは鉢代があるんで、それなりの値段を付けてましたが、こちらなら格安で提供いたします。

普及種ばかりですので、何ならただで持って帰っても結構なんですけど…

だけどそれをやると、多肉初心者女子(仮)の口コミで「〇〇さんから聞いてきました~」なんて他の人が来られた時に、その方にも無料で上げないといけなくなるし、うちはそこまで余裕はありません。

リメ缶の材料費と少しの手間賃だけいただくことにしました。

あのリメ缶の寄せ植えたちは、メダカのいないリアル火鉢の水槽の上に飾ってましたね。

そこを懐中電灯で照らしてあげてたんです。

ここでも、「どれがいいかなぁ?」と悩んでました。

で、決めたのは、これ。

前列のど真ん中の鉢がなくなってますよね。

この鉢を手に取り、「これにする!」と買ってくれたんです。

どれだったかと言うと、前日撮影してた写真がありますので、載せておきます。

ピンク色の鉢です。

これに決めた理由は…

なんだかわかります?

色づく多肉をこよなく愛する人だったり、珍しい苗やカラフルな苗をついつい買いまくってしまう「多肉狩り」に命を燃やす人が聞けば、「決め手はそこなの? そこなんかーい?」って言いたくなる理由です。

これに決めた理由は…

「花が咲いてるから…」

えーーー?

そこなんかーーーい????

よく見ると、ブロウメアナに花が咲いてるんですよ、白い花が…

虫眼鏡で見ないとわからないほど小さな花です…

虫眼鏡はちょっと大げさすぎますが、ほんと小さな花で、多肉の色や形が好きで育ててる人は、「決め手はそこなの? ほんとに?」って思いますよね。

oyageeも、「花が咲いてるから、これにする!」ってことを聞いて、「え?ホント? 違う理由にしてよー!」って思いましたもん。

ブロウメアナって、こんな植物です。

暗くて申し訳ないですが、葉は小さく、表面に小さな産毛のような毛が生えてます。

クラッスラの仲間ですね。

この株には花が1つも咲いてないんですが、何故か多肉初心者女子(仮)が選んだブロウメアナには、小さな花が咲いてたんです。

「よく見つけたよなぁ」っていうレベルの目立たない花です。

十人十色… 人それぞれ…

多肉を選ぶ時に、花で選ぶ人もいるんですよね…

oyageeは多肉の花には全く興味ありません。

蕾がつけば、摘んじゃうぐらいですから…

花芽には、害虫がつきやすいんです。

それに、花に栄養を取られて株が弱るし、花が咲くってことは、花が枯れた後は種子ができるってことですよね…

種子が作るってことは子孫を残すっていう意味なので、親株は枯れるものが多いような気がするんです。

全部が全部じゃあないけど、花芽がびよーんと伸びた苗は結構枯れてしまったりしてます。

だから、かわいそうだけど花が咲く前に摘んじゃうんですよ。

しかし、交配させて新品種を作るのが好きな人は花を大切にするでしょうし、多肉を育ててる人の中には、花を見るために多肉を育ててる…っていう人が、100人に1人か2人ぐらいはいるんじゃあないかと思ってました。

しかし、本日、訂正しておきます。

多肉を育ててる人で100人に10人ぐらいは、多肉の花に興味ある人がいるのかもしれません…

多肉初心者女子は、花全般が好きなようで、ここも花が咲いてる!って花に興味を示してるんです。

これは火祭り。

火祭りも、今、白い花が咲いてます。

ここにも!って言うんですけど、これは花じゃあないんです。

花のように見えるけど、これはセダムのシルバーペット。

もしくは、レフレクサム。

2つの名前があるだけで、もしかして同じものかもしれません。

青白い葉をしてるので、懐中電灯の光に反射して、花が咲いてるように見えてしまったようです…

今日の教訓は、「蓼食う虫も好き好き」

人の好みはそれぞれで、だいぶ違いがあるんですよ。

寄せ植えに、自分が好きなものばかり植えても、他の人が嫌いだったりするってことですよね。

今回のことでよくわかりました。

多肉を花で選ぶ人も、100人いれば10人いるということを学びましたので、ほとんど増やしたことのないブロウメアナを増やしておきます。

このブロウメアナ、こうやって土に挿しておけば、今の時期なら勝手にモリモリ増えてくれる多肉植物です。

多肉初心者女子(仮)のために、これぐらい差しておけば、2~3か月後には結構大きくなってくれてると思います。

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多肉初心者女子(仮)が、帰り際に、「今度は明るい時間に見に来ます!」と言ってましたので、次は、ブロウメアナをメインにした寄せ植えでも作っておきましょうかね…

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