冬型多肉のはずなのに、寒さにはめっぽう弱かったアエオニウム属のあれやこれ… みんな、春には復活してくれる?【oyageeの植物観察日記】

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最強寒波がやっと去ってくれました。

まだ今日も最高気温が10度以下で、寒いですが…

最強寒波襲来で、慌てて室内へ取り込んだ多肉…。

もう屋内へと避難させる場所がなく、最終的に外でも何とか頑張ってくれた多肉…。

そして、弱っている多肉…。

外の多肉達はどうなってるのか?

気が気ではないんで、本日、パトロールしてみます。

2階のベランダはまだ簡易屋根を設置したままなので、しっかり見て回れません。

裏の畑も、小屋の隙間に押し込んだままなので、全部は確認できません。

本日は、家の南側の軒下部分にある多肉達をチェック。

まずはスチールラックの真ん中の段に置いてるトレイから。

こちらは、育苗トレイを45リットルのゴミ袋に入れ、多肉が入ってる育苗トレイに被せて防寒対策にしています。

防寒対策がちょっと遅かったんで、弱ってる苗があるんですよね…

開けてみると…

手前の傾いてる苗は、白牡丹だと思います。

これは弱ってるのではなく、ただ頭が重くて倒れているだけ…

その隣の紫色した多肉が変です。

紫色だけど、名前は「黒法師」

葉がしなっとなってて、クタッとなってますよね。

これ、最強寒波前は葉が「夏のヒマワリ」のようにきれいに開いて元気だったから、寒さにやられたんだと思います。

次は、エアコンの室外機の上に置いてるトレイを。

エアコンの室外機の上に植物を置くのって、本当はよくないんですよ。

エアコンの稼働中は振動はあるし、自然の風ではない風が周辺に吹くんで、室外機のそばに置くのは本当はよくないんですが、置く場所がなくて…

ぷっくりしたもの、木立化したもの、きれいに色づいてるもの、モフモフしたもの、まだ小苗のもの、いろんな姿をした苗が混ざってますが、この中に変な色になってる苗がありますよね。

これ、「キウイ」です。

またの名を「夕映え」

寒波前は、小さいながらも、きれいな黄色が段々浮き出てきてたんですけど…

見事に寒さにやられ、茶色に変色してしまいました。

家の壁づたいに木製の戸棚を置いてます。

これ、以前は工具などの道具箱入れでしたが、道具箱は他に移動させ、今は多肉専用棚になり、寒さをしのぐためにゴミ袋を前面に貼ってます。

その上には育苗トレイが3つ。

ここは完全に軒下になり、地上からも高いので、特に寒さ対策はしていません。

1つ下ろしてみましょう。

ほとんどの苗は問題なさそうですが、中には透明になりかけてたり、弱ってるものがありますね。

注目はこの2つ。

2つとも、「富士の白雪」という品種です。

葉に白の斑が入る多肉植物なんです。

これも寒さにやられて、茶色くなってしまってます。

玄関を出たところにはこの苗たち。

これは、去年11月の「年に一度の多肉狩り」と、12月の「多肉処分苗を買い納め」で買った苗です。

徒長してるもの、色づきが悪いもの、形がおかしいものは、1鉢50円の処分価格で買って帰ったんですが、まだ植替えも葉挿しもしておらず、全くの手つかずのままでこのトレイに入れてました。

玄関前だから、霜も降りる場所ではなく、寒風もある程度は遮れる場所なので、それほど寒くはない場所です。

これ、色がおかしいですね…

カシミアバイオレットが、生気は消えうせて半透明の色に…

寒さ焼けです…

で、奥にあるのもおかしいです。

これは愛染錦。

完全に寒さで枯れちゃってます。

というのが、この愛染錦は今回の最強寒波ではなく、12月中旬に寒波が来ましたよね。

あの寒波の時に、ここではなく、霜が降りるようなもっと寒い場所に置いてました。

すると、この愛染錦だけの葉が茶色くなってしまい、「復活、無理かな…」とか思いながら今回の寒波を迎えましたが、復活どころか、今は影も形もない状態になってしまいました。

家の裏の方に行きましょう。

裏に行く途中に、多肉がぽつぽつと置いてるんです。

ここはほとんどどうでもいい苗ばかり。

右の茶プランターに枯れてる苗が垂れてますが、あれはエリコイデスという多肉。

寒さに弱いみたいで、結構前からあの状態です。

その下…

寒さにやられそうだから、なるべく壁にひっつけて、隙間に押し込んでたんですが、この場所で寒さには勝てなかったようです。

これは、レモネード。 もしくは、バレリーナ。

葉がくしゃくしゃで萎れてる… これも寒さ焼け。

家の裏には、小屋があるんです。

ここは隣のお宅所有の畑ですが、小屋だけはうちの所有で、昔は親が畑を借りて野菜を作り、この小屋に農機具などの置き場所にしてました。

今は野菜を作ってないんですが、小屋はそのまんま。

その小屋の隙間に、多肉を押し込んでるんです。

本日はまだ出しません。

あと2~3日は最高気温は1桁ですし、最低気温もまだマイナス気温になるようですので、それが過ぎた後にでも一斉に出そうかと…

手前の上に置いてる白いトレイだけ出して確認してみますね。

ほとんど問題ないですが、これ。

これも「キウイ(夕映え)」

黄色と緑のきれいなキウイでしたが、色が半透明状になり、茶色に変色してきてますね。

寒さにやられた証拠です。

小屋の横に回ってみましょう。

手前のトレイは、購入して3年ほど経つ苗ばかり。

まだ一度も植え替えてないので、茶色のプラ鉢のままです。

木立化してたり、寄せ植えに使うために摘んでも、脇芽が出て育ってますね。

手前の「恋心」は、寒さでちょっと弱りかけてますが、もっと弱ってるものが!

右側の、見切れてる緑色の苗です!

葉がだらんと垂れて… これも寒さにやられてます。

これ、「八咫の鏡」

「やたのかがみ」と読むようです。

最強寒波で、もうちょっとやられてたり、弱ってたりする苗が多いかと思いましたが、意外と元気で安心しました。

今日は弱った苗をクローズアップしてみましたが、もうおわかりでしょう。

共通点があります。

すべて同じ属性…

そう!

「アエオニウム属」なんです。

アエオニウム属って、寒さに弱いの?

冬型でしょ?

寒さに強いんじゃ?

いやいやいや… 寒さに弱いみたいです。

春秋型のエケベリアより、寒さに弱いってどういうことよ???

アエオニウム属の多肉が、こんなに寒さに弱いってわかってたら、もっと防寒対策したり、室内に取り込んでたりしましたが、1つのトレイに属性を分けないで管理したのが間違いでした。

「一緒に買ったから、このトレイで管理しよ…」とか、「植え替えた時が同じだから、同じトレイに入れて…」って理由で、同じトレイで管理しちゃうのは危険ですね。

本当は、属性で分けたり、生育タイプが同じ苗で分けた方が、本当はいいんです。

仕分けしなきゃいけないと思いながらも、やらなかった罰ですかね? 枯らしてしまったのは…

多肉本を何冊か持ってるんですが、1冊を除いては、「アエオニウム属の生育期は冬型」と記載されてます。

だけど、何故か1冊だけは、「夏型」と記載…

アエオニウムって、思ってた以上に寒さに弱かったんだから、もしかして夏型が正解? この1冊が当たってるんだろうか?って思うんですが、アエオニウムって、夏も意外と弱いんです。

春までは葉がきれいに開いてるんですが、夏は暑さか、蒸れか、何かはわからないですけど、葉が結構落ちます。

1枚、また1枚…とパラパラと落ちて、最後は葉が一枚もなくなり、丸坊主になっちゃうんです。

運が良ければ、秋になると何もない茎から芽吹き、葉が出てきますが、最悪の場合は、その茎も枯れます…

じゃ、春になると生育が始まるのなら、春秋型が大正解???

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で、結論…

「アエオニウム属の多肉は冬型なのに、寒さには意外と弱かった。 だけど、夏にも弱い。

『冬型、イコール、冬に強い』という意味ではないので、アエオニウムは、夏は涼しい日陰で管理し、冬は防寒対策をしっかりと!」

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