先日、サンセベリアの植え替えのブログでも申しましたように、多肉の葉挿しや植え替えの方にかまってしまい、観葉植物の植え替えなどが後手後手になっております。
だけど、今すぐにでも、即刻に植え替えなきゃ、また暑い夏がやってきます。
暑いだけならいいんです、日本の夏は蒸し暑さを伴います。
この蒸し暑さが厄介者… 植物たちには一大事なんです。
湿度が高いと、弱ったり、蒸れてしまう…
高温+湿気のダブルパンチで、特に葉の密集してる植物や暑さが苦手な植物は、弱ったり枯れたりするんです。
蒸れに要注意です。
観葉植物も、茎が軟らかい品種とか葉が薄い品種は、柔らかい部分が傷んでしまいます。
注意が必要です。
去年、ワイヤープランツを梅雨明け前に増やそうと思って茎挿ししたんですが、ほぼ全滅です。
しかし、時期をずらせば、ワイヤープランツは簡単に増やせる植物なんです。
茎をカットし、土に挿して、あとは水切れをさせなければ、ほぼ根付いてくれるんです。
ただし、蒸し暑い夏場はNG。 冬もやらない方がでしょう…
やるなら、4~6月、もしくは9~10月がオススメです。
今日はワイヤープランツのお話ではないんです…
本日は、ゴールドクレストの植え替えです。
先日のサンセベリアの植え替えでもお申しましたが、今、急いでやらなきゃいけないのがサンセベリアとゴールドクレストの植え替えなんです。
サンセベリアは、まだ大御所のローレンティが残っています。
半分ほど枯れてます。悲惨です。
これはまた後日にでも…
そのサンセベリアよりも前にやらなきゃいけないのが、ゴールドクレストの挿し木なんです。
何故、こんなに急いで植え替えなきゃいけないかと言いますと、挿し木をして約1年が経過しているということ!
そして、ゴールドクレストは寒い国の植物です。
真夏に植え替えることは、まだ小さいゴールドクレストの苗にはちょっとばかり「酷」じゃあないかと思うんですよ。
なるべく涼しい今の時期に植え替えて、しっかり根付かせて、暑い夏を乗り切ってもらうと考えてるんです。
挿し木をしたのは、去年の5月27日でした。
- oyageeの知らない「ゴールドクレスト」の世界 (17.05.27更新)
6月とか7月のイメージがありましたが、5月の末に挿し木をしてたんですね?
ということは、もう1年経過したってことじゃあないですか…
こりゃあまずいです。
挿し木をしてから、何度かブログで経過報告してまいりましたが、本日、ついにバーミキュライトの挿し床からゴールドクレストの小さな苗を抜いてみます。
実は、去年の10月、1本だけ試しに抜いてみました。
あの時も根が出てました。
- ホラ、根! ヤッパリ、根! ゴールドクレストの根!! 挿し木、初成功!!! (17.10.13更新)
だけど、この苗は赤玉土のみで挿し木をしたゴールドクレストの苗でした。
バーミキュライトの挿し床の方は当たらず触らず状態だったんです。
その後は、何もすることもなく、冬も屋外でほぼ半放置状態。
水切れしないよう、たまにじょうろで水やりをしたぐらいです。
真冬でも、水やりはしっかりとやっておりました。
もう1年が経過してるとなると、バーミキュライトの中の根は果たしてどうなってるのか?
心配になってきました。
根、本当に出てるんでしょうか、ネ?
ちなみに、今現在の姿はこんな風です…
外に置きっぱなしだから、雑草の種子が飛んできて、我が物顔で育ってます。
oyageeがよく言ってる「脇役的存在多年草・マンネングサ」も、気づけば根付いてて、ひょろひょろした苗に育ってますね…
これは、以前のブログにも登場した側溝で拾ってきた「側溝セダム」の端くれです。
いつ、どこから飛んできたのかわかりません。
側溝セダムの繁殖力、恐ろしや…
これじゃあ、雑草を育ててる挿し床ですよ…
肝心なゴールドクレストの苗はというと…
それほど枯れてはないんです。
以前よりは本数は減ってきてます。
だけど、大半の苗は残ってますね。
かといって、大きく育ってるって風でもないんです。
他の観葉植物なら、1年も経過すれば、前の姿がわからないぐらい大きく育ちます。
ウンベラータなんて、1年に何十センチも伸びるんですから…
しかし、ゴールドクレストに至っては、あまり変化はないんです。
さて、ついに挿し床から抜いてみますよ!
出てますね、大きな根が!
しかし、思ったよりも出てません…
もっともじゃもじゃの根が出てるのかと思ってました。
しかも、見るからに「生きてる」って根じゃあないですよね。
枯れてるんじゃあない?って思うぐらい活気がなく、きれいな色ではありません。
そして、針金のように硬いです。
弾力性があります。
こんな根で1年間生きてたのが不思議なぐらいです。
全苗を抜いてみましたが、ほぼ同じような根ですね。
これを植えていきますが、大きい苗グループは、挿し床から2ステップアップして、一気にビニールポットへ1苗ずつ植え替えます。
小さい苗グループは、どれも根が出てません…
全く出てないんです。
だけど、緑の葉が1年間枯れずに保ってたってことは、生きてるんですよね?
切り口から水を吸い上げてるだけだったんでしょうか?
この子たちも、捨てるのはかわいそうなので、土へ植え替えます。
しかし、ほんとに小さい苗なんです。
小さいポットに植えても、根がないし、水やりするとポット内を泳ぎ回るだけです。
本数も多いので、なん十個もビニールポットを用意しなきゃいけません。
なので、ミニプランターに小さい子たちを等間隔に植えて、一括管理していきます。
多分、根は出なくて枯れると思いますが…
植替えの土は、観葉植物に適してる土を使用します。
赤玉土と腐葉土をほぼ同量混ぜ、あとは観葉植物専用の土とパーライトを少し入れてます。
市販の観葉植物専用の土って、いろんな土が適度に混ざってるので、便利ちゃあ便利なんですが、水はけと植物が生長するためには、市販の土だけだと不安なんですよね。
だから、赤玉と腐葉土を混ぜたりしてます。
植え替え後はすぐに水やりしましょう。
せっかくここまで生き延びてくれたのに、水やりを忘れてて枯らしちゃった…なんてなったら、1年の努力が水の泡ですから。
この1年間、いろいろありました…
・屋外で管理してるゴールドクレストの挿し床、台風襲来の時は避難させました。
・夏場は水切れさせないように毎日じょうろで適量に水やりしてました。
・数か月が経つ頃には、根は出てないか? もう出てるんじゃあないか? まだか?と毎日のように挿し床にしてるペットボトルの底から覗いてました…
これまでのあの努力を、植え替え直後の水やりを忘れ、ついに枯らしちゃった…なんてなったら、泣くに泣けません。
1年間のこの努力を返せーって叫びたくなりますよ。
1年でこれぐらいだから、まともなゴールドクレストになるのはいつになることやら…
今年のクリスマスも、この苗を使ってクリスマスツリーのデコレーションするはほぼ無理っぽいです…
気長に待つことにします。
それにしても、1年でここまで生長してくれたことに感謝します。
よくぞここまで生き延びてくれました。
時間はかかります。
だけど、時間がかかってるからこそ、根が出た喜びは格別なものがあります。
皆さんも、ゴールドクレストの挿し木に挑戦してみてはいかがですか?
ゴールドクレストの挿し木の成功への道は…
大事なのは、まずは挿し木をスタートさせる時期です。
夏はやらない方がいいでしょう。
冬も厳しいかもしれません。
秋はやったことがないですが、やるなら3~5月が適期でしょう。
管理する場所…置き場所は、特に問題はないようです。
ただし、夏場の直射日光は避けた方がよいと思います。
植物にとって「風」というものは非常に大事ですので、屋外で管理してください。
そして、これが最重要ポイントです。
水やりがとっても重要になります。
水切れは厳禁です。
バーミキュライトという挿し床でやりましたが、バーミキュライトは保水性があります。
数日間水やりしなくても、水分が保てる人工用土です。
ただし、乾燥してる日が続いたり、暑さが厳しい夏場は水分がすぐに蒸発してしまいますので、こまめに水分をチェックし、乾いてたら水やりしてください。
バーミキュライトを素手で触ってみて、湿ってたらまだOK、乾いてたら即刻水やりをしてください。
夏場はほぼ毎日水をかけても大丈夫です。
水は、鉢底から流れ出るぐらいたっぷりとあげてください。
ゴールドクレストの根腐れは、ほぼ心配ないとみていいでしょう。
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今日植え替えた苗たちにまた動きがございましたら、ご報告いたします。
以上、「挿し木をしたゴールドクレストの植替え」でした。