このブログは、立春も過ぎ、段々と春を感じる日がありながらも、まだまだ朝晩は冷え込む2月10日のことです。
2月になると、1月の一時期ほどの強烈な寒さではなくなってきたようにも思えますが、まだまだ寒い日があったりします。
寒い日と暖かい日を交互に繰り返しながら、これから段々と春がやってくるんですよね。
多肉の防寒対策は、霜が降りるか降りないか、あたりのものが凍るか凍らないかが分かれ目…
霜が降りる、あたりのものが凍ってしまうような朝なら、多肉を防寒対策したり、大事な苗は室内へと取り込みます。
大丈夫そうなら、別にこれといった対策はしなく、そのままにしておくんです。
前日に、翌日の天気予報を確認したら、翌朝の最低気温予想は3度でした。
3度… 微妙です…
2度だったら、防寒対策をします。
これはうろ覚えで確実ではありませんが、凍るのは氷点下0度からではなくて、2度から凍り始めるって聞いたことがあるんです。
水と多肉は違うものですので、水が2度で凍り始めても、多肉は平気なのかもしれませんが、予想最低気温が2度だと多肉の防寒対策をするようにしています。
気温の誤差もあるでしょうし、あくまでも予想なので、実際の気温の1,2度ぐらいの差は発生するかもしれません。
それに、某お天気アプリの予報だから、2~3度のの誤差はいつものことだし、あてにならないし…
だから、最低気温が2度の予想だと、防寒対策はするようにしてるんです。
逆に、最低気温の予報が5度以上だと、防寒対策はしません。
明日の朝の最低気温が2度だったら片づける意思が固まるし、5度以上だったら何もしないんですが、3度とか4度だと正直微妙なんです…
2階のベランダの多肉の防寒対策は、簡易屋根を設置したり、不織布シートを全部に被せたり…
外回りの多肉は、霜の降りない場所へ移動させ、裏の多肉は小屋の隙間に押し込んで…と、小一時間はかかります。
しかも結構な肉体労働…
終わった後は、ぐったり疲れてしまうんです…
どうしようか、どうしようか、めんどくさいな…とか思いながらも、片付けなくて多肉が凍ってダメになり後悔するよりは、片づけが少々きつくても安心できる方がいい…ってことで、やっぱ防寒対策をすることにしたんです。
まだ小苗の葉挿し専用トレイは、室内の廊下へ持ち込みました。
大きな苗が入ってるトレイはそのままベランダに置いといて、上にガーデン用柵のラティスと波板ポリカートを乗せて簡易屋根を。
腰が痛くなったので、半分のエリアは屋根を設置せずに、不織布シートで覆い、防寒対策。
前日、この作業を日が落ちて真っ暗な中でやったんです。
これからが2月10日当日の話になります。
朝、ベランダに出てみると、簡易屋根を設置したラティスには霜が降りてました。
水やり用にと、雨水が衣装ケースに溜まった水も、氷が張ってました…
葉挿し専用トレイの小苗たちは、室内の廊下へと避難させてましたので、無事でした。
ベランダの家側の多肉は、今回は屋根を設置しませんでしたが、真っ白い不織布シートで覆って、防寒対策しております。
わっ! ツインピークスのローラーパーマーだらけ!!!
ここまで白いものが並ばれたら、不気味ですよね…
包まれた多肉達は無事なのか、手前側をめくって確認してみますね。
赤い苗は、丸葉アリエル。
摘まんでみましたが、弾力があるので、凍ってませんね。
ちょっと待ってください…
3枚上の写真…
あってはいけないものが、ありません???
もう一度確認してみますよ…
手前のエリアの多肉は、簡易屋根を設置しなくて、不織布シートでくるんでました。
奥の道路側のエリアの多肉は、簡易屋根を低く設置し、冷気が入らないように、波板ポリカートと曲げて、ブロックで抑えてたんです。
そのブロックのところ…
そこに、白いトレイが…
これ、取り込み忘れた葉挿しトレイでは…???
んぎゃー!
このトレイ、昨夜廊下へ取り込むのを完全に忘れております!
こういう白い容器に入った葉挿し専用トレイは、正直何枚あるのかわかりません。
何枚のトレイに葉挿しをやってて、何枚のトレイをベランダに置いてるのか数えたことがないですから…
昨夜は真っ暗な中で、目につくトレイを廊下へ取り込みました。
すべて取り込んだつもりでしたが、この1枚だけ残ってたようです…
これだけ取り込み忘れてたんです。
ラティスには霜が降り、水やり用の水には氷が張ってるってことは、今朝は0度近くまで、もしかして氷点下まで下がったのかもしれません。
そんな条件下で、このトレイを一晩中外へ置きっぱなしにしてました。
ある程度大きな苗なら、大丈夫なんですが、植わってるのは小苗たちばかり…
見た目は、別に問題なさそうですが、凍ってません?
確認してみます。
摘まんでみると…
硬い…
マジにカッチカチに凍ってます!
さっきの丸葉アリエルとは、比べ物にならないぐらい硬いんです。
だって、葉がカチカチで微動だりともしないんですもの。
これはやばいです!
この葉挿しトレイの葉挿しは、あまり成長がよくないんですが、結構大事なものばかり植わってます。
凍らせたら困るんです…
枯れたらさらに困るんです…
すぐに室内へと取り込みます。
今更…?
手遅れでしょうか?
なんとかなりません?
すぐに解凍したい…
手のぬくもりで解凍できますかね?
2~3分、軽く握った状態にしてたんです。
すると、汗をかいてきました…
溶けてます?
これぞ、ハンドパワーでしょうか?
他の苗もじわじわと溶けてるようですね…
しかし、なんだか見た目がやばくありません?
この苗の名札、「インズリ」ではなく、「インブリガータ」と書いてるんですけど…
でも、インブリガータではありません。
奥の見えない名札…「ハッピーデー」です。
このハッピーデー、中心部分が黒ずんできてるような???
この苗は、「レモンベリーhyb×ヒアリナ」
色が褪めてきてて、生気を失ってきてるような???
手のぬくもりがよくなかったんでしょうか?
じゃ、自然の風で解凍を…
近くにあった扇子で仰いで、自然の風を送り、自然解凍させます。
これじゃ、冷たい風しか行かないんで、余計に寒くなって弱ってきそうです…
ここは、もう文明の利器を使って、急速解凍しかないでしょう。
ドライヤーです!
溶けてきましたけど、余計にやばくなってません?
半透明になってきてるような???
これ、「赤い唇」という品種。
アガボイデスの仲間のようです。
外葉が完全に透けた状態になり、中心部の葉も白くなってきてますよね?
横一列に並んでるのは、パンジーという品種。
右側の小苗、これが正常の姿で、正常の色なんです。
他の苗は、葉が半透明になってきてますよね?
これは、「Heries」という品種。
スペルか、名前、間違ってるかもしれません。
これも、右の苗は正常だけど、左の2苗は半透明になりかかってますよね…
ドライヤーの熱風を直接当てたからいけなかったんだと思い、手を添えて間接的に当ててみることにしました。
人工の風って、エアコンもそうだけど、植物に直接当たるのはよくないんです。
ドライヤーの風もそうだと思いますよ。
どんどん悪化してるような気がしますけど?
赤い唇がさっきより、もっと透明度を増してきてます。
葉の内部が完全に凍ってしまい、細胞が壊れて壊死し、透明になってきてるんでは?
3時間後の赤い唇の姿です。
太陽が昇ってきたので、日光の力を借りて解凍させましたけど、この半透明、ダメな姿ですよね?
この透明度は、復活が無理っぽい色ですよね?
この「Heries」も、内部が透けて見えるほど透き通ってきてます。
そして、パンジー。
右の1苗は、普段の姿のままですが、残りのパンジーの葉は半透明に…
これは復活がダメな姿…
葉が半透明になるのって、蒸れや暑さで葉がポロポロ落ちる「葉ポロ」現象の前に起こります。
中の水分が出たり、急に黒くなって萎れたりしますよね。
それに似た現象が、凍った時も起こってしまいました。
葉がまだポロポロと落ちたりはしないけど、半透明の葉は非常にやばい現象です…
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このトレイに植わってる苗は、全部がダメになっちゃうんでしょうか?
葉挿しトレイを取り込み忘れたのが、すべての失敗の始まりだった…
復活、しない? する? しない? しない? しない…???