本日もアロエのおやっさんが登場です。
すると、「お兄ちゃんにお願いしたいことがあるんやが…」って言い残し、すぐに帰っていきました。
oyageeの下の名前を知らないんで、たまにoyageeのことを「お兄ちゃん」と呼ぶんです。
アロエのおやっさんより、だいぶ年下なんですけど?
持ってきたものは…
なんですか、これは???
円盤?
隕石?
月か火星にでも行って、隕石でも拾ってきたんですか?
アロエのおやっさん、実は宇宙飛行士???
またヘンなもの持ってきましたよ、おやっさんが!!!
そしたら、「これにエケベリアを植えてくれー!」って言うんです。
ははぁん、そういうことだったんですね?
昨日もアロエのおやっさんがやって来ました。
その帰りに、普段は全く興味のない、見向きもしないエケベリアなどを植えた寄せ植えを、昨日に限ってずっと見てたんで、いつものアロエのおやっさんとは違うな…って思ってたんです。
【20.02.20のブログより】
いつもは、エケベリアなどには見向きもせずに素通りするはずなのに…
嫌な予感がしたんですよ…
昨日の予感、敵中です…
oyageeの作った多肉の寄せ植えずっとガン見してたんで、どうしたんだろう?って思ったんですが、これにエケベリアを植えてくれ… こういうことだったんですね?
アロエのおやっさんと言うのは、おやっさんと知り合った時にはアロエしか興味なかったから、「アロエのおやっさん」と呼んでます。
その後、ハオルチアだったり、ガステリアだったり、アガベだったりに興味を持ち始めたんですが、何故かエケベリアなどのタニクタニクした多肉だけはそっぽ向いてました。
タニクタニクした多肉と言うのは、ロゼット状になり、色づく多肉のことです。
おやっさんは、この寄せ植えを見てたんです。
ついに、アロエのおやっさんも、エケベリアの魅力に取りつかれてしまったのか?
これまで、色づく多肉に全く興味を示さなかった田舎のオヤジでさえも虜にしてしまう…
これが多肉の魅力! そして、多肉の恐ろしさ…
「多肉マジック」なのであります。
しかし、何故急にエケベリアなどの多肉に興味を持ち始めたのか、謎です…
きっとアロエやガステリアに飽きたのか、ただの気まぐれ屋さんなのでしょう…
これが、アロエのおやっさんの正体なのです…
「これにエケベリアを植えるんですか?」って聞いたんですよ。
すると、否定せずに「そう!」の返事…
はっきり言います! 無理です!
こんな浅い器にエケベリアなんて植えられませんって!
絶対に根付くはずないですよ。
それに、真ん中の隕石みたいな物体… これが邪魔です。
すると、「石のところに、エケベリアを植えて欲しい…」って言うんです。
この石に植えろって!??
うそでしょ? マジで言ってます?
中心の赤丸の窪んでるところがあるでしょ?
あそこに植えろって…
エケベリアはシダやセッコクじゃあないんだから、石には生えませんって!
セッコクは、樹木の割れ目や岩場の隙間などに自生して育ってますよね。
うちのセッコクも、枯れた大木に根を張って生きてるんです。
枯れ気味だけど、春になって暖かくなり、雨も多くなったら、復活すると思います。
そして、春頃にはまた白い花が咲くかと…
「イワヒバ」ってわかりますか?
岩などに自生する、ジュリセンのようなヒラヒラの植物がありますよね。
土よりも、岩肌のような硬いところが大好きなシダの仲間です。
水切れや冬は茶色くなって枯れたかと思っても、暖かくなって雨が多くなると知らないうちに蘇るゾンビみたいな植物です。
うちにあるイワヒバは、今はこんな状態。
枯れてるように見えるけど、しっかり石にしがみついてるんで、これも春になって雨が多くなったら、復活すると思いますよ。
おやっさんが持ってきた鉢の中央の石に、このイワヒバを植えるのならわかりますよ。
深さがなくても、岩のかすかな水分を吸収しながら生き続けることができると思いますので。
だけど、多肉ですよ? それも、エケベリアですよ?
草系セダムならもしかして根付くかもしれませんが、株が大きいエケベリアは無理そうですよねぇ?
いや、無理です!
突拍子もない無理難題を言ってきやがった…
突然変なことを言い出すのが、アロエのおやっさんの特徴なんです…
さらに無理難題なのが、お代を置いて行ったんで、それなりにいい寄せ植えを作らないといけません。
お金をもらったら、それなりのものを作らないと悪いでしょ?
お代をもらわないのなら、その辺に植わってる、増えすぎて困ってる多肉を植えようかと思ってました。
秋麗とか、朧月とか、パープルデイライトとか、秋麗とか、秋麗とか…を。
秋麗、多すぎました?
だって、始末に困るほどあるんですもの、秋麗が…
お金をもらってなかったら、いっそのこと、秋麗だけを植え込み、「秋麗丼」にして返したい気分です。
お金をもらったから、この3品種は使えないですよね…
さらにさらに無理難題が、前もって多肉苗の好き嫌いを言われたので、使えそうな品種と使えない品種がはっきり分かれてしまったんです。
その使える多肉と使えない多肉が、両極端なんですよ、このおやっさんは…
おやっさんが持ってきた浅い容器の植木鉢を置いたそばに、多肉トレイを置いており、植え込んで欲しい苗をこの中から物色し始めました。
きれいに色づいてる、薔薇のようなロゼットタイプの多肉がお好きなようです。
こういうやつ…
これ、メキシコポルデンシスという品種ですが、これを指さして、「これがいいな!」と言うんです…
指定しないでください!
これは使えません、あまり増えてないんで…
で、「これはすかん!」っとはっきりおっしゃいまして…
これは、なんでしょ?
名前を確認してないですが、プクプク系、ムチムチ系の多肉です。
一言「すかん!」…ですよ?
好き嫌い、白黒はっきりしてるのが、アロエのおやっさんの性格です。
好きなものばかり植えるわけにはいきません!
寄せ植えって言うのは、好きな苗も嫌いな苗も一つになってるから、いいんじゃあないですか…
好きなものばかり集めてたら、偏食体質になってしまいますよ?
それに、すかんと言われても、多肉だっておやっさんのこと、好きではないと思いますけど???
これまで一切見向きもしなかったエケベリアに、急に興味を持ち始めたアロエのおやっさん…
この変わり身の早さは、なんなんでしょ?
後、指差したのは、近くにあったセンペルさん。
これは、センペルビュッフェのセンペルさんたちです。
先月の大雪で真っ白な雪を被ってしまってたセンペルさんたちです。
全然問題なく成長しています。
「こういうバラのような形のエケベリアを植えて欲しい!」っておっしゃいますけど、これはダメです! 使いません!
1品種1ポットずつ植えてまして、まだまだ小苗だし、全然増えてないんで、これは絶対に使えませんから。
で、一言言っていいですか? これ、エケベリアではないんですけど???
アロエのおやっさんの頭の中の多肉分類は、アロエとハオルチアとガステリアとアガベがあり、その他の多肉は全部エケベリアという分類のようです…
今回の寄せ植えは、石のあのくぼみに、エケベリアを3つぐらい植えてくれという依頼です。
回りのところはセダムでもいいけど、真ん中はエケベリアがいいらしいです。
あの部分に3つの苗も植えられます???
えーーー!? 無理!!!
アロエのおやっさんの頭の中は、何でもあり!なんでしょう…
おやっさんは、なんでもありの、ポジティブ人間の方のようです。
植物ってしっかり根が張ってるから、生き続けられるんです。
根がしっかり張ってないと、自分を支えられなくていつまでも不安定。
成長の妨げになります。
また、根が張れてないと、水分や養分を吸い上げられないんで、だんだん弱ってきます。
石のくぼみって、どれぐらいの深さなんでしょう?
筒抜けで、下の鉢まで空いてたら、根は張れるでしょうけど、もしも3センチぐらいの浅いくぼみだったらどうします?
缶詰のツナ缶ぐらいの浅さだったら???
どれぐらいの深さなのか、明日さっそくチェックしてみます。
ホントに、こんな薄い鉢に、さらに隕石のような石に、エケベリアを植えることができると思います??
正直言って、こんな植木鉢にエケベリアメインの寄せ植えを作る自信ないです…
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だけど、すでにお代をもらったんで、作るしかないですね…
やってみます、近日中にでも…