朝早く、観葉植物の水やりをしてました。
午前6時ぐらいでしたか…
まだ誰も人の気配はありません。
たまに、散歩をしてる人がいるけど、ここの水道水は道路からは死角になるんで、人とことはほとんどないんです。
お隣さんの畑の一角に地下水をくみ上げてる水道水があって、そこにトレイごと抱えていき、水やりしたんです。
ジャバジャバ水やりしてたら、後ろから人の気配が…
トコ、トコ…と歩いてくる足音が聞こえます…
たまにコースを変えて歩く人は、会っちゃうんですよ。
すると、「おはようございます~ あらぁ、○○さんじゃあないですかぁ!」の声…
とってもお上品で、おしとやかにおしゃべりになるあのおばあさま…
あ! クララのおばあさま!!!
まるで「アルプスの少女ハイジ」に出てくるクララのおばあさまのようなおばあさまなのです。
こんな田舎にこんなお上品なおばあさまが住んでるの?ってぐらいお上品におしゃべりになるおばあさまなのです。
どこの上級国民なんでしょうか?
きっと大都会のお金持ちの家庭に育ったお嬢様で、許嫁でこんなド田舎に嫁いでこられたに違いない!?
クララのおばあさまのようなおばあさま、ブログに何度も登場してます。
お花がとってもお好きなおばあさまなのです。
以前、育ててる多肉苗をご覧になってた時、「これはお花が咲くのですか?」ってお尋ねになられるんです。
「お花、咲くんですけど、多肉はお花を楽しむものではないんですよ…」なんて到底言えません。
「咲くんですよ。黄色や赤い花が咲きます。きれいですよー」とお答えすると、「そうなんですかー。おほほほほ」と返してくれました。
「多肉のお花はオススメできませんけど…おーほほほほ。」とは、とてもとても言えませんでした。
最近、お会いしてなかったんですが、久しぶりにお会いすることができました。
杖をついて歩いてて、朝のお散歩をされてるようです。
すると、oyageeに向かって、「何をなさってるんですか?」と聞いてきました。
「水やりなんです…」
「そうなんですねぇ…」
立て続けに、「わたくし、シャコバサボテンがおうちにあるんですね。お友達からいただいたシャコバサボテンが… そのシャコバサボテンのお花が咲かないんですよ。どうしてなんでしょうか?」って聞くんです。
シャコバサボテン???
あ、あのサボテン? 葉がたくさん出て、オリヅルランのように噴水状に広がって、葉の先にピンクの花が咲くあのサボテンですよね?
今はないですけど、昔うちにありました。
花が咲くと豪華絢爛で、見応えのあるサボテンですよね!
何で咲かないんでしょ?
久しぶりにDr.プランツoyageeちゃんに変身し、おばあさまのシャコバサボテンが咲かない原因を調査します!!
花って、肥料が必要なんですよねぇ…
肥料もただ肥料をやるだけではいけない。
肥料のパッケージの裏の表示を見ると、PとかKとかNとかってあって、植物の成長や花が咲くのはあの比率に関係してるんですよ。
…って、この辺のところはまだ勉強不足で、全然詳しくなくて、「久しぶりに観葉植物に肥料をやろう」って勝手にやっちゃってるんですけどね。
花を咲かせるのは、何の要素が多い肥料じゃあないといけないらしい…ってことはうっすらと覚えてるぐらいです。
だけど、シャコバサボテンの花が咲かないのは、肥料が足りないのは確実!?
クララのおばあさまのようなおばあさまに、「肥料が足りてないじゃあないでしょうか?」とお答えしたんです。
「あぁ、肥料ですか… 肥料はやってなかったです…」と答えてくれたんです。
やっぱり…
oyageeは観葉植物と多肉植物ばかりで、花はほとんど育ててません。
多肉は肥料を与えたことはないですし、観葉植物は花を咲かせるために育ててはないので、ハイポネックスを薄めたのを、成長期に気が向いたら与えてるぐらい。
1年間まるっきり与えない年もありました。 適当なんです…
観葉植物を大きくするとか、葉の緑色をイキイキさせるとかだったら、肥料は必要だけど、肥料をやらなくても枯れることはないし、肥料ってそこまで必要じゃあないんですよね。
やらないよりはやったほうがいいでしょうが、「成長期には数週間に一度の追肥」とか、そこまで定期的にしてないし、神経質にはなってないんです。
だけど、おばあさまのシャコバサボテンの花が咲かないのは、きっと肥料でしょう。
PかNかKの何かが足りないんだと思います。
「帰って肥料を与えます。ありがとうございます。」って丁寧にお礼を言い、帰って行かれました。
最後に、「それではごきげんよう」って言葉を付けられて…
「ごきげんよう」ですよ、「ごきげんよう」?
今の時代に「ごきげんよう」なんて別れ方します?
なんて返せばいいんでしょう?
やっぱり「ごきげんよう」で返答するんですか?
ごきげんようって、どういう意味???
おばあさまがお帰りになられた後、花を咲かせる栄養素は何か調べてみました。
すると、P… リン酸が足りてないんではないかと?
リン酸(P)は、花や実を促進させ、欠乏すると開花や成熟が遅延するらしいんです。
「おばあさま、シャコバサボテンにはPが多めの肥料を与えてあげてください。」
ついでに、シャコバサボテンも調べてみました。
シャコバサボテンは、別名がクリスマスカクタスと言うらしいんです。
「カクタス」…サボテンのことですよね。
カクタスと言えば、フィッシュボーンカクタス。 通称「ジグザグサボテン」ですね。
これは育ててます。
このフィッシュボーンカクタスのそばには、まん丸の手毬のようなサボテンが3つほど…
このサボテン、サボテンが欲しくて買ったのではなく、サボテンが植わってる鉢が欲しくて、処分価格の格安値段で売られてたんで、買って帰りました。
3年ぐらい前ですけどね。
一度も植え替えずに、ここに放置してます。
だって、サボテンを植え替えるのって、結構しんどくて勇気がいりません?
植替えなどの土いじりは、手袋はせずに素手でやってます。
手袋をするとどうも植えづらいし、爪や手のひらが汚くなるんだけど、基本は素手なんです。
素手でサボテンを触るのは抵抗があって、3年間ずっとこの鉢のまんまでここに放置。
そのサボテンに、花が咲いてるんですよ。
8月の終わりに咲きました。
サボテンの花も、咲けばやはりきれいですよね…
え? ちょっと待って!
このサボテン、一度も肥料を与えたことないんですけど?
1年間、真冬も真夏のここ… 水もやらず、軒下に近いから雨もほとんど当たらず、激しい雨が降れば濡れるぐらい。
そんな過酷な環境で育ったサボテンでも、開花時期が来れば花がしっかり咲くんですね?
ちょっと待ってください…
シャコバサボテンの別名の「クリスマスカクタス」、「クリスマス」って言うのが引っ掛かりません???
このサボテンは、クリスマスの時期の植物?
シャコバサボテンは冬の植物?
そう言えば、昔家にあったシャコバサボテンは、冬に室内でピンク色の花が咲いてたのを思い出しました!
シャコバサボテンの開花は、冬なんですね?
ということは、今の時期、いくら肥料をやっても花は咲かない?
おばあさまに間違った情報を伝えてしまった!?
「クララのおばあさまー!」
「違う! クララのおばあさまのようなおばあさまー 今、シャコバサボテンに肥料をやっても、花は咲きませんよー! 冬まで待ってくださいー! 間違った情報を教えてしまいましたー ごめんなさいー! ごめんあそばせーー!」
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この叫び、おばあさまに届いてくれたでしょうか???